大嫌いなチームワークを見せられて怒り狂ったオリー王の攻撃を食らい、究極奥義「オリガミパワーストライク」をまともに浴びて爆死したセーラームーン。その彼女の死を目の当たりにしたオリビアは泣き出してしまい、キャンディーマインの一室に閉じこもって泣き塞いでしまった。
途方に暮れるマリオにちびうさが現れ、マリオにアドバイスを送りオリビアを元気づけさせる。そして、オリビアは元気を取り戻すも、それも束の間、ダーゴンやレボルゾから成るギャラディザスターのフクショーグンが現れる。セーラームーンが死亡した事は、既にギャラディザスターの輝かしい未来が約束されたのも同然だった。セーラームーンの爆死はマリオ達に分かる因果関係の命題。
その直後、突然オリビアが叫び声を上げた。
オリビア「イヤアアアアアアアアアア!!!わ…私の頭の記憶の中から、59年後のス…ストレッチアカデミーで教えられたセーラームーンさんの記憶が消えていく―――――――――っ!!!」
なんと、オリビアの頭の記憶からセーラームーンの記憶が消えてしまったのだった。
レガシー「バカを言うな!そうか、君はセーラームーン・レジェンドとそんなに交流がなかったからだ…。でも僕はストレッチアカデミーだけでなく、その前のアグラバーの宮殿の三日月お姉さん時代から付き添いがあるから!忘れる事なんて、あるはずない…。ああ~っ!僕も思い浮かばない!セーラームーン・レジェンドの姿が~!その容姿も忘れてしまってるし…。どんな日々鍛錬には直接励んできたのかも!」
レガシーの方もセーラームーンの姿が消えていたようだ。
ダーゴン「フフ…ようやくわかったか、もはや59年後においてレガシーがセーラームーンから薫陶を受ける事はない!また、ストレッチアカデミーにおいてニュージェネレーションカートゥーンがセーラームーンによる生活スキルを勉強する事ももはやない!つまりこの時点で、お前達ニュージェネレーションカートゥーンの強さの基盤はもろくも崩れ去ってしまったのさ。」
勝ち誇るダーゴンだったが、オムフィリアが不気味な笑みを浮かべ笑う。
オムフィリア「そうよ、やはり未来図は描かれなかったわ。レガシー、オリビア。彼らの言う通りなら、あなた方はセーラームーンから勉強してもらった生活スキルを全て忘れてしまってるはずですが、いかがですか?」
そこでオムフィリアの提案で、レガシーやオリビアは魔法術を極め始める。
レガシー「覚えてる…!何もかも忘れてはいない!」
オリビア「私も覚えてる!これは一体!?」
ドラド「確かにセーラームーンは死にましたが、スマブラユニバースの歴史が余す事なく網羅されているスマブラユニバース大全にはこうあります。どうやら彼女は自分がいつか死んでいいように自らの魔法の全てを記した『プリンセス・セレニティ魔法伝』という大作を作り上げた!そして完成した書をアグラバーの宮殿に秘匿した!」
ドラドのその言葉に…。
レガシー「セーラームーンがいなくなったけど、代わりに何か本が!?」
レガシーの頭に新たな記憶が出現する。
ドラド「いわばセーラームーン渾身の遺書ともいえるこの『プリンセス・セレニティ魔法伝』をもとに、後世のニュージェネレーションカートゥーンは、セーラームーンの魔法を学んだのである。因みにそれはストレッチアカデミーのバイブルとされている」
オリビアの頭にも…。
オリビア「わ…私の脳裏にも、セーラームーンさんの姿の代わりに『プリンセス・セレニティ魔法伝』が浮かぶ!」
そんなレガシーとオリビアを尻目にウカウカは、
「ククッセーラームーンといい、スタックロボといい、レジェンドファイターっていうのはやはりシブとい」
と笑うのだった。
最終更新:2023年04月25日 17:11