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「…っうぅん…ハァ…はぁあっ…ぅうっ……」
数人の男子生徒は取り囲まれるようにして、涼宮ハルヒに視線を向けていた。
「良い格好だね~ホント、そそられるよ。いや、全く」
一人の生徒が口元を厭らしく歪ませながら、吐息を溢すハルヒに声をかける。

良い格好…男子生徒たちの視線を向ける先には…
眩い白い肌を曝け出した裸体…背中で硬く縛られた両腕…少し汗ばんだ乳房…
膝立ちのまま、男子生徒を代わる代わる睨む涼宮ハルヒがそこに居た。
男子生徒はそんなハルヒの姿を、良い格好だと称賛した…悪意を込めて。

「…は…ぁ…っ!ちょっと!何してんのよ!」
顰めつらで男子生徒達に荒々しく言葉を投げ掛ける。
「へへっ」「アハっ…」男子生徒達は、ハルヒの言葉に口々に笑みを浮かべる。
「皆、ハルヒちゃんにふられちゃって傷ついたクチ、なんだよねぇ…」
先ほど声をかけた男子生徒が一歩前に出て、ハルヒを見下ろす。
「傷ついた俺らの復讐ってやつ?ぶっ壊しちゃおうかな~ってな?で、集まったのよ、俺らはね」
後ろを振り返りながら集まった男子生徒に同意を求め、皆が頷く。
「ほぁ~ら、万条一致で決行決定ーて、事で。これより涼宮ハル…」
「はぁ?あんた達!こんな事して許さないから!!」
演技がかった語りで自分に酔う男子生徒の言葉を遮るように、ハルヒの声が響く。

「ハァ゛?奴隷の分際で主人が喋ってる最中に口を挟むんじゃねぞ!!」
自分の語りを遮られ男子生徒は、怒りを顕わにして腕を振り上げ…そのまま力任せに振り下ろす。
「…っひぃっ!!あぁあっ!!…はッぅウ゛っ!!」
振り下ろされた腕に合わせるようにハルヒは前屈みに屈み、そして悲痛交じりの声を上げる。
「…黙って無いからだよ」
そんなハルヒに冷たい視線を向けながら、口元を歪ませ手にした騎乗鞭を擦る。
そして、仕切り直すように男子生徒は再び演技がかった語りを始める。
「…万条一致で決行決定。これより、涼宮ハルヒの処刑………奴隷調教を決行する!」
前屈みに蹲り悲痛交じりの声をハルヒを、歪んだ欲望に満ちた視線が注がれる。
 
「…ハァっン!…くっ…あぁ…ああ…」
ハルヒは突如襲った痛みに声を上げる…痛みの元は胸。
「何か」が掠めたと思ったら、焼けるような痛みが襲う。
その「何か」は、すぐに自分に見せ付けられる事になった。
身体を屈めたままのハルヒの両肩に、手を掛け起き上がらせる男子生徒達。
「はぁあっ…っっ…い、痛いじゃないのよ!」
涙に滲む瞳の先には、演技がかった語りをする男子生徒とその手に握られた騎乗鞭が。
ハルヒの反応を面白がるようにしながら、男子生徒は再び鞭を手にした手を翳す。
「…ひぃいっ!!」
振り下ろされる鞭に備えるように、身体を硬直させて強く瞳を瞑る。
「……………?」
何時まで経っても痛みが走らない…おそろおそろ瞑った瞳を開くと…振り翳したはずの鞭はもう片方の手に収まっていた。
「プッ…ククッ…ククッ、クっ…あはっはははは!」
ハルヒの反応に笑いが沸く。
ハルヒを取り囲む男子生徒達は、指を指しながら、または腹を手で押さえながら…必死で笑いを堪える者…それぞれがハルヒの反応を笑う。

「……………」
ハルヒは屈辱に振るえ、堪えきらずに声を荒上げる。
「…あたしを何だと思ってるの!!」
「ひぃいっ!!だってよー!!あはははっ!!」
ハルヒの声など気にせずに男子生徒達は笑い続ける。
「あたしを何だって……!?ァ゛ァあ゛ぁあっ!!!」
再び声を上げようとしたハルヒは、最後まで言葉を言い終える事なく悲鳴を上げる。
騎乗鞭がハルヒの言葉を遮ったのだ。
「何って?奴隷」
今度は肩を抑えられているから屈む事なく、膝立ちの姿勢のまま痛みに震えるハルヒに冷たく話しかける。
「俺ら、ハルヒちゃんを奴隷だって思ってるよ?一々聞かないでくれるかなぁ~」
肩を竦めながら首を振りながらハルヒの頭に手を添える。そして、優しく語りかけるようにしながら続ける。
「処刑とか奴隷調教とか言っちゃってるけど気の持ちようだよ?俺らも本気じゃないからさぁ~楽しも?プレイの一つだと思ってさぁ~」
ポンポンとハルヒの頭を叩き頷き…痛みに堪えるハルヒに向かって微笑みと騎乗鞭を……。
「っ!ひぃぃいっ―――!!!」
肌を打つ乾いた音とハルヒの悲鳴が響く
最終更新:2007年05月31日 18:10