「いたたたた。んもーだれよー足元に物置いておいたのは。」
尻餅をついたままのハルヒに手を差し伸べると、いかにも当然でしょというように手を取って立ち上がった。
「なあ、ハルヒ」
ハルヒを引っ張りながら問いかける。
「なによ。」
最初の最初で失敗したことがプライドを傷付けたのか、ハルヒの声がやや怒り気味である。
「これはなんだ?」
「見て分からない?」
一言で言えば『ボンテージ服とメイド服』
でもなんで日曜日に部室に呼び出して、これが必要なのか。
「分からないから聞いているんだ。」
「ボンテージ服とメイド服。」
頭が痛い。何を目的にこれをもってきたのかは不明だが、それをおかしいと思っていない。
「これは何に使うんだ?それにどこから持ってきたんだこんなもの。」
「演劇部の部室に行ったら、あったから借りてきたのよ。」
目の前の女の子は悪びれも無く、後の質問にだけ答えた。
演劇部は何をやっているんだ。ギリギリメイド服は許容範囲としてボンテージ服があるなんて・・・・。
どんな演劇をすればボンテージ服を使うのやら。
あと、借りてきたといっても、ハルヒの事だ。演劇部が知らない可能性もある。
ハルヒと軽く口論をしていると、袋の中身を見ていやな予感を察知した朝比奈さんさんが部室から逃げ出そうとしていた。
「ミクルちゃん!」
「はぁいぃぃぃ!!」
朝比奈さんさんがドアを開けた状態で、引きつった笑顔のままゆっくり顔だけ振り返った。
かわいそうに・・・。せっかく脱出路を確保したのに、
今の朝比奈さんさんの状態は袋小路で狼に囲まれた野うさぎよりも分が悪かった。
「ほら!そんなところに突っ立ってないで!!」
と出口から部屋の真ん中に強制連行されてしまった。
朝比奈さんと出口の間にはハルヒという強固なバリケードが出来てしまった。
観念したのか朝比奈さんは、自分から服に関して話題を出した。
「これを着るんですかぁ。」
朝比奈さんは手前にあったボンテージ服を広げて二人のほうを向いた。
広げた服はボンテージ服。赤を主体とした本格的な女王様という趣の服だった。
「何でこんな服が演劇部にあるんですかぁ」
と自分と同じ疑問を口にした。
たしか童話を主体に活動しているはずの演劇部がどうしてこんな服を・・・。
その疑問にはさすがにハルヒも「さあ」と答えた。
ハルヒもこれには最初はさすがに引いたのだろう。
童話の中にこんなものを使うような話は思い出せない。
「ミクルちゃんはこっちよ」
「はい」
赤ずきんちゃんだろうか?違う。
白雪姫。違う。
といろいろ照らし合わせていると何かが落ちる音がした。
後ろを振り返ると、机の上にセーラー服の上着がおいてあった。
そして、さらにその奥には腰より上はブラのみのハルヒがいた。
・・・。
一瞬時間が止まったが、ハルヒがブラをはずそうと両手を後ろに回した瞬間、
状況を理解し、俺は慌てて部室から飛び出した。
あいつは何を考えているんだ!!
と多少落ち着いてくるとハルヒに対する不満が噴出してきた。
でも、自分は男だった。
部室のドアにもたれかかりながら、あいつってスタイルいいよなー。胸も結構あったしな。結構着やせするタイプなんだ。など悶々としはじめてしまった。
「キョン!!キョン!!」
ふと自分が呼ばれていることに気がつき、部室に入ると
目の前に、いつもと違ったメイド服を着た朝比奈さんとボンテージ服をきて鞭を持ったハルヒがいた。
服自体は事前に見てはいたが、それでも唖然としてしまった。
いけないいけない。あいつに流されていてはいけない。
俺は数回頭を振るとハルヒに疑問を投げかけた。
「で?今回は何をするんだ?」
ハルヒは『まだ分からないのかよ』という顔をしながら
「見て分からない?」
俺もハルヒが何をしたいのかまったく理解できなかった。
ハルヒの横にいる朝比奈さんも同じようだった。
「お前の考えていることが俺に分かるか!!」
そういうと俺は近くにある椅子に腰掛けると、朝比奈さんが入れてくれたお茶をすすった。
さすがに時間がたっているため、熱々のお茶ではなかったがのどの渇きを潤すのには良かった。
あまりの突拍子の無い展開にのどがからからだった。
「分かったわ。」
幻滅したようにそういうと、ハルヒはおもむろに紙袋の中をまさぐりだした。
そして紙袋から出てきたものは縄だった。
「はあぁ?」と唖然とする俺を無視するかのように、
ハルヒは近くに来てあれよあれよという間に俺を椅子に縛り付けやがった。
「おい!!何する気だ!!」
と抗議の声を上げる俺を無視してハルヒは、俺たちのやり取りを傍観していた朝比奈さんの近くにゆっくりと近づいていった。
朝比奈さんはハルヒの顔を見て何かやばい空気を感じたのか、青ざめて逃げだした。
「きゃあぁ!!」
しかし1mも逃げてないうちに朝比奈さんは派手に転んでしまった。
ハルヒが足を掛けたのだ。
それでも朝比奈さんは四つん這いになりながら、必死に逃げようとする。
そこに『バチン』と大きな音が響いた。
ハルヒが四つん這いで逃げようとする朝比奈さんのお尻に、鞭を下ろしたのだった。
「痛い!!」
と朝比奈さんが悲鳴を上げた。
「逃げるんじゃないわよ!!」
ハルヒはそういいながら更に鞭を下ろした。
今度は朝比奈さんのかわいい小さい手に鞭が当たった。
朝比奈さんは手を押さえて芋虫のように転がりだした。
それでもハルヒは鞭を下ろし続けた。
「痛い!!痛い!!」
ハルヒは10回ほど鞭で朝比奈さんをたたくと、
朝比奈さんの耳元に顔を近づけて何かを囁いた。
そのとたん朝比奈さんは目を見開いて真っ青な顔で、ハルヒに異論を唱えた。
「ちがいます!!私色目なんて使ってません!!」
ハルヒが朝比奈さんに何を言ったのかは分からなかった。
でもそれに異論を唱えても、ハルヒの鞭はとまらなかった。
「痛い!!痛い!!痛い!!」
ハルヒは無言のまま、朝比奈に鞭を下ろし続けた。
ハルヒが後ろを向いているため、顔が見えなかった。
がそれが更に俺の恐怖感を煽った。
・・・。何分たったのだろう。
ハルヒの鞭が止んだ。
その間に何回、朝比奈さんは鞭で叩かれたのだろう。
朝比奈さんは、身体を縮こまらせたまま、『ひっく!ひっく!』とすすり泣き始めた。
ハルヒは朝比奈さんのすぐ横に鞭を下ろすと、「立ちなさい」と命令した。
朝比奈さんは最初動かなかったが、2回目更に近くに鞭が落ちると、
「分かりました!! お願いします。鞭はやめてください!!」と怯えきった声で、ハルヒの指示に従った。
立ち上がった朝比奈さんに、ハルヒは笑顔を見せて、耳元で何かを囁いた。
「嫌です!!」
おとなしい朝比奈さんが必死になって嫌がりだした。
何を命令したのかは知らないが、必死になって拒否する朝比奈さんにハルヒの鞭と無情な一言が降り注ぐ。
「やりなさい!!」
ハルヒが振り下ろした鞭は、朝比奈さんの左の二の腕に当たった。
メイド服の上からではあるが、朝比奈さんを服従させるのには十分だった。
「ひぃ!!やります!!やらせてください!!」
すっかり怯えきった朝比奈さんは、顔を赤らめながら俺の前に歩いてきた。
「朝比奈さん」と声を掛けると朝比奈さんは顔を背けて
「見ないでくださいぃ」
そういいながら自分の前の床で、腰を下ろした。
そのとき
「ミクル!!机動かしなさい。」
中腰のまま朝比奈さんがハルヒを見る。
「キョンの前に机を二つ並べるのよ!!」
怖い顔のハルヒに命令されて反論もせず、朝比奈さんは俺のすぐ前に机を二つ縦に並べた。
「さあミクルやりなさい!!」
ハルヒが朝比奈さんにそういうと、朝比奈さんは顔をそむけ赤らめたまま机の上に座った。
朝比奈さんは自分の右手をスカートに手を入れた。
そのうち朝比奈さんの口から艶やかな喘ぎ声が洩れ始めた。
スカートの中でなにが行われているのは一目瞭然だった。
ハルヒは朝比奈さんの後ろに回ると、メイド服のスカートの裾を持つと『咥えなさい』と命令した。
メイド服のスカートがめくりあがり、朝比奈さんの秘所を隠すものは何も無くなり、下着の上から縦に指を動かしているその動きがすべて見通せる状態になった。
下着はもうびしょりでうっすらと性器の形が分かるぐらいだった。
ハルヒは俺に聞こえるように
「あら!ミクルちゃん!!もうびっしょびしょじゃない!!」とあざ笑いながら言った。
「いやあ」と更に顔を赤らめる朝比奈さんに容赦なくハルヒの言葉が投げかけられる。
「おとなしい純情な顔してやることはやってるのね。」
「あんたの事だから毎日授業中隠れてしてるんじゃないの?」
「鞭で打たれながら感じてたんじゃないの?」
「見られてるのに感じてんじゃないわよ!!淫乱!!」
「今度は全校生徒の前でさせてあげようか?」
容赦なく投げかけられる言葉の数々にだんだん朝比奈さんは、身悶えはじめた。
「逝っちゃいなさい!!キョンに見られて感じる変態女!!」
その言葉で朝比奈さんは逝ってしまった。
「お願い!見ないで。見ないで。」と繰り返しながら・・・・。
朝比奈さんは、ハルヒにもたれかかる形で、ゆっくりと机の上に崩れていった。
虚ろな目が俺に向いている。
まるで『どうして助けてくれなかったの?』と言っているようで、俺は目を逸らした。
ハルヒは朝比奈さんのうつろな目を見て、嬉しそうな笑みを浮かべると、朝比奈さんを机に横たわらせ
ゆっくりと俺の方に近づいてきてた。そして俺の耳元で囁いた。
「ねえキョン。ミクルを私たちのペットにしない?」
ハルヒの申し出に俺は呆気に取られてしまった。
ハルヒの言っていることが初めは理解できなかった。
この場合、私たちとはハルヒと俺のことを指すのだろうか?
そんな考えに頭をめぐらしていると、ハルヒは俺の後ろに回り、俺の縄を解きだした。
ちょっととくのに時間がかかったが、2分もしないうちに俺はやっと自由になった。
今まで縄がかかっていた部分を撫でていると、ハルヒは朝比奈さんを指差して囁いた。
「この状態なら犯すの簡単でしょ」
たしかにこの状態なら犯すのに苦労はしないだろう。
たとえ朝比奈さんが本気で抵抗したとしてもだ。
でも・・・。
でも、俺は朝比奈さんを犯す気にはなれなかった。
朝比奈さんをこの手で壊すなんて出来なかった。
「出来ない・・・。」
俺がそういうとハルヒは近くにある鞭を手に取ると、
鞭の柄を眺めながら、大して悪びれた様子も無く軽く言った。
「じゃあ、ミクルちゃんの初体験の相手はこの鞭か・・・。かわいそー」
「どういうことだ?」
俺の問にハルヒは当たり前のことを言っているかの如く更に続けた。
「ミクルって処女なんだって。今日からミクルは私たちのペットなんだから、
邪魔なものはとっとと取っちゃおうって思ってね。
で、あんたがミクルちゃんのバージンいらないって言うんだったら、私がもらってあげるって事よ。」
「なんだって?」
「私たちのペットなんだもん。あんたがミクルの処女いらないっているんだったら、
私しかいないんじゃない?」
朝比奈さんはペットじゃない!!
そう言おうとしたとき、ハルヒは手に持っていた鞭の柄を朝比奈さんのあそこにあてがった。
ハルヒの真意は分からないが、今ハルヒが考えていることは容易に理解できた。
『やめろ!!』
俺が反応するよりも先にハルヒは鞭の柄でで強引に朝比奈さんの処女膜をぶち破った。
「処女卒業おめでとう♪ ミクル」
朝比奈さんが声にならない悲鳴をあげた。
あまりの激痛で悲鳴をあげている朝比奈さんにハルヒは『痛かった?』笑顔で尋ねた。
あまりの激痛で気が付かなかったのか、朝比奈さんは問には答えず、「痛い!!痛い!!」とうわ言の様に繰り返した。
ハルヒはさっきの鞭を朝比奈さんの顔に近づけた。
「ほら。これがあなたのあそこに刺さったのよ?」
ハルヒは鞭の柄で朝比奈さんの顔を軽く数回叩くと、笑顔のまま冷酷な言葉を投げかけた。
「あんたの初体験はこの鞭よ。変態のミクルにはお似合いな相手よね。」
とうとう朝比奈さんは泣き出してしまった。
それでもハルヒは残酷な言葉を,朝比奈さんに投げ続けた。
「これあげるから大事にするのよ?あなたの初体験の相手なんだから。」
「男はどう思うかな?初体験が鞭なんてしったらさ。」
「全校生徒にこのこと教えて、感想聞いてまわるのも良いわね。」
「これからあんたが男と付き合う度に、相手にあなたの初体験がこの鞭だって私が教えてあげる。」
泣き続ける朝比奈さんの耳元で散々汚い言葉や残酷な言葉を吐き続けたハルヒは、朝比奈さんを苛める事に満足したのか冷ややかな顔を向けて朝比奈さんから離れた。
「ねえ?キョン?」
そういうとハルヒはゆっくりと振り返ると俺の近くにゆっくりと歩いてきた。
振り向いた顔はいつも見慣れている明るい顔だった。
でもこの状況でそんな顔・・・。
はっきり言って恐怖だった。
散々汚い言葉で朝比奈さんを侮辱し、処女を奪ってすぐにこの笑顔。狂っているとしか思えなかった。
ハルヒは俺の前に立つと俺の首に腕を絡ませる様に抱きついてきた。
そして俺の耳元でこう囁いた。
『ねえ?まだミクルを犯したくならない?』
俺は恐怖を感じ、力いっぱいハルヒを突き飛ばした。
ハルヒは部室の壁にそのままぶつかった。
ぶつかった際に、頭でもぶつけたのかその場で倒れこんだ。
俺はこのチャンスを逃す訳にはいかないと、朝比奈さんをつれてここから逃げようとした。
連れ出すために腕を掴んだ時、『ヤメテ!!』という悲鳴とともに俺の腕は振り払われた。
『え?』そう思う間もなく、俺の脚に朝比奈さんの非力さからは信じられないような蹴りが入った。
俺はあまりの激痛にその場でしゃがみこんでしまった。
その瞬間、理解した。
・・・朝比奈さんはあまりのショックにパニックに陥っていると。
「朝比奈さん!!止めろ!!早くここから逃げるんだ!!」
何を言っても無駄だった。
朝比奈さんはパニックでわけが分からなくなり、来るものを全て拒絶した。
それは味方である俺も同様に・・・。
朝比奈さんは後ずさりしながら『やめて!!』と繰り返し続けた。
並んだ机から受身もなしに転げ落ちてもなお、朝比奈さんは後ずさりした。
その光景を見た瞬間俺の中で何かが変わった・・・。
もしかしたらハルヒの能力により俺の内面がハルヒに都合のいいように変化したのかもしれない。
いや・・・。もしかしたらもともと自分にある一面なのかもしれない。
理屈はいい。俺は『後ずさりして恐怖で震える朝比奈さんの姿に性的な興奮を感じている事』をはっきりと感じた。
俺はこの急激な変化に恐怖を感じた。でもそれ以上に『恐怖に震える朝比奈さんを犯したい』
その衝動は自覚したとたん抑えきれなくなった。