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 女子高生の処女の存在をいつまで信じていたかなんて他愛もない世間話にもならないどうでもいい
ような話だが、それでも俺がいつまで女子高生の処女などというファンタジックな生き物を信じてたか
と言うと、これは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
 しかし、スケベな隣のお姉さんや痴女や淫乱少女、果てはいたぶられたり虐められたり縛られて調
教をしたりされたりするのが好きな女子高生なんてものがこの世に存在しないと気付いたのはそうと
う後になってのことだった。
 痴女? 淫乱? M女? そんなのいるワケねー……でもちょっとはいてほしい、みたいな最大公約
数的なことを考えるくらいにまで俺も成長したのさ。
 そんなことを頭の片隅でぼんやりと考えながら、たいした感慨もなく俺は高校生になった。

 そして、涼宮ハルヒと出会った。

「東中出身、涼宮ハルヒ」
 ここまでは普通だった。
「この中に緊縛・調教・虐めが好きな人がいたらあたしの所へ来なさい。以上」
 さすがに勃起したね。
 長くて真っ直ぐな黒髪にカチューシャをつけて、クラス全員の視線を全身に浴びている。意志の強う
そうな大きな目は何故か潤んでいて、顔も紅潮しているようだ。薄桃色の唇が僅かに開き、せわしなく
吐息が漏れている。

 こうして俺達は出逢っちまった。
 つくづく思う。これは偶然なのか?


 緊縛・調教・虐めが好き? 本当にそんな女子高生がいるなんて思いもよらなかった俺がこいつに
興味をひかれるのは当然のことだろう。
 それから数日経ったある日の休み時間、俺は振り返って、後ろの席にいる涼宮ハルヒに声をかけて
いた。
「なあ」
 込み上げるスケベ心を隠しつつ、出来るだけ平静を装いながら話かけた。
「なによ?」
 相変わらず吐息の乱れたままの涼宮ハルヒが不機嫌そうに返事をした。
「初っぱなの自己紹介、あれ、どのあたりまで本気だったんだ?」
「初っぱなのってなに?」
「緊縛・調教・虐めがどうの……って」
「あんた、調教されたいわけ?」
「いや、そういうワケじゃ……」
「だったら話しかけないで。時間の無駄だから」

 冷徹な口調で言い放ってプイッと横を向いてしまったが、さっきから気になっていたこいつの顔付き。
そう、潤んだ目、紅潮した顔、乱れた吐息が気になって、ものは試しにとばかり、
「だが、調教する方は好きだぜ」
 その言葉に反応したハルヒは俺の顔をジーッと覗き込んだかと思うと、何かを思いついたように俺の
ネクタイを掴み上げ
「ちょっと来て」
 やおら立ち上がって物凄い勢いで教室から引っ張り出した。

 校舎の最上階。屋上に出る扉には常時施錠されているため、完全に物置場と化している階段の踊
り場まで辿り着いた。
 ハルヒがいきなり自分の制服の上着を捲りあげ、
「見なさい」
「ちょっ、おまえいったい何やろうってんだこんなところで」
「いいから見なさいよ!」
 そこには形の良いバストを無情に締め付けるように縄が食い込んでいる。まるで団鬼六のような芸
術的な縛りだ。俺はつい見とれたね。
「これ、自分で縛ったのか?」
「そうよ。文句ある?」

「しかし、こんなモン付けっぱなしで痛くないのか?」
「さすがにこれだけじゃ痛いかもしれないけど」
 そう言って今度はスカートを捲って見せた。
「どうかしら?」
 突然目の前に飛び込んできた白いパンツにどうかしらもこうかしらもないもんだ。いったいどうコメント
すりゃいい。
「よく見なさいよ。ここ」
 ハルヒが指差した先、パンツの下側の部分がぷっくりと膨らんで端からは細いピンクのコードが延び
ている。
「これって、もしかして……」
「そう、ピンク・ローター。これを動かしてると胸の締め付けも快感に変わってくる……の……あんっ」
 そこまで言いかけると、急にモジモジし出して慌てて身なりを直した。
「ちょっと! そんなにまじまじと見るんじゃないわよ」
 よく見ろと言ったのはおまえろうが。

「ところで涼宮、おまえ実はMなんじゃないのか? 言ってることとやってることが違ってないか?」
「最初から虐めてくださいなんて言ったら、勘違いするバカ男どもが出てくるでしょ。あれだけのことを言われてもひかないくらいのマニアックな相手じゃないとつまらないじゃない。あんたみたいにね」
 ふふん、と笑って妙な上目遣いをしてくる。
 はいはい。俺はとんでもないマニアックなヤツですよ。
「じゃ、これ。次の授業からヨロシクね」
 そう言って渡してよこしたのはピンク・ローターのリモコンだった。

 真性の変態だ、こいつ。

 授業中。
 なし崩し的に渡されたリモコンは今俺の上着のポケットにある。
「さて、どうしたものかね」
 だいたいこいつはMのカミングアウトをしておきながら、なんであんなに態度と言葉遣いが偉そうな
んだ? そこら辺は追々調教していくべなんだろうか。そんなことを考えながら、教師の目を盗みつつ
チラチラと後ろを伺うと、その度に俺の視線に気付いたハルヒは、いつスイッチを入れてくれるかワク
ワクしているような顔や、早くして欲しそうな潤んだ目付きをしてきたり、時にはシャーペンの先で俺の
肩をつついて催促までしてやがる。
 まったく、M女のなんたるかがてんで解ってないようだ。

 例のリモコンはポケットの中で持て余し気味に暫くいじっていたものの、何となくタイミングが掴めず
に、結局チャイムが鳴ってしまった。
 そしてまたもや俺は階段の踊り場まで強引に引っ張ってこられたわけだ。
「何でスイッチ入れないのよ?」
 じとっ、とした目付きで俺を睨んでる。
「でもな、あんな静かな授業中にスイッチ入れたら音が響くんじゃないか?」
「ふうん、あんた、意外に小心者なのね。これは静穏設計の最新型だから大丈夫なのに……。今まで
気付かれたこと無いわよ」
 今までって、一体どれくらいやってたんだよ。
「とにかくだ。俺は虐めるのは好きただが、あんな落ち着かない教室でのプレイはいまいち気が乗らな
いんだよ」
 ハルヒは不機嫌そうに手を突き出して、
「いいわよもう、そのリモコン返してちょうだい」
「ちょっと待て!」

 軽くもみ合いになったはずみでリモコンのスイッチが入った。
「あんっ、……く……ちょっ、…………だめっ」
 ハルヒが急に内股になって屈み込む
「卑怯じゃないの! こんな時、に……突……然……んんんっ……」
 卑怯も何も、不可抗力だ。
 まるで心の準備が出来ていない時っていうのは、こうも弱いもんなのかね。これは新たな発見だ。
「頼みがあるんだが」 面白そうなことを思いついた俺は一旦スイッチを切って、
「次の授業なんだが、その、ノーパンでいてくれないか? そしたら授業中にもスイッチ入れてもいいん
だが……」
「はあ? 何言ってるのよ。そんなことしたらローターが落ちちゃうじゃないの」
「だからな、中に挿れてくればいいじゃないか。そうすれば俺も音に神経を使わなくて済むしな」
「それだって、何かのはずみで出ちゃうに決まってるでしょ」
「だからな──」
「……わ、わかったわよ」


 本日最後の授業が始まった。
 ハルヒが俺の背中を突いてヒソヒソと話しかけてくる。
「言うとおりにやってきたわよ」
 教師に見つからないよう、落とした消しゴムを拾うフリをして後ろを向くとハルヒが少しだけスカートを
たくし上げる。
「ぅおっ」
 目の前に展開されたその光景を覗いて思わず机に頭をぶつけそうになった。
 薄暗いスカートの奥には柔肌に食い込んで縦に通る一本の縄。その端から延びた細いピンクのコー
ド。ローターが落ちないようにちゃんと縄で抑えてある。
「どうかしら?」
「かなりエロいと思うぞ」
 それよりも、既に縄にシミが付いているのはどういう訳だ?
「……ばか」
 俺もこの時点で既にトランクスにシミが出来ていることは確かなんだがね。

 試しに手元のスイッチを入れると、
「……!」
 ハルヒは必死に声を押し殺しながらジッと固まって下を向く。
 スイッチを切ると強ばらせた肩を落として小さく溜息をついている。
 ハルヒがいるのが後ろの席なので、チラチラとしか反応を見られないのが残念だが、それよりも俺の
モノもかなりの勢いでいきり立っているので、誰にも見つからないように机を引き寄せて隠すくらいしか
出来ないのが大変だ。
 こんな状態を授業中に繰り返しているにもかかわらず、よく周りにバレないものだ。
 もしかしたら既にバレているのかもしれないが、誰も関わり合いになりたくないと思ってるだけなんじゃ
ないか、とも思えなくはないが。


 放課後、俺達はまた例の階段の踊り場に来ている。
「おまえは授業中に何回もイッてたからいいかもしれないが、俺のはもう耐えられん。何とかしてくれ」
「別にそれはいいけど……」
 ハルヒは周囲を伺うと
「こんな場所だし突然誰か来ても困るから、今回は手でいいわよね」
 今更何を気にしてんだって感じもしないでもないが、
「まあ、しょうがないだろう」
「じゃあとっとと出しなさいよ」
 ファスナーを下ろして器用に俺のモノを取り出すと、少し温度差のある細い指が絡み付き、サワサワ
とまさぐるように弄り始める。
「ふうん、男のくせにもうこんなにヌルヌルに濡れちゃってるじゃないの」
 俺のモノは一気に送電線を断ち切るクレーンの如く高々と天を仰いだ。勝ち誇ったような笑みで一旦
俺を見上げると、今度は先っぽに滴っている粘液を指先に馴染ませ、裏すじををツーッと撫で上げる。
身悶えする快感が走った。

「どう?」
「う、……くっ……いかん、良すぎるっ!」
「ふふん、イッちゃってもいいのよ。イケるものならね」
 挑戦するような上目遣いが小憎らしい。
 ハルヒの指は付かず離れず、くすぐったいような気持ち良いようなギリギリのタッチの加減を利かせ
て、焦れったいくらいにゆっくりゆっくりと上下に動かす。
「くぅ……っ、もうチョットでイケそうなのに。頼む。早くイカしてくれっ」
「んー、どうしようかしら」
 このままこいつのいいようにされるのも何か癪だな。

 その時俺はあることに気が付いた。ポケットに忍ばせたままだったリモコン。そしてハルヒがまだ股間
に縄を食い込ませたままだって事だ。これを使わない手はないだろう。
「はんっ!、やっ、ばか……ちょっとっ」
 スイッチ・オンとともに一気にハルヒの腰が崩れだした。でも、そうはさせるか。
 崩れ落ちそうになるハルヒの尻に手を伸ばし、股間にまわされているロープを掴んで引っ張り上げる。
「ひんッ……ちょっ、ちょっと! 卑怯じゃないのよっ、あんっ……くぅぅっ」
 何が卑怯なものか、さっさと俺をイカせてくれ。
「あんっ、ちょっと、……食い込み……過ぎ……んんんっ…………」
 しまった。俺のモノを掴んでるハルヒの手が止まっちまった。逆効果じゃねえかアホか俺は。

 とりあえずスイッチオフだ。

「ちょっとキョン、途中でスイッチ切るんじゃないわよ」
「そりゃすまなかったね。おまえの手がおざなりになってたもんでね」
「もう! あとチョットでイケそうだったのに」
「おまえ一体、日に何回イクつもりだよ」
「なによ、文句あるの?」
「あるさ。早く俺もイカせてくれ。スイッチはそれからだ」
「わ、わかったわよ。ちょっと待ってなさい」
 ハルヒは自分の股間に手を差し入れ、何やらモゾモゾしたかと思うと、ヌラヌラになった両手を差し
出してきた。自分の愛液を手に馴染ませてくるとは……エロいやつめ。
 その手で俺の大量に溢れている先走りを絡め取り、両手でしっかりと握り締めると、
「いくわよ」
 ハルヒのしなやかな指が俺のモノを、まるで雑巾を絞るが如く捻りながらの往復運動を始めた。
「ふ、……ぐぅおっっ」
 凄すぎる、ほんの二、三往復で早くもイキそうだ。
「どう、イイでしょ? イキたいんでしょ? 早くイッちゃいなさいよ」
「はぐっ、ダメだ、……もう、……イクぞ……くっっ、……」
「そうよ、イキなさい。あたしの手の中でイッちゃいなさい!」
「うぐっ、ふぐっ……くぅぅぅっ……くはっっ!!!」

 びゅりりゅっっ!!──

 一日中溜まりに溜まった俺の精が一気に解き放たれた。
「うわっ、キョン、スゴ……随分いっぱい出たわね」
 ハルヒの歓喜の声を聞きながらも俺のモノはビクンッビクンッと、休むことなく脈打ち続け、後を惜し
むように液がもがき出てくる。

 ハルヒは満足げにハンカチで手を拭き、俺は大きな溜息とともに壁にもたれかかって安堵した。

 次の瞬間ハルヒが突拍子のない声で叫んだ。
「思い付いたわ!」
 まるでこいつの頭の上で電球でも光ったようだ。
「何をだ?」
「部活を作ればいいのよ」
「どういう理屈だ」
「部室があればこんな所でコソコソしなくて済むじゃないの! グッドアイデアだわ」
 それの何処がグッド・アイデアだ! そんな内容で部活なんて作れるわけ無いだろ!
「内容なんてどうとでもなるわよ。あたしは部室と部員を確保するから、あんたは学校に提出する書類
を揃えなさい」
 それだけ言い終わると、跳ねるように走り去っていった。

 まったく……いいのかなよ、そんなことのために部室を占領して。ま、俺としてはちゃんと部屋があっ
た方がじっくりたっぷり徹底的にハルヒを調教してやれるし、その時にこそはあいつの態度も徹底的に
直してやろうと思うから、それに越したことはないんだが……。

 ── って、おい! いま「部員」って言わなかったか? どういうことだ、ハルヒ?

 ─────

 この先、無口でおとなしい文学少女や学年トップクラスの優等生やロリで巨乳な上級生さえも巻き込
んで調教プレイにはしる、なんて事をこれっぽっちも知る由がない俺はハルヒの言った「部員」と言う言
葉に一抹の不安を残しつつ、とりあえず今は床に飛び散った俺の分身を拭き取ろう、などと考えてい
た。これはこれでかなり虚しい姿だな……。




とりあえず終わる。
最終更新:2007年03月16日 13:00