• SOL8553
一つのプールでpriority groupとleast connectionの負荷分散方式を一緒に利用するとTMMがクラッシュする原因となる

  • 対象バージョン
[[BIG-IP]] LTM		9.4.5, 9.4.4, 9.4.3, 9.4.2, 9.4.1, 9.4.0, 9.3.1, 9.3.0

  • 説明
これは既知の不具合です。
一つのプールでpriority groupとleast connectionの負荷分散方式を一緒に利用するとTMMがクラッシュする原因となります。
この問題は、バーチャルサーバが接続を処理している間にもっとも高いpriority groupのメンバーがモニターまたは手動でdownしてupしたときに起こります。

例えば、次のプール設定ではバーチャルサーバが接続を処理している間にpriority group 5のメンバーがdownしてupしたときにTMMはクラッシュします。

pool pool-A {
   lb method member least conn
   min active members 2
   member 172.1.1.90:http priority 5
   member 172.1.1.91:http priority 5
   member 172.1.1.95:http priority 3
   member 172.1.1.96:http priority 3
}

F5製品開発は、この問題はCR91898と突き止め、BIG-IP LTM バージョン9.4.6で改善されました。
アップグレード情報については、BIG-IP LTMのリリースノートを参照してください。

追加で、BIG-IP バージョン9.3.1はHF3、バージョン9.4.5はHF2で改善されました。
これらのホットフィックスやそれ以降のホットフィックスはF5ネットワークスのダウンロードサイトからダウンロードできます。

ホットフィックスポリシーについての情報は、SOL4918: Overview of F5 Networks critical issue hotfix policy を参照して下しあ。

BIG-IP製品のホットフィックスの管理についての情報は、SOL6845: Managing F5 Networks product hotfixes を参照してください。

  • 暫定対策
この問題の暫定対策は、プールにleast connection以外の負荷分散方式を選ぶことです。
最終更新:2012年07月07日 16:02