スウェーデン語でombudsmanと表記し
その意味は「仲介者、仲裁者」で、いずれの党派にも加担しないで、冷静な判定者の役割を果たす人や委員会のこと

歴史

スウェーデンから生まれたもので、現地では既に200年以上の伝統と組織作りがなされている。スウェーデンでは、国王が周囲の諌めも聞かずに他国との戦争に臨んで敗戦の挙句自らも戦死したという場合に、休戦を取りまとめ軍を率いて帰国するという権限が王の宮廷道化師に与えられていた。このように、様々な事由から国家(権力者)による意志決定が難しい事態に陥った時に、政治体制・身分階級の序列に加わらない人がその仲裁・査定を行うものとして制度化されてきたのがオンブズマン制度である。
最終更新:2006年09月11日 12:46