以下に商業作品における**最初**から最強設定、一貫して**負け知らずの主人公**の例をあげる。
基本形
極端な言い方をすれば「
出落ち系主人公」。登場するだけで話が終わってしまうので、物語の進行役は他の人物が行っており、主人公とは言え出番は少ない(ただし存在感は圧倒的なので
主人公(笑)にはならない)。
- 黄金バット - 強い!絶対に強い!。進行役はヤマトネ一行。
- ゴルゴ13 - 序盤のエピソードこそ「いかにして不可能を可能にするか」がテーマだったが、中盤以降は「ゴルゴが登場した時点で暗殺成功」と言う展開に(『ドイツはひとつ』と言うエピソードで作者自身もネタにしている)。進行役は依頼人やターゲット。
デウス・エクス・マキナ系その2
デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)を直訳したようなもの。あくまでも「主人公機(主人公の乗る機体)」であって「主人公」ではない。
ネタ系
所詮は人類最強止まり
- ガッツ (ベルセルク) - 敵は人知を超える使徒なので苦戦続きである。
- リナ=インバース (スレイヤーズ) - 敵の魔王の方が強い。そもそも彼女の魔法の一部は魔王の力を借りる物の為、魔王を倒すほど使える魔法が減る(厨設定っぽく「力を奪う」なんて事は出来ない)。本作は頭脳戦な部分もあるのだが、同時期に開催されたラノベコンテストの応募作品に本作を「表面だけ」真似た作品が多数あって審査員をあきれさせたとか。
主人公=ラスボス
- ゴジラ - 第一作とそのリメイクを除きほぼ負け無し。特に平成シリーズ以降は顕著。
- ウルトラスーパーデラックスマン - 「最強主人公がクズ野郎だったら?」を題材にしたブラックユーモア。
- 殺せんせー (暗殺教室) - 世界中の軍隊や自衛隊が束になってもかなわない殺せんせーが、生徒達に自分を暗殺するための暗殺技術を教えていくという話。ある意味「メイン主人公は教師だが、毎回の主役は生徒達」と言う「教師を主役にした学園ドラマ」のテンプレ通りとも言える。
- 陸奥九十九 (修羅の門) - 無敗の古武術の使い手である主人公にどうやって勝つか、そもそも格闘技において勝つとはどういうことかなど、主人公が最強であることを前提に話が描かれている。
- 歴代の陸奥圓明流継承者 (修羅の刻) - 修羅の門の外伝であり、陸奥圓明流継承者が無敗であることは修羅の門で語られた「歴史的事実」なので、歴代継承者がどのような人物と関わってきたか、あるいは誰が継承者になるのかなど、継承者達の行く末を中心に描いていく。
- 播磨灘勲 (ああ播磨灘) - 絶対に負けない主人公という設定を逆手に取り、物語の展開においてライバルとなる相手力士や協会関係者らの描写に重点が置かれたエピソードが多く、転じて興行や伝統に縛り付けられた日本の角界へのアンチテーゼと思われる描写も数多く見られる。
- アーカード (HELLSING) - 作者的にラスボスであったことが明言された主人公。様々な能力を持った超人達がそれぞれの目的で鎬を削りあう中、他を圧倒する能力を秘めた主人公をいかに打倒するかが敵勢力の最終目標であったことが終盤で明かされ、物語が収束していく。
注:この項目はあくまで商業作品における最強設定の主人公を挙げる項目であり、強キャラを羅列する項目ではありません。キャラを追加する際は最強である理由を明確に表記して下さい。 **
最終更新:2022年05月26日 06:13