「涼宮ハルヒの活躍」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

涼宮ハルヒの活躍 - (2007/10/13 (土) 22:49:03) のソース

<p> <br>
事態は深刻。北高創生以来一番の大事件が起こっている。<br>
 <br>
事の発端は30分程前に遡る。我等SOS団がいつもの活動――まぁオセロやパソコンくらいだが――を部室でしていた時の事だ。<br>
突然放送が鳴り、俺らは仰天する。<br>
 <br>
「ここの学校の放送室は乗っ取ったぁぁ!放送委員4人が人質だぜ!!」<br>
 <br>
明らかに高校生らしくない、中年男性の声がする。乗っ取った?…放送室を?<br>
 <br>
「これは強盗達から私達への挑戦状ね!!受けて立とうじゃない!!」<br>
 <br>
勝手に解釈するな!…言うと思ったけど。<br>
 <br>
「しかし涼宮さん。これはさすがに少々危険では…」<br>
「古泉君!この学校を救えるのはあたし達しかいないの!あたし達がやらなきゃ誰がやるの!?」<br>
「そうですね。分かりました、やりましょう。」<br>
 <br>
そして勝手に納得するな古泉!ハルヒの奴が調子に乗るぞ。<br>
俺らが放送室に向かおうという時に放送が鳴る。<br>
 <br>
「とりあえず金と酒を用意しろぉー!さもなくばこいつらの命はねぇぞ!!」<br>
 <br>
…この強盗、馬鹿か?何故金と酒目的で学校なんだ?しかも放送室って…<br>
そうこうしつつも放送室前に到着。そこには既に大勢の先生方が集まっていた。<br>
岡部が放送室の中へ聞こえるように叫ぶ。<br>
 <br>
「金と酒は用意した!!どうやって引き渡すんだ!!」<br>
 <br>
用意周到なこった。っておいおい、酒があるのは問題なんじゃないか?<br>
 <br>
「生徒一人が入ってきて渡しに来い!!」<br>
 <br>
と、犯人の声。さっきの放送の声とは違うところから考えると、強盗は2人組らしい。<br>
 <br>
「あたしが行くわ!!」<br>
 <br>
さすがにハルヒの危険を感じた俺はハルヒを制止する。<br>
待てハルヒ!ここは俺が行く。<br>
 <br>
「あんたはここで待ってなさい!言ったでしょ!この学校を救えるのはあたししかいないのよ!」<br>
 <br>
さっきは『あたし達』だったような気がするが、まぁそこはスルー。<br>
用意された金と酒(酒はビール瓶2本のようだ)をハルヒが受け取り、放送室の戸の前に立つ。<br>
 <br>
「さぁ、開けなさい!!」<br>
 <br>
ガチャという鍵の開く音。ハルヒは中へ入っていき、戸は閉まった。<br>
緊張する一同。まるでドラマのワンシーンのようだな。<br>
 <br>
突如、中から騒音と奇声が聞こえてきた。<br>
『バリーン!!』<br>
「うわああぁぁ!!」<br>
「くたばりなさい!」<br>
『バリーン!!』<br>
「ぐおっ」<br>
「さぁ、あなたたち逃げて!」<br>
「待てぇっ!」<br>
「あんたはそこで倒れてなさい!!」<br>
「ぎゃああぁっ!!」<br>
 <br>
しばらくすると戸が開いた。すぐに人質の放送委員4人が出てきて、その後に泡を吹いてる強盗2人をハルヒが鷲掴みにして出てきた。<br>
 <br>
「フンッ!ざっとこんなもんよ!」<br>
 <br>
いやあ、素直に感心したね。本当にたった一人でこの学校を救ってしまうとは。<br>
 <br>
その後警察が駆けつけて強盗2人を逮捕。ハルヒは警察から感謝状をもらっていた。<br>
 <br>
 <br>
そうしてまたSOS団の歴史に新たな1ページが刻まれた。この活躍の象徴となる感謝状は、団長様の机の中に大切に保管されている。<br>
end<br>
 </p>