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「二人のハルヒ 第2部」(2007/01/15 (月) 06:51:22) の最新版変更点
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<div class="main">
<div>「二人のハルヒ 第2部」<br></div>
<br>
<div>
さて、土曜日の不思議探しは無事に終わって二日後…つまり、月曜日である。<br>
あと一週間で夏休みだから、生徒達もブーンするかのようにハイテンション上がりずつある。<br>
やれやれ、こりゃあ…二学期最初になると、死人のように帰ってくるだろうな。<br>
</div>
<br>
<div>「おはよ、キョン」<br>
「あぁ」<br>
いつもの挨拶会話。<br>
ハルヒは何かを企んでるかのように目がキラキラ輝いてる。<br>
「ねぇ、キョン!聞いて!夏休みまで一週間しかないのに、新人の先生が来るらしいよ!」<br>
何だって?一週間しかないのに新人の先生?<br>
あり得ない話だ…うん、あり得ないね。<br>
「ちょっと~キョン!これオカシイよね!」<br>
はいはいオカシイオカシイ。<br>
「…あのね…」<br>
と話してる間、あの憎ったらしい先生が来た。<br>
あのハンドボールバカの岡部である。<br>
「えー、早速だが…俺の体の調子が悪く、引退する事になった…」<br>
クラス一同、騒ぐ。<br>
ほぉ、良かったな…引退出来て。<br>
「…と言う訳で、代わりに新人の先生が担任になってくれるそうだ」<br>
そういえば、新人ってどんな人なんだろうな…。<br>
「聞いた話によると、女の先生だって!」<br>
教えてくれてありがとう。<br>
「入ってくれ」<br>
「はい」<br>
んー?どこかで聞いた声だな…。<br>
何だっけ?<br>
と思ってる内に、教壇の所を見た。<br></div>
<br>
<div>
「始めまして、英語担当の鈴見ハルカです!よろしく!」<br></div>
<br>
<div>ガンッ!<br></div>
<br>
<div>俺は、近くにある窓にぶつかった。<br>
「ん?どした?●●●●」<br>
「…何でもないです」<br>
クラス全員、俺の所へ注目浴びた。<br>
そりゃ、そうだ…俺は、物凄くすっこけたからな。<br>
おー、イテェ…血出てないよな?<br></div>
<br>
<div>昼休み、非常階段にで<br>
「…で、何でこんな所にいるんですか?ハルヒさん」<br>
「んー、何の事かなぁ?」<br>
「誤魔化さないで下さい」<br>
「あー、分かった分かった…あのね、この時代で生活するのに仕事が必要なの」<br>
つまり、職業症ですか?<br>
「うーん、まぁ…それに近いわね」<br>
と、ケラケラ笑うハルヒ(大)。<br>
「あら?キョンとハルカさんじゃないの?」<br>
上から声掛けた主は、ハルヒ(小)である。<br>
「あら、ハルヒちゃんじゃないの」<br>
「何の話をしてたの?」<br>
俺にフるなよ、ハルヒよ。<br>
「ただの世間話さ」<br>
「そうなんだ…あ、ハルカさん、教えが上手かったよ!」<br>
「あははっ、ありがと!」<br>
ふぅ…<br>
二人には聞こえないように溜息した。<br>
ハルヒ(小)とハルヒ(大)を比べると少し変わったな。<br>
未来って何があるのかな、ハルヒさん教えてくれないかな。<br>
ま、そうは簡単に教えないか。<br>
「ん、何よ、キョン!あたしの顔に何が付いてるの?」<br>
「んぁ?何も付いてないさ…考え事してたんだよ」<br>
「あ、さてはイヤラシイ事考えてたでしょ?」<br>
「んな事考えてねぇよ」<br>
「怪しい~」<br>
たまには、こういう会話は悪くないな。<br>
ハルヒさんだって、同感だろ?<br></div>
<br>
<div>ハルヒ(大)サイド<br></div>
<br>
<div>懐かしいわね、あの頃の私とキョン…。<br>
いつも、迷惑かけてたっけ。<br>
「ハルカさん!もうすぐ、チャイムなるので戻ります!」<br>
はいはい、いってらっしゃい。<br>
「待ちなさーい!バカキョン!」<br>
私は、この時代のハルヒとキョンを教室へ帰ったのを見届ける。<br>
「…あの頃の私は、変わりたがったと思ってたな」<br>
小学校の時、ある野球場で人が多くいた事でショック受けたな。<br>
その後、私はつまらない生活送り始めた。私は、思ってた…少し変わりたいと…。<br>
でも、変わらなかった…高校になるまではね、高校に入って、ある人に会った。<br>
それが、あなたなのよ…キョン…忘れもしないわ、あれは××年前の七夕だよね。<br>
あなたがこう言ってた「ジョン・スミスだ」とね。<br>
それが、あなただよね…。<br>
私は、嬉しかった…あなたと会えて…。<br>
高校入学して間もない頃、SOS団を設立してキョンと一緒にやって来たよね。<br>
勿論、仲間である古泉君とみくるちゃんと有希もね。<br>
…色々あったわ…みくるちゃんにコスプレしたり、不思議探ししたりしたよね。<br>
「それにしても…」<br>
私は、周りを風景を見回す。<br>
「懐かしいね…あの頃は」<br>
その時、私の目から涙が出た。<br>
「あら、何で涙出てるのかな…はは、何でだろ」<br>
私は、未来人だから。<br>
この先の事は知ってる。<br>
辛い思い出や楽しかった思い出などあるから。<br>
私は、何のために生きて来れたかな…。<br></div>
<br>
<div> 誰のために?<br>
キョン?<br>
キョンのために?<br>
あぁ、そうだ…。<br></div>
<br>
<div>キョンのために生きて来れたんだ…。<br>
私は、キョンにとって大切な恋人だから、生きて行けたんだな。<br>
でも、そんなに悩む事は無いわ!<br>
だって、未来は結婚してるし…。<br>
「あいつもいるから…」<br>
私は、目を瞑って思った。<br></div>
<br>
<div>キョン…忘れないで。<br>
あの頃の私は、勇気無かっただけなの。<br>
だから、嫌われたりしないでね…。<br>
「……」<br>
私は、目を開け、青空を見た。<br></div>
<br>
<div>キョン…あなたは、私の……だからね。<br></div>
<br>
<div>
「はぁ、泣いてスッキリした!さて、仕事に戻らないとね!」<br>
それに、早く決着付けないと…世界が危ない。<br>
朝倉…あなたは何を企んでるの。<br></div>
<br>
<div>第2部 完<br></div>
<br>
<br>
<ul>
<li><font color="#666666">第3部</font></li>
</ul>
</div>
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<div>「二人のハルヒ 第2部」<br></div>
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さて、土曜日の不思議探しは無事に終わって二日後…つまり、月曜日である。<br>
あと一週間で夏休みだから、生徒達もブーンするかのようにハイテンション上がりずつある。<br>
やれやれ、こりゃあ…二学期最初になると、死人のように帰ってくるだろうな。<br>
</div>
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<div>「おはよ、キョン」<br>
「あぁ」<br>
いつもの挨拶会話。<br>
ハルヒは何かを企んでるかのように目がキラキラ輝いてる。<br>
「ねぇ、キョン!聞いて!夏休みまで一週間しかないのに、新人の先生が来るらしいよ!」<br>
何だって?一週間しかないのに新人の先生?<br>
あり得ない話だ…うん、あり得ないね。<br>
「ちょっと~キョン!これオカシイよね!」<br>
はいはいオカシイオカシイ。<br>
「…あのね…」<br>
と話してる間、あの憎ったらしい先生が来た。<br>
あのハンドボールバカの岡部である。<br>
「えー、早速だが…俺の体の調子が悪く、引退する事になった…」<br>
クラス一同、騒ぐ。<br>
ほぉ、良かったな…引退出来て。<br>
「…と言う訳で、代わりに新人の先生が担任になってくれるそうだ」<br>
そういえば、新人ってどんな人なんだろうな…。<br>
「聞いた話によると、女の先生だって!」<br>
教えてくれてありがとう。<br>
「入ってくれ」<br>
「はい」<br>
んー?どこかで聞いた声だな…。<br>
何だっけ?<br>
と思ってる内に、教壇の所を見た。<br></div>
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「始めまして、英語担当の鈴見ハルカです!よろしく!」<br></div>
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<div>ガンッ!<br></div>
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<div>俺は、近くにある窓にぶつかった。<br>
「ん?どした?●●●●」<br>
「…何でもないです」<br>
クラス全員、俺の所へ注目浴びた。<br>
そりゃ、そうだ…俺は、物凄くすっこけたからな。<br>
おー、イテェ…血出てないよな?<br></div>
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<div>昼休み、非常階段にで<br>
「…で、何でこんな所にいるんですか?ハルヒさん」<br>
「んー、何の事かなぁ?」<br>
「誤魔化さないで下さい」<br>
「あー、分かった分かった…あのね、この時代で生活するのに仕事が必要なの」<br>
つまり、職業症ですか?<br>
「うーん、まぁ…それに近いわね」<br>
と、ケラケラ笑うハルヒ(大)。<br>
「あら?キョンとハルカさんじゃないの?」<br>
上から声掛けた主は、ハルヒ(小)である。<br>
「あら、ハルヒちゃんじゃないの」<br>
「何の話をしてたの?」<br>
俺にフるなよ、ハルヒよ。<br>
「ただの世間話さ」<br>
「そうなんだ…あ、ハルカさん、教えが上手かったよ!」<br>
「あははっ、ありがと!」<br>
ふぅ…<br>
二人には聞こえないように溜息した。<br>
ハルヒ(小)とハルヒ(大)を比べると少し変わったな。<br>
未来って何があるのかな、ハルヒさん教えてくれないかな。<br>
ま、そうは簡単に教えないか。<br>
「ん、何よ、キョン!あたしの顔に何が付いてるの?」<br>
「んぁ?何も付いてないさ…考え事してたんだよ」<br>
「あ、さてはイヤラシイ事考えてたでしょ?」<br>
「んな事考えてねぇよ」<br>
「怪しい~」<br>
たまには、こういう会話は悪くないな。<br>
ハルヒさんだって、同感だろ?<br></div>
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<div>ハルヒ(大)サイド<br></div>
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<div>懐かしいわね、あの頃の私とキョン…。<br>
いつも、迷惑かけてたっけ。<br>
「ハルカさん!もうすぐ、チャイムなるので戻ります!」<br>
はいはい、いってらっしゃい。<br>
「待ちなさーい!バカキョン!」<br>
私は、この時代のハルヒとキョンを教室へ帰ったのを見届ける。<br>
「…あの頃の私は、変わりたがったと思ってたな」<br>
小学校の時、ある野球場で人が多くいた事でショック受けたな。<br>
その後、私はつまらない生活送り始めた。私は、思ってた…少し変わりたいと…。<br>
でも、変わらなかった…高校になるまではね、高校に入って、ある人に会った。<br>
それが、あなたなのよ…キョン…忘れもしないわ、あれは××年前の七夕だよね。<br>
あなたがこう言ってた「ジョン・スミスだ」とね。<br>
それが、あなただよね…。<br>
私は、嬉しかった…あなたと会えて…。<br>
高校入学して間もない頃、SOS団を設立してキョンと一緒にやって来たよね。<br>
勿論、仲間である古泉君とみくるちゃんと有希もね。<br>
…色々あったわ…みくるちゃんにコスプレしたり、不思議探ししたりしたよね。<br>
「それにしても…」<br>
私は、周りを風景を見回す。<br>
「懐かしいね…あの頃は」<br>
その時、私の目から涙が出た。<br>
「あら、何で涙出てるのかな…はは、何でだろ」<br>
私は、未来人だから。<br>
この先の事は知ってる。<br>
辛い思い出や楽しかった思い出などあるから。<br>
私は、何のために生きて来れたかな…。<br></div>
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<div> 誰のために?<br>
キョン?<br>
キョンのために?<br>
あぁ、そうだ…。<br></div>
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<div>キョンのために生きて来れたんだ…。<br>
私は、キョンにとって大切な恋人だから、生きて行けたんだな。<br>
でも、そんなに悩む事は無いわ!<br>
だって、未来は結婚してるし…。<br>
「あいつもいるから…」<br>
私は、目を瞑って思った。<br></div>
<br>
<div>キョン…忘れないで。<br>
あの頃の私は、勇気無かっただけなの。<br>
だから、嫌われたりしないでね…。<br>
「……」<br>
私は、目を開け、青空を見た。<br></div>
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<div>キョン…あなたは、私の……だからね。<br></div>
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「はぁ、泣いてスッキリした!さて、仕事に戻らないとね!」<br>
それに、早く決着付けないと…世界が危ない。<br>
朝倉…あなたは何を企んでるの。<br></div>
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<div>第2部 完<br></div>
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<li><a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1615.html"><font color=
"#666666">第3部</font></a></li>
</ul>
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