●タイムアウト
1セットの内、1チーム2回までタイムアウトを取ることができます。1回のタイムアウトは30秒で監督が選手にアドバイスや戦略などを伝えることができます。
●ボールアウト
ボールがネットについているアンテナに触れたり、外側を通るとボールアウトとなります。またボールがサイドラインやエンドラインを超えるとボールアウトとなりますが、ボールがラインに触れたボールはインボールとなります。
●メンバーチェンジ
1チームは1セットにつき6回(6人分)のメンバーチェンジができます。メンバーチェンジの際は、試合が停止している時に、監督かキャプテンがメンバー チェンジすることを主審か副審に告げて行います。スターティングメンバーは一度ベンチに退いた後、もう1度コートに復帰できますが、1度交代したプレイ ヤーがベンチに退いたら、そのセット中はコートには戻れません。
●ローテーション
チームがサーブ権を得た時に、ポジションを時計回りに1つづつ移動します。その際にバックライトに移動してきたプレイヤーがサーブを打つことになります。サーバーがサーブを打った後は、各プレイヤーは自由に動いても構いません。
●ボールタッチ
自軍のコート内で3回までボールに触れることができます。ブロック時に触ったボールはカウントされず、続けてブロッカー自身がボールに触って構いません。 複数の選手が同時にボールに触った場合は、触れた選手の数だけカウントされます。ブロッカー以外が身体に2回続けてボールが当るとダブルコンタクトとなり 反則となってしまいます。またボールを手や腕で持ったり、受け止めたりするとヘルドボールという反則です。
●タッチネット
ネットにプレイヤーの身体の一部が触れるとタッチネットとなり、相手にポイントが入ります。ただし、相手が打ったボールでネットがふくらんだり、風などでふくらんだネットに触れられるのはOKです。
●ペネトレーションフォルト(オーバーネット)
プレイヤーはネットを越えて、相手コート内に手を入れてはいけません。ただしブロック時には、相手スパイカーがボールにヒットした時に、オーバーネットをしても大丈夫です。
●ペネトレーションフォルト(パッシングザセンターライン)
足がネットの下に引かれているセンターラインを越えてしまったり、相手コート側に足以外の身体が触れるパッシングザセンターラインという反則です。センターライン上に足が乗っていれば大丈夫です。
●サーブリターン
相手からのサーブをフロントゾーンのネットより高い位置で、ブロックしたり、スパイクして、直接相手のコートにボールを返してはいけません。
●バックアタック
後衛プレーヤーはアタックラインを踏んだり越えたりして、フロントゾーンからスパイクしてはいけません。アタックライン内でバックアタックを打った後、フロントライン内に着地するのはOKです。また後衛プレーヤーはブロックを行ってもいけません。
6人制バレーボールは、サーブ権を獲得した時、ローテーションをしなければいけません。ローテーションとは、6つのポジションを時計回りに1つずつ移動することです。(下図の赤い矢印の順番)
この6つのポジションをコートポジションと言い、コートの位置を表します。サーブを打つ瞬間には、プレイヤーはこのコートポジションで定められた位置関係
を守らなければ反則となります(ポジショナルフォールト)。また、サーブ順はバックライトの位置にいる人から順番にまわることになります。
また、プレイヤーポジションといって、コート内での役割によるポジション名もあります。通常、“ポジション”というとこちらのことを言います。サーブを打った後や相手コートに返球した後に、各々自分の担当するコートポジションに移動します。
リベロプレーヤーはとても特殊なポジションで、守備(主にレシーブ)のスペシャリストです。
リベロプレーヤーは、
という他のプレーヤーとは違うルールが適用されます。
さらに、守備専門のプレーヤーですので、リベロプレーヤーはネットより高い位置にあるボールに触れることは出来ません。つまりスパイクやブロックは出来ま
せん。サーブを打つことも出来ません。また、リベロプレーヤーがフロントゾーン内でトスをあげて他の選手が攻撃をする、というプレーも反則となりま
す。(アタックラインより後方からのトスならOK)