【名前】エルフフェイス
【性別】女
【年齢】不明
【職業】殺人鬼
【服装】ビキニアーマー。殺した冒険者から剥ぎ取ったもの
【特徴】ハーフエルフ。顔に女エルフの顔の皮を仮面のように張り付けている
【好き】闇
【嫌い】エルフ、人間
【特技】精霊魔法、弓
【趣味】戦利品のコレクション
【詳細】
エルフの母と人間の父を持つフェアは、残念ながら望まれぬ関係によって産まれた悲運な子供のひとりであった。
自然と共に生きる事を是非とするエルフと、発展と領域拡大により自然を破壊し続ける人間の軋轢は明白であり、両者の対立が際立った時代に産まれてしまったフェアは、周囲からの皺寄せをもろに受けた。
里の誰もが人間を少なからず憎んでいたため、拐われたり殺されたりする同胞たちへの悲しみと悲観はおおよそ彼女に向けられた。
人間たちから逃げ延びた母親が里に戻り彼女を産み落とすと、そのまま洞窟に閉じ込め、餓死しない程度に食べ物を与えた。
彼女がようやく束縛から逃げ出した時、フェアは酷く残忍なやり方で復讐を行った。エルフの最も尊ぶ自然を焼き払い、森の民を一人残らず虐殺したのだ。
人間との戦で里の戦士たちがほぼ全員出払っていた事と、彼女が産まれながらに炎の精霊に贔屓され、それを操る術を備えていたことがエルフたちにとっての不幸で、フェアにとって唯一の幸運だった。
フェアが一番欲しかったのは愛であった。 しかし彼女の記憶は薄暗い洞窟と、同胞たちからの迫害の記憶であった。
全てを灰にした後、彼女は殆どのエルフが好まないであろう地下世界に潜んだ。
天然のダンジョンである洞窟は彼女の慣れ親しんだ住居となり、そこで彼女は目に映る全ての生物をいたぶり、殺し続けた。
彼女の潜むダンジョンは後に帰らずの洞窟と呼ばれ、冒険者は勿論、血の気の多い無法者や魔物ですら避ける場所となった。
【備考】
端整な顔立ちの多いエルフたちのコミュニティにおいて、ハーフエルフである彼女の酷く醜悪(エルフ基準)な外見は酷く疎まれた。
彼女が母親を殺した時、その顔を剥ぎ取り顔に被ったのは憎しみからか、或いは……
最終更新:2018年11月14日 16:33