テレビドラマ「刑事7人」Season5 第1話「再集結!! 最強チームが挑む謎…7日連続殺人事件からの挑戦状」、第2話「7日間の連続殺人に隠された秘密―"忘れられし冤罪事件"」に登場する検察官。
演じているのは矢島健一。
概要
5件目の被害者である検事・渡辺郁夫の上司である検察官。
2話では専従捜査班班長・片桐を自身の部屋に招き「事件の捜査情報を逐一報告してください」と言ってくる。どうやら渡辺が殺された理由次第では隠蔽しようとしているようだ。
ネタバレ
ここまでだと悪役ではあるが、ただの「嫌味な検察官」である。だがよく考えてほしい。それだけで「吐き気を催す邪悪」と言われるだろうか。そして演者が矢島健一であることも考えてほしい。
そう、高岡が3年前の事件の真犯人だったのだ。
3年前の監視カメラの映像はすでに調べており、皐月と北川が事件発生時に会っていた様子と高岡がホテルにいて被害者の部屋に通じる階段から降りてくる様子がバッチリと記録されていた。
3年前のホテルで強請られていた高松は被害者を殺害してしまう。高岡は「なんとかすれば昇進を約束する」と渡辺に連絡を取り、渡辺は大貫に大金を渡たし協力させる。
大貫は「ホステスが客の取り合いのもつれから殺した」というシナリオを作り、証拠を捏造、愛人だった間宮に嘘の証言をさせたのだった。
大貫は水曜日の被害者、北川を「過去をばらされたくなければ皐月とは会っていなかったと証言しろ」と脅迫。木曜日の被害者、三島は浮気がばれるのを恐れ嘘の証言をしてしまっていたのだった。
国選弁護人・本郷健一のいい加減な弁護もあり皐月は有罪、自殺してしまった。
そして、関係者に復讐した笠松だったが密かに追ってきた高岡に殺害されてしまったのだった。
笠松は息を引き取る前に昭一に電話「あと1人だったのに悔しいです。このまま死ぬなんて...高岡が....皐月を...」と告げていた。
半信半疑だったが、皐月から送られていたが一度も目を通していなかった手紙を見直す昭一。そこには皐月の悲痛な叫びがあった。
その翌日、正一は高岡を拉致し「全てを話せ。でないと火達磨にする」と脅迫する。
「今ハッキリ分かった。この男は皐月を死に追いやったと」高岡を殺そうとする昭一を天樹が必死に止める。
「無実を信じ真相を知らない美枝子のためにも罪を犯してはならない。もう逃げてはならない!!」
開放された高岡は「なぜ私だと分かった」と問いかける。
「残された神・トュールスはかつての最高神だったが転落=検事正になれる力はあったが高慢であったために失脚した高岡」
笠松が残したヒントが最後の決め手となったのだった。
「落ちた神だとふざけるな!その男は私を殺そうとしたんだ。そいつも捕まえろ」とこの期に及んでもふてぶてしい高岡。
そこに水田の強烈なビンタが炸裂する!!
「ごめんなさい..手が滑っちゃったみたい...で!」
「加賀さんは捜査に協力したんだ。それより自分の事を考えた方がいい、3年前の事件は徹底的に我々が調べ直す。」と海老沢。
高岡は連行され恐ろしい曜日殺人は幕を閉じたのだった…。
最終更新:2024年10月18日 23:15