金有増蔵(かねあり ますぞう)は、『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』に登場する人物である。
概要
『映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』の悪役。
金有タミコの実父で、未来都市・ネオトキオの電力関係を取り仕切る支配者。
日の当たらない世界で明かり(電気)を供給することで一大企業として発展を遂げていた。電気以外にも家電ロボXを開発するなど高い科学力を誇っている。
人物像
表向きは本性を隠して遊園地の経営も行っているが、かなりの守銭奴であり、自分に従わない部下や、儲けにならない支社はすぐに切り捨てる(ひろしの勤めていた会社である双葉商事すらも差し押さえた)。
実娘のタミコにさえも父親としての情は皆無に等しく、部下や支社だけでなく、娘すらも自社の製品としか思っていない。
終盤では「どいつもこいつもくたばるがいい!」とあろうことか娘もいる前で心無い言葉を吐き、ひろしは「自分の子供でもか!?自分の子供に"くたばれ"って言う親がどこにいる!?親は子供に"生き抜け"って言うもんだろうが!!」とモニター越しに激怒した。
パンフレットによれば「彼なりに娘の幸せを願っていた」と記載されており、本当に会社や自身のためだけの政略結婚をさせるつもりなら、同規模の企業やライバル会社などの御曹司と結婚させた方がはるかに利益になるはずである。彼らが住む未来では金有電気に匹敵する企業がないからかもしれないが、用済みになったら切り捨てる他社の人間ではなく自社のエリート社員と結婚させようとしたのは、タミコの幸福を願う心が残っているからだと思われる。
実際、タミコの相手に選んだ風間に「これでお前も次期社長だ」と言っており、あくまでタミコの夫に会社を任せる気でいる。
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最終更新:2025年10月16日 20:35