俺はハルヒの口から、唾液でぬるぬるになったモノを引き抜くと、髪を掴んだままこう言った。
「どうだ、俺が本気になれば、お前なんかこうやって犯せるんだ」
「やめてよ! いい加減にし…」
ハルヒが暴言を吐く前に、俺はまたやつの口を塞ぐ。どうだ、何も言えないだろう。
そうやって何度も、口を犯しているうちに、さすがのハルヒもじょじょに大人しくなっていった。そうだそうだ。いい子だ。いつもそうしていればいいんだ。
俺はハルヒに、四つん這いになるように命じる。ハルヒは、俺を一瞬、キッと睨んでから、のろのろと命令に従う。
後ろ手に縛られたままなので、ハルヒの顔はベッドに押し付けられる格好になった。いい眺めだ。
「ほら、尻を上げろ!」
「分かったわよ! いちいち命令しないで!」
声には怒りが含まれているが、ハルヒは言われたとおりに尻を上げるではないか。やはり、女にはみんなM女願望があるってのも、あながち間違いじゃなさそうだ。
俺は自分の目の前にさらされたその部分に指を差し込む。
「あああ…もっと優しくしてよ!」
ハルヒが抗議の声を上げるが、知ったことか。
俺はいつもの倍速の勢いで、ハルヒの内部を掻き回す。イヤよイヤよも好きのうちとはよく言ったもので、ハルヒの内部からはじんわりと分泌物が滲み出してくる。
俺はたまらず、後ろからハルヒの中にいきり立ったモノをぶち込む。そして、縛った両手首を掴み上げて、その華奢な背中をぐいっと弓なりに引き上げる。
「おい、どうだ、縛られて犯される気分は」
「バカキョン! 許さないわ…」
口ではそう言いつつも、ハルヒの内部はいつにも増して俺のモノに絡みつき、どうやらやつもそれなりに堪能しているらしい。そうだ、これこそマンネリ打破だ。
俺は頭が真っ白になるほどの快感と征服欲に酔いながら、ハルヒを犯した。途中でハルヒの身体を膝で蹴り転がして表返しにすると、足首を掴んで高く上げさせ、さらにまた激しく突く。うおおおお。
「あぁ、キョン、お願い、中でいくのだけはやめて…」
ハルヒが固く目を閉じたまま呟くように言った。おお、可愛いじゃないか。これからはいつもそんな風にお願いしろ。
大人しくなったハルヒを見ていたら、俺の快感にターボがかかった。俺はまさに腰が抜けるほど強くハルヒの中を突きまくり、そして
「いくぞ…。口を開け!」
と命じると、その口の中に大量に放出した。さっき一度出したとは思えない量だ。我ながらすごいもんだ。
「はぁはぁ…」
俺は激しい快感の後の乱れた息で、ハルヒの口からモノを抜き取る。すげえよかったぜ、ハルヒ。ここはひとつ、頭でも撫でて可愛がってやろう。
しかし、その時、俺は否応なく気付くことになった。ハルヒがまるでネズミを狙う蛇のようにらんらんと目を輝かせて俺を見据えていることに。
ハルヒは無言のまま、にっこりと悪魔の笑いを浮かべると、ベッドの上にすくっと立ち上がった。両手首を縛っていたタッセルはいつの間にか解けていた。え…。あれ?
ハルヒはまだ無言だ。そして今まさに文字通り精も根も使い果たした俺の上に圧し掛かって俺を押し倒し、口を中途半端に半開きにして顔を近づけてくると、奇妙な声で言った。
「ねえ、くょん、きふひて!」
げ…!! そこで俺は気付いた。それまでの快楽に満ちた脳がさーっと冷える。お、お前、その口の中…!
「やめ…! やめろ…。うわ…うわぁぁぁ…!」
当然のように俺の叫びは無視され、がっちりとマウントされたまま…、ハルヒは俺の口をこじ開けた。
生温い液体が俺の口に流し込まれてくる。それは、言うまでもなく俺が放出したものだ(多少は唾液で薄まっていただろうが、それが何の助けになるだろうか)。
「うがぁぁぁ!!」
…ゴクリ…
うわああ! 飲んじまったじゃねえか! お、お、俺の、俺の精液だぞ! これ! げええ!
ハルヒは素っ裸のまま俺をまたぎ、仁王立ちになって言い放った。
「キョン、いったいどこでそんなくだらない遊びを覚えてきたわけ!? 私を手荒に扱うなんて…絶対に許さないわ!
だいたいねぇ、さっき大人しいふりしたのも、作戦よ、作戦!!」
あっけにとられた俺はと言えば、さっきまでの征服欲はどこへやら、今はどっちかと言うと恐怖とか、ビビリだとか、そんな情けない感情が頭の中でぐるぐる回ってる状態だった。
そして口の中にはまだヘンな生臭い味が充満している。うげえ、気持ちわりい…。
「何で人が寝てる間に縛ったりしたのよ!!」
ハルヒは俺の腹をぐりぐりと足で踏みながら怒鳴る。
神様ハルヒ様、俺のせいじゃない、あ、あのAVが悪いんだ…。
「何? あんた、この私を抱いても飽き足らず、くだらないAVなんかこっそり見てたってわけ!? 他の女に欲情してたわけ!!??」
「ひぃええええ…」
どうやら藪を突付いて空手師範、かつK-1チャンピオンのアナコンダを叩き起こしてしまったようだ。
その後、ハルヒが俺にきつい「お仕置き」を課したのは想像に難くないだろう。
例のタッセルは今度は俺の手首に巻かれ(ハルヒが俺に2本のタッセルを自分で繋ぐように命じたのだ。そうとも、俺は正座してタッセルを繋げたさ)、ビンタは飛んでくるわ、腹に膝蹴りは飛んでくるわ…、しまいには
「あんたこれから私を女王様と呼びなさい!」
とまで言い出す始末。どうやら俺は征服欲なんてもんは持たない方が無難だな。今頃気付いても遅いようだが。俺がSをやるより、よほどハルヒ女王様の方がサマになるってもんだ。やれやれ…。
はあ、でもまあ、何にしても、これで当分はマンネリに陥ることもないか…。らんらんと輝く目で俺に往復ビンタを喰らわすハルヒは、心底女王様役を楽しんでいるようだった。
あとは。
俺が本当にMに目覚めてしまう前に、ハルヒ女王様がどうか一刻も早く飽きてくれることを七夕様に願うばかりだ。