正の整数

であって,

の相異なる正の約数をうまく

つ選ぶと,その和がちょうど

になるようなものを全て求めよ.
[解答]

の相異なる4つの正の約数は,ある

の正の約数

を用いて,

と表される.
問題の条件より
よって

・・・(☆)
(☆)を満たす正の整数の組

を求めよう.

より
また,

と仮定すると,

となって矛盾.
よって

より
このとき

より

これと

より

のとき

より

と

より

を得る.

のとき

より

と

より

を得る.

のとき

より

となるが,

と

より
これを満たす

はない.
以上より,
ここで,それぞれの組

について

の最小公倍数を求めると,

が問題の条件を満たすことと,

が上で求めた

のいずれかについて,
その

を全て約数にもつことは同値であるから,
(

の倍数が全て

の倍数であることに注意して,)
求める

は,

のいずれかの倍数である正の整数全てである.
アンケート(任意でお答えください)
Q..上記の解答は理解できましたか?
bot主の今後の解答作成の参考に致します。
最終更新:2016年05月01日 05:13