前の記事で速度の変位とPメーターについて書いたので、次は慣性移動と6/5走法について解説したいと思います。
1.慣性移動
まず、慣性移動について解説します。
前の記事で、移動方向にキーを入れてると速度が変化することを書いたと思います。
慣性移動はその逆です。キーを入れません。
空中でキーを入れてなかったら速度が変化することはありません。
地面ではキーを入れてなければ徐々に速度が下がります。
つまり、やり方は空中で左右のボタンを離すだけです。
これで速度が固定されます。
速度が37や49の時にキーを離せば、最高速度で固定出来ます。
地面についたそのフレームにジャンプすれば減速することもありません。
SMWのTASがピョンピョン跳ねてるのはこのためです。
速度変化はこうなります。
通常時
通常 36.
35.
36.
35.
37.
36.
35.
36.
35.
37.
36.
35.
36.
35.
37・・・ 平均
35.8
慣性移動
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37.
37・・・ 平均37
ダッシュ時
通常
48.
47.
48.
47.
49.
48.47.48.47.49.48.47.48.47.49・・・ 平均
47.8
慣性移動
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49.
49・・・ 平均49
早いのは明らかですね。
通常の移動と慣性移動では、平均して
40Fで3px差がつきます。
通常時は
31Fで1F、
ダッシュ時は
41Fで1F差がつきます。
しかし、キーを入れてないとPメーターが減少してしまい、一旦止まるとすぐにはダッシュ状態になれません。
そこで、Pメーターを維持しつつ、通常のダッシュよりも早いのが、
6/5走法です。
2.
6/5走法
こちらは人力では多分できないです。
Pメーターを回復しつつ、慣性移動で速度を維持するのが6/5走法です。
やり方は、速度が49の時に6Fだけ慣性移動を行い、5Fだけ進行方向にキーを入れ、Pメーターを回復します。
入力や、各数値は以下の様な動きをします。
なおキー入力は以下のように対応します。
. = 無入力
<^>v = 左上右下
YXAB = YXAB
キー入力 |
. |
. |
. |
. |
. |
. |
Y> |
Y> |
Y> |
Y> |
Y> |
. |
. |
… |
速度 |
49 |
49 |
49 |
49 |
49 |
49 |
48 |
47 |
48 |
47 |
49 |
49 |
49 |
… |
Pメーター |
111 |
110 |
109 |
108 |
107 |
106 |
108 |
110 |
112 |
112 |
112 |
111 |
110 |
… |
地面に着く時が、キーを入れている時になるように高さを調整し、
地面でジャンプする時を、Pメーターが112になるように調整します。
3.平均速度
各平均速度は
通常時
通常
35.8
慣性移動
37
ダッシュ時
通常
47.8
慣性移動
49
6/5走法
48.4545・・・
(49 + 49 + 49 + 49 + 49 + 49 + 48 + 47 + 48 + 47 + 49) / 11 =
48.4545・・・
となります。
1Fに進む距離は
通常時
通常
2.2375px
慣性移動
2.3125px
ダッシュ時
通常
2.9875px
慣性移動
3.0625px
6/5走法
3.0264px
となります。
通常時に慣性移動をすると
3.352%、
ダッシュ時に慣性移動をすると
2.510%、
ダッシュ時に6/5走法をすると
1.369%
早くなります。
おわり
解説してほしいこととかあればコメントしてくれれば自分の分かる範囲で解説します。