あらすじ
補機として働いているエドワードはウェルズワース駅の警官と出会う。しかし、ウェルズワース駅の警官は「エドワードは牛除けの板と脇板を付けていないから危険な機関車だ」と非難。トップハム・ハット卿はエドワードをウェルズワース駅から除外し、代わりにザックをウェルズワース駅に派遣する。
エドワードは後押し機関車として働いている時、何時も楽しみにしている事がある。それは、丘の山を眺める事。その傍には大柄な警官がいた。エドワードは警官が大好きだ。
エドワード「こんにちは!お巡りさんは親切だったらいいな…。」
しかし、残念ながら親切そうではない。彼は真っ赤な顔をして怒っている。
ウェルズワース駅の警官「むううう、何て失敬な機関車だ!!!また汽笛を鳴らしやがって!!!儂は夕べ全然寝てないんだ!!!静かにしたまえぇ!!!」
エドワード「うう…、ごめんなさい、ただ挨拶しただけなんです。でも僕に後押し機関車をやらせてください!一生懸命頑張りますから!」
ウェルズワース駅の警官「駄目だ駄目だ!大体お前は、牛除けの板を付けとるのか!?」
エドワード「僕は機関車だから牛を追ったりはしませんよ!」
ウェルズワース駅の警官「口答えするでない!!!」
次に彼はエドワードの車輪を見た。
ウェルズワース駅の警官「車輪にカバーもかかっとらんぞ!!!」
そして、ノートにこう書いた。『他の機関車を後ろから押してあげるエドワードは線路に入り込んだ人や動物を撥ねないように牛除けの板と車輪のカバーを付ける事』。
ウェルズワース駅の警官「お前はそれを付けとらん!危険だぞ!!!」
エドワードの機関士「そんな馬鹿な!ここを何百回も走っていますが、事故など起こした事ないですよ!!!」
ウェルズワース駅の警官「それが一番悪いんだ!!!」
警官は『彼らは規則違反の常習犯だ』と書いた。エドワードはしょんぼり。ゴードンの丘を去っていった。
トップハム・ハット卿がローストビーフの朝食を摂っている時、執事がやってきた。
トップハム・ハット卿の執事「旦那様、お電話が入っておりますが…。」
トップハム・ハット卿「フム、食事中だったのに…!悪いけどな、エドワードが警官と揉め事を起こしているしいんだ。直ぐ行かねばならん。」
トップハム・ハット卿が駅に着くと、機関士が事の次第を話した。
トップハム・ハット卿「エドワードが危険だって?そんな馬鹿な!!!儂が警官とお話しをしよう。」
しかし、幾ら警官と話し合っても無駄だった。
ウェルズワース駅の警官「規則は規則です!!!それを変える訳にはいきません!!!」
トップハム・ハット卿は諦めた。
トップハム・ハット卿「残念なんだよ…。警官と話し合ったって無駄だった…。やっぱりエドワードに牛除けの板を付けなきゃならん様だな…。」
エドワード「冗談じゃありません!皆に笑われちゃうよ!路面機関車だと思われちゃうじゃないか!」
トップハム・ハット卿「そうだ!それだよエドワード!路面機関車を連れてくれば良いんだ。わしは休みの時に『トビー』と言う小さな路面機関車を見た。トビーは農場から貨車を牽く仕事をしていたんだが、今はトラックが代わってやってるから彼はお払い箱なんだ。でも、トビーには牛除けの板もついてるし車輪のカバーもある。すぐに彼のマネージャーに手紙を書こう。」
最終更新:2025年06月29日 10:58