本書のねらいは、幅広いアイディアを提案し、更なる検討や議論へとつなげるためのものである。従って、我々は可能な限り、読者が最も入手しやすいであろう最新版の著作を使うように心がけた。場合によっては、これはアンソロジーや翻訳といった形をとっている。例えば、カント『判断力批判Critique of Judgement』からの引用は、le Huray and Day社から出版されている素晴らしいコレクション『18世紀、19世紀初期の音楽と美学Music and Aesthetics in Eighteen and Early Nineteenth Centuries』の中の翻訳に基づいたものである(le Huray and Day 1981参照)。この本は、絶版であるにもかかわらず、音楽図書館では、カント全集に比べ探し出せそうであろう。そしてこれが他の全集や関連のある概念へと導く最初のきっかけとなれば幸いである。
文献目録は、著者-日付方式を使用した。しかし、出版年を括弧書きで著者名抜きで言及している場合は、参照システムの一部を作ることでなく、歴史上の位置付けを示すことを意図している。例えば作曲家や哲学者といった歴史的に有名な人物の生没年は、人名索引に載せた。また相互に参照できる項目はボールド体で示した。
- 上から5行目、『判断力批判・・・』の後、「引用すは」って所は何か落ちてますよね。それから、第2段落「しかし、出版年を・・・ためである。」の文は、「しかし、出版年を括弧書きで、著者名抜きで言及している場合は、参照システムの・・・意図している。」とした方が良いかと。 -- Nemoto (2007-11-10 16:59:50)
- ご指摘の箇所、修正しました。ありがとう!只今、新国がコマが多くて、作業が遅れてていて、ごめんなさい。 -- ono (2007-11-16 00:20:45)
最終更新:2007年11月16日 00:20