※この項目はソードアート・オンラインのネタバレ要素を含みます。
須郷伸之とは、ソードアート・オンラインの登場人物の一人。
CV 子安武人
概要
結城明日奈の父親である結城彰三がCEOを務めている総合電子機器メーカー《レクト》のフルダイブ技術研究部門の主任研究員。
《アーガス》解散後のSAOサーバーの維持管理はレクト内の彼の部署に委託されており、SAO事件後もいまだ目覚めぬアスナを含めた300人プレイヤーたちの世話と事件解決のための調査を担当している。
大学では茅場晶彦の後輩で同じ研究室に所属しており、彼自身も優秀。
明日奈の父・彰三の腹心の息子で、結城家とは家族ぐるみの親密な付き合いにあり彰三の信頼も篤い好青年。
彰三はもし明日奈の意識がこのまま戻らなかった場合は明日奈と結婚させようと考えている。
以下ネタバレ
その本性は利己的な野心家で冷酷非道。「強者に媚びて弱者に鞭打つ」を地で行く人物。明日奈とその兄である浩一郎はその本性を知っており、嫌われていた。
アスナとの結婚も、大半はその父親の企業であるレクトを手に入れるのが目的。
アスナが自分のことを嫌っていることも知っており、この状況を最大限に利用する気でいる。
要は外道。
また、茅場に対してはかなり強い劣等感を抱いていた。
明日奈の父親が席を外した途端に本性を現し、キリトの目の前でアスナの髪をクンカクンカしながら明日奈との結婚の話をして、キリトの心をへし折った。
へ、変態だー!
以下さらにネタバレ
SAOクリア時にできたセキュリティの穴を付いて300人のプレイヤーを拉致した張本人で、SAOプレイヤーが昏睡している事件の黒幕。
ALOの運営も行っており、ALOのゲームマスター《オベイロン》の正体。
ALO編のラスボスであり、アニメ1期の事実上のラスボスでもある……のだが、小物過ぎてその威厳が全くない。
その目的は拉致した300人の意識を実験材料に人間の記憶・感情・意識をコントロールする研究を完成させること。
結婚相手にする予定のアスナの事は檻に閉じ込め、それ以外のプレイヤーを実験材料に回して非道な人体実験を行っている。
研究結果はアメリカのある軍需企業に売り込む予定だった。
その傍らでALOを運営し、滞空時間なしの飛行を語って多くのプレイヤーを競わせている。
しかしこれは運営費を稼ぐためにプレイヤーを誘う餌でしかなく、このグランドクエストのバトルの難易度はふざけたくらい高いうえに、仮にバトルに勝利したとしてもその先へ進む道はリリースしてから1年たった現在でも未実装のまま。
つまり最初からクリアさせるつもりなど全くない。
欠陥ってレベルじゃねーぞ!
もしこのことが知れ渡ったらネットのあらゆる場所で大炎上することは間違いない。
しかし、金を稼ぐための装置でしかなかったはずのALOが彼の計画の綻びを生んでしまうことになる。
ALOの世界ではたびたび監禁しているアスナの元を訪れ、ノリノリで妖精王オベイロンを演じながらアスナを嬲り、彼女が拒絶するさまをみて楽しんでいた。
さらにリアルの病室に解析機器を持ち込んでまでVR世界でアスナの匂いを再現したりもしていた。
研究が完成したらアスナを洗脳するつもりでいるらしい。
へ、へんた (ry
アニメのこのあたりのシーンは子安武人氏の演技もノリノリ。
しかし、この時にアスナの心を折るために言い放った「キリトに会ったが、彼が助けになんて来るわけがない」という言葉が逆にアスナに「キリトは生きている」という希望を与えてしまったうえに、遠近エフェクトによる視認妨害を鏡に付け忘れてしまったため、アスナにパスコードを盗み読むことを許してしまい結果GM権限を行使できるカードを奪取される等々、大ポカをいくつもやらかし、キリトがアスナの元にたどり着くきっかけを生んでしまった。
その後、ユイとリーファやレコンをはじめとする多くのALOプレイヤーの助けを借りて乗り込んできたキリトの前に姿を現すと、マスター権限を利用してキリトとアスナの動きを封じる。
さらにキリトの背中に剣を突き立て、キリトの目の前でアスナを鎖で釣るし上げると、
服を破いたり、スリスリしたり、クンカクンカしたり、ペロペロしたりとやりたい放題した。
「うーん、いい香りだ。アスナ君の香りを再現するために病室に解析機まで持ち込んだ努力を評価してほしいねえ」
「あぁ…甘い、甘いっ!ほら、僕のために泣いておくれよ!!」
アニメでも相変わらず子安ワールド全開であった。
こうしてキリトを絶望の淵に追いやるが、突如出現した《茅場の残留意志》に干渉され、ゲームマスター権限を剥奪されてしまう。
「システムコマンド!エクスキャリバーをジェネレート!」
返事なし。 ヴァカめ!
「システムコマンド!システムコマンドォ!!」
しーん・・・・
しかし茅場からマスター権限を委譲されたキリトはジェネレートしたALO最強の伝説武器《聖剣エクスキャリバー》を須郷に渡し、痛覚遮断をゼロにした状態での決闘によって勝負をつけることを言い渡す。
マスター権限が剥奪されたとはいえステータスはオベイロンの方がはるかに高いうえに、キリトの装備は店売り武器なので、条件だけを考えれば須郷の圧倒的有利であった。
しかし、ゲームマスター権限にかまけて胡座をかき続けた須郷と2年間戦場で戦い抜いてきたキリトとでは勝負になるはずもなく、攻撃をことごとくガードされた挙句、腕を切られ「手が……僕のてがああぁぁあああ!!」、上半身と下半身を分断され「グボアァァァ!!」、最後には右目から頭を串刺しにされるというオーバーキルを受けて消滅した「ギャアアアアアア!!」。
このまま退場かと思われたが、リアルで明日奈を見舞いに病院に来たキリトの前に
ナイフを持って姿を現す。
一時は優位に立つが、キリトがSAO当時の精神状態に立ち返り脳のリミッターが外れたことで隙を突かれてナイフを奪われてしまい、その恐怖で気絶したところを警察に逮捕された。
逮捕後は警察の取り調べでも黙秘を続け、茅場に全ての罪を擦り付けようとするが、その後重要参考人に連行した須郷の部下のうちの一人(ALOの研究施設にいたナメクジのアバターのうちのどちらか一方)の供述によりあっけなく全てを自白。
後日談で裁判中に海外逃亡の準備をしていたことがバレてしまい、保釈申請が却下されるという、またしてもマヌケなポカをやらかしたことが語られた。
なお(そもそも須郷の性格的にあり得ないとはいえ)素直に罪を認めず精神鑑定を申請するなど悪足掻きを続けたのも影響してか実刑判決が下されており、現在控訴審中らしい。
またALO事件によりレクト本社が旧SAOサーバーに手出しできなくなった結果、恩師の重村が劇場版でサーバーに細工することを可能にしてしまっている。
なお生き残ったナメクジ研究員もその後一騒動を起こすのだが、それは別の話。
追記・修正はGMになってからお願いします。
最終更新:2025年04月26日 09:28