Linuxのuptimeのラップアラウンドにより497日後からパフォーマンスグラフが表示されなくなる
※ラップアラウンドとは、処理可能な範囲の最後に達した後に、最初に戻ること
[[BIG-IP]] LTM 10.0.1, 10.0.0, 9.6.1, 9.6.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0, 9.3.1, 9.3.0, 9.2.5, 9.2.4, 9.2.3
9.2.2, 9.2.0, 9.1.3, 9.1.2, 9.1.1, 9.1.0, 9.0.5, 9.0.4, 9.0.3, 9.0.2, 9.0.1, 9.0.0
BIG-IP ASM 10.0.1, 10.0.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0, 9.3.1, 9.3.0, 9.2.5, 9.2.4, 9.2.3, 9.2.2, 9.2.0
BIG-IP GTM 10.0.1, 10.0.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0, 9.3.1, 9.3.0, 9.2.5, 9.2.4, 9.2.3, 9.2.2
BIG-IP PSM 10.0.1, 10.0.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5
BIG-IP Link Controller 10.0.1, 10.0.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0, 9.3.1, 9.3.0, 9.2.5, 9.2.4, 9.2.3, 9.2.2
BIG-IP WebAccelerator 10.0.1, 10.0.0, 9.4.8, 9.4.7, 9.4.6, 9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0
BIG-IP WOM 10.0.1, 10.0.0
これは既知の不具合によるものです。
32bit LinuxのuptimeカウンターがBIG-IPシステムで0になるとき、Performanceページの統計グラフのデータが表示されなくなります。
F5製品開発は、この不具合の根本原因がLinux uptimeカウンターの終わり(CR74550)と突き止めました。
Linuxカーネル2.6が実装されているBIG-IPバージョン10.1.0で改善されています。
更新情報は、BIGIP LTM, ASM, GTM, PSM, Link Controller, WebAccelerator, WAN Optimizationのリリースノートを
参照してください。
注釈 : 根本原因の更なる情報については、[[SOL7036]]: The Linux uptime counter wraps after 497 days.を参照してください。
以下の手順を実施することによって、Performanceページのグラフを見ることができるようになるはずです。
1. SOL7036に記載されている手順を利用してシステムを再起動します。
2. 再起動が完了したら、BIG-IPのコマンドラインにログインします。
3. 次のコマンドを実行して、statsデーモンを停止します。
# bigstart stop statsd
4. 次のコマンドを実行して、古いファイルを保存するディレクトリを作成します。
# mkdir -p /shared/rrd.backup
5. 次のコマンドを実行して、バックアップディレクトリにファイルをコピーします。
# cp -rp /shared/rrd.1.* /shared/rrd.backup/
6. 次のコマンドを実行して、/shared/rrd.* 配下のファイルを削除します。
# rm -f /shared/rrd.1.*/*
7. 次のコマンドを実行して、statsデーモンを起動します。
# bigstart start statsd
最終更新：2012年05月31日 21:25
