花火係のハインツから無線が入った。
「ガーランド、3か所目の配置が終わったわよ。」
「遅すぎるぞ、明日までに間に合うのか?」
「大丈夫、私に任せといて。」
相変わらず信頼できない女だ、と俺は溜息をついた。
「どうしたのじゃ?」
「パトリシアか、いや、ちょっとな・・・。」
「船の件かの?」
「何故知っている?」
「あれだけ大きい声で話しておれば嫌でも耳に入るのじゃ。」
「これは失礼、お寝んねの邪魔だったかな?」
パトリシアが俺を睨む。
「そうカッカするな、冗談だ。」
「・・・まあいいのじゃ、そのうちレッタがうちを迎えに来るから心配いらんのじゃ。」
「まだ来るとは決まってないぞ?確証はあるのか?」
「うちには分かるのじゃ、例え離れても思いは通じる物なのじゃ。」
「・・・そういう物か?」
「そう言う物なのじゃ。」
最終更新:2011年09月26日 08:01