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ある日の放課後。SOS団部室に、大きな紙袋を持ったハルヒが駆け込んできて叫んだ。
「みんな、聞いて!SOS団に足りないものが分かったわ!」「なんだ、言ってみろ」
どうせろくでもないことだろうが、聞くだけ聞いてやる。
「ペットよ、ペット!どうしてこんな簡単なことに気づかなかったのかしら。
漫画とかアニメで、不思議な現象に遭遇する主人公はたいていペットを飼っているのよ」そんなもんか?
「なるほど。さすがは涼宮さんです」
「SOS団で、ペットを飼うの!どう思う?古泉くん」
「たいへん良いアイデアかと」
「でも、ペットって何を飼うんですか?犬とか猫は無理ですよね。ハムスターとか?」
「そんな、ただの動物に興味ないわよ。謎の宇宙生物とかUMAを飼いたいところだけど、さすがに
無理だろうから、百歩譲って人間にしておくわ。有希、アンタ今日からペットになりなさい!」
「ちょっと、待て。なんでそうなる」
「だって仕方ないじゃない。古泉くんは副団長。みくるちゃんはマスコット、キョンは下僕だもの。
有希にペットになってもらうしかないわ」
「そうじゃなくてだな。って、おい、俺が一体なんだって?」
俺たちが言い争いをしてる横で、長門は「わかった」と頷いた。
おい長門、本当にいいのか?
「じゃあ、有希、今すぐ服を脱いで」「わかった」
「ハルヒ、オマエは長門に何をさせるつもりだッ!」
「うるさいわね!あたしはペットに服着せて、可愛がってるつもりの自称動物愛好家にはムシズが走るのよ!」
「そういう問題じゃないだろう!」
抗議する俺に構わず、長門は無表情のまま服を脱ぎ始めた。
服を脱いでいる本人よりも、朝比奈さんの方が恥ずかしそうな顔をしている。
古泉に至っては、いつものスマイルを浮かべたままだ。
くそ、目の前で女が服脱いでるっていうのに余裕だな、こいつ。

長門は脱ぎ終わった服を、クリーニングから返ってきた洗濯物の如く、きっちりと折りたたみ、
体を隠そうともせず、その場に立ち尽くした。
それにしても、長門って本当に貧乳だ。朝比奈さんやハルヒと比べては可哀想だが。
いや、比べなくても明らかに全国平均を下回っているだろう。
こうして眺めていて、気の毒になってくるほどだ。情報統合思念体とやらは、貧乳萌えなのかね。
「じゃ、今度はこれよ」ハルヒは、紙袋からネコミミと〝YUKI〟と刻印が入った首輪を取り出し、
身動きひとつしない、長門に身につけさせ
「思ったとおりだわ!似合ってるわよ。さすが私がペットと見込んだだけはあるわ」と満足そうに頷いた。
確かに。何を考えているのか分らない顔がネコっぽいといえばネコっぽいな。いや、はっきり言おう。似合っている。
かわいいと言ってやっても良いかも知れない。もちろん、朝比奈さんには劣るが。
そんなことを考えながら、眺めていると長門は、ついと視線を逸らせた。
ひょっとして照れてるのか?まさか、それは無いか。
さらに、ハルヒはアナルパール(犬のしっぽ付き)を取り出した。
お前は長門を猫にしたいのか、犬にしたいのかどっちなんだ。
「あのー、キョン君、なんですか、あれ?」アナタは知らなくても良いものですよ、朝比奈さん。

「はい、これ。自分で挿入するのよ」
長門は手渡されたアナルパール(犬のしっぽ付き)を、じっと見つめていたが、やがてぺロペロと舐め、
突っ立ったまま、右手で股間をまさぐり始めた。
「な、何をしているんだ、長門!」朝比奈さんが知恵熱を出して卒倒しそうになってるじゃないか。
「この物体を、このまま肛門に挿入すると腸壁を傷つける恐れがある。
だから私自身の唾液とバルトリン氏腺液を潤滑油とし、摩擦抵抗を小さくしてから挿入する」
「なるほど。さすがは長門さんです」
傷つくも何も長門よ、お前だったらどうにでもなるんじゃないのか?

やがて長門の激しくなる指の動きに比例し、アナルパールの舐め方も激しくなってきた。
口の中にパール全体を何度も出し入れするから、ヨダレが垂れて指までベトベトだ。
上の口からも下の口からも、グチュグチュと湿った音が聞こえてくる。
表情の変化は乏しいが、時折「んっ、ンっ」と押し殺した声が聞こえる。
まさか、長門、おまえ感じてるのか?
やがて、体を〝くの字〟に曲げると、一瞬、電気が走ったかのように体を振るわせた。
「どうやらイッたようですね」と古泉。
長門は、ワレメとの間に糸を引く、しとどに濡れたその指を、アナルへと導き、周辺をゆっくりとほぐし始めた。
やがて程よくほぐれてきたのか、アナルパールを慎重な手つきで挿入しはじめた。
相変わらず無表情だが、頬に赤みが増しているように見えるのは俺の気のせいだろうか?
「え、えっと、あのそのお尻の穴は出すところで、ものを入れるのは良くないんじゃ」
朝比奈さんが忠告とも疑問ともつかないことを言った。ええ、そうでしょうね。普通は。
「んもう、じれったいわねえ。それくらい、さっさと突っ込んじゃいなさいよ!根元まで!ズボっと!」
ハルヒは、長門の手を掴み、そのままねじ込んだ。
「くはっ」長門の目が、一瞬大きく見開かれ、小さく息を吐いた。
長門の尻の穴とはいえ、無茶するなよ、ハルヒ。
これにはさすがの長門も堪えたらしく、その場にしゃがみ込んでしまった。
何を勘違いしたのか、ハルヒは
「うん、分かってるじゃない、有希。やっぱりペットは四つん這いにならなきゃね♪」
と上機嫌だ。

長門はそのまま、何のためらいもなく床に両手をつき、四つん這いになった。
満足げな顔をしているのはハルヒだけ。
人間の尊厳を捨てさせられた長門の姿に、俺や朝比奈さん、古泉までがドン引きしていた。
突然、ハルヒがこちらを振り返って言った。
「キョン、アンタは今日中にヤマツチ電器店から、ダンボール箱を貰ってきて。なるべく大きいのよ」
「そんなもの何に使うんだ?」
「決まってるじゃない、中に毛布を敷いて有希の寝床にするのよ!
今日から有希は、SOS団部室で飼うんだからねっ。有希、イイ子にしてるのよ」
長門は四つん這いのまま「わかった」と返事した。
「なるほど。さすがは涼宮さんです」
マジかよ。これから電車に乗ってヤマツチ電器店まで行って戻って来なきゃならんのか、俺は。
「やれやれ」思わずため息をつくと、長門の顔が目に入った。
相変わらず、何を考えているのか分からない目で俺を見上げ、わずかに首を傾げている。
仕方ない。長門のためだもんな。

こうして唯一の文芸部員だった長門有希は、部室を奪われた挙句、SOS団のペットにまで成り下がったのであった。
長門、最初に会ったとき言ったよな?「多分、ろくなことにならない」と。
最終更新:2007年03月19日 02:50