久々に記事書きまーす。
今回はスーパーマリオワールドでTASさんがよく使ってる技、
壁ジャンプについて解説したいと思います。
参考サイト"みすたぁのTAS日記"→http://tasmister.blog.shinobi.jp/tas/%E5%A3%81%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E8%80%83%E5%AF%9F
まず、壁ジャンプを成功させるには壁にめり込まなければいけません。

こんな感じで、勢いを付けて壁の隙間に突っ込むと1Fだけ壁に立てます。
詳しく言うと、壁の隙間に
2px(32spx)より多くめり込めば、壁に立つ事ができます。
つまり、壁ジャンプをするには少なくとも
速度33以上が必要です。
この画像は、ブロック1マスを模式的に表したものです。上のでかい文字は
ピクセル単位の座標、下の小さい文字は
サブピクセル単位の座標です。
そして、赤い部分が、マリオが押し返される範囲です。ここに入ると壁にめり込めません。
つまり、1Fの間に赤い部分を抜けてしまえばめり込む事ができます。
今回の場合、1Fの間に
(512.00)より先から
(509.f0)より前まで移動したらめり込みます。
座標調整はいろいろな方法がありますが、一例を紹介します。
速度37で
慣性移動しながら壁に突っ込み、壁にめり込むには
(512.00)~(512.50)を通ればめり込めます。
(512.00)→(509.b0)
(512.10)→(509.c0)
(512.20)→(509.d0)
(512.30)→(509.e0)
(512.40)→(509.f0)
ここで、
(511.10)まで行ってしまったとしたら、
15spx~19spx減らす必要があります。
15px減らすには、速度が
37.
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と移動してるのを、進行方向にキーを入れるのと慣性移動を混ぜ、
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のように移動したら15spx減りました。やったね。
ダッシュ時は壁蹴りの調整が楽になるかも?
解説はここで終わり。
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人力で壁蹴りをするとき、
1F目押し、ジャンプの高さ調整などが完璧にできるとすると、
通常時約10.6%、ダッシュ時約33.0%の確率で壁ジャンプが成功します。
現実的な数字ですね。
ちなみに計算は、
{5/37 + (4/36)*2 + (3/35)*2}/5 = 0.10575…
{17/49 + (16/48)*2 + (15/47)*2}/5 = 0.33038…
こんな感じ。