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「新世紀メランコリオン 第一話」(2007/04/04 (水) 20:47:11) の最新版変更点
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<div class="main">
<div>新世紀メランコリオン<br />
20XX年、西ノ宮<br />
夏のある晴れた日の事、突如として現れた巨大な怪物、通称「シト」<br />
シトは西ノ宮を初めとした兵庫県内に壊滅的被害を与えた。<br />
国家の特殊機関「ナガル」は、数人の少年少女と決戦兵器に未来を託した。</div>
<br />
<div>第一話:巨人</div>
<br />
<div>西ノ宮地下、ナガル情報統合室</div>
<br />
<div>無機質な電子音とキーボードをタイプする音が響く。<br />
なんのへんてつも無い、ここしばらく続いた平和な日常。<br />
眠りこける者もいれば、世間話に花を咲かす者もいる。<br />
だがしかし、つかの間の平和は少女の一言によって破られた。<br />
「・・・動く。」<br />
空気は一瞬氷付き、次の瞬間にはそれぞれが仕事に入る。<br />
「ノイヂ、仮死状態から回復。再び動き出します!」<br />
「周期には余裕があるだろう?」<br />
「だが室長の言う事だ!」<br />
「パターン白、総員第3戦闘配備、メランコリオン出撃準備!」<br />
このノイヂは、活動と仮死状態を2週間の周期で繰り返しており、<br />
仮死状態の間は厚い膜を張っていて、何の攻撃も通さない。<br />
倒すチャンスは活動中の2週間、仮死状態の内に準備をするというつもりだったが、<br />
今回に限り仮死状態が1週間だったのである。<br />
「早いお目覚めね、今度こそ倒して</div>
<br />
<div>赤いパイロットスーツを着て、満面の笑みを浮かべる少女、凉宮ハルヒ。<br />
「起きて来た事を後悔させてあげるわ!」<br />
そう言って何かのハッチを開けて操縦席に乗り込む。<br />
大人1人がようやく入れる様な小さな操縦席だが、小柄なハルヒには問題無い。<br />
ハルヒはキーを差し込み、PWと指紋を認証させて、メランコリオン零号機を起動させた。<br />
人体意思疎通型機動決戦兵器メランコリオン、何種類かある内の零号機は人型である。<br />
それ故、汎用性もあり、戦闘能力も高い。<br />
反面、人型であるがために操縦が難しいのである。<br />
メランコリオンの特徴は、人体の意思イメージが機体に伝わる事である。<br />
つまり細かい動きはパイロットがイメージするだけで動くのだ。<br />
無論大まかな動きは四肢のレバー、ペダルなどで動かさなければならない。<br />
このシステムの考案者は、現ナガル情報統合室室中の長門有希だ。<br />
そしてメランコリオン開発の資金提供者が鶴屋財閥だ。<br />
そしてナガルとは、対ノイヂの為の最も有力な 企 業 なのだ。</div>
<br />
<div>ハルヒ「メランコリオン零号機、射出よぉい!」<br />
長門「射出リフト上昇、地表到達まで21秒」</div>
<br />
<div>甲子園球場のグラウンドが二つに割れて、赤い巨人がせりあがる<br />
零号機は、ハルヒのパイロットスーツとお揃いの真っ赤な色をしていた。<br />
体長は15mくらいで、一段と光るモノアイがノイヂを視認する<br />
蜘蛛の形をしたノイヂだ。対高は零号機より割とでかい。やたらでかい牙がある<br />
ハルヒ「ノイヂ視認、2時の方角230m、銃撃で先制するわ」<br />
零号機の太もも辺りが割れて、拳銃が出てくる。<br />
バァン、バァンと劣化ウラン弾を打ち出す音が辺りに響く。<br />
しかしノイヂに当たる事は無く、弾は道路にめりこんだ。<br />
ハルヒ「あぁもう、だから射撃は嫌いなの!」<br />
ガチャンと左のフットペダルを踏み入れて、<br />
腰に常備している零号機のメイン装備トンファーを装備する。<br />
ハルヒ「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!」<br />
跳躍、距離よりも高さを優先したものだ。<br />
落ちる勢いを右のトンファーに乗せて、渾身の一撃を叩き込む。<br />
どりゅっという気味の悪い音がして、ノイヂの頭部が歪む。<br />
『キシャアアアアアア!!!』<br />
ノイヂはダメージを受けたにも関わらず、零号機に足を絡み付けた。<br />
ハルヒ「ちょっ、何この変態、離れない!」苦戦しているところに、ファランクスミサイルが飛んできた。</div>
<br />
<div>ボボボボとミサイルが炸裂して、ノイヂの足が2本もげた。<br />
ミサイルの主の上空を舞う巨大な怪鳥に向かい叫んだ。<br />
ハルヒ「キョン!」<br />
怪鳥は、メランコリオン初号機だった。<br />
さしずめ零号機の支援用と言った役割だ。<br />
キョン「こんな奴に苦戦してるのかよ、落ちたな。」<br />
ハルヒ「うっさいわね!この蜘蛛やっつけるわよ」<br />
キョン「へいへい」<br />
ハルヒは足が2本もげたノイヂを、掌底の要領でかちあげた。<br />
浮かんだノイヂに向かい、初号機のミサイルが命中する。<br />
これにはノイヂもたまらず。瀕死のダメージだ。<br />
ハルヒ「私の拳が真っ赤に燃える!<br />
お前を倒せと輝き叫ぶ!」<br />
キョン「はいはいわかったわかった。」<br />
急降下した初号機の足爪が、ノイヂを掴んで瀬戸内海へと放り投げる。キョン「パラノイドサーカス!!!!!」<br />
機銃、ミサイル問わず残弾をノイヂに向かい撃ち尽くす。<br />
海面で大爆発が起こり、ノイヂは粉々に砕け散った。<br />
ハルヒ「こらぁ!一番いいところ取るな!死ねバカキョン!」<br />
キョン「死ねはないだろう、第一俺が助けなかったら負けてたろ?」<br />
ひゅるりと翻り六甲山の発射台へ帰る。<br />
ハルヒ「死ね!バカキョン!」<br />
長門「ユニーク」<br />
第一話、\(^o^)/</div>
<br />
<br />
<ul>
<li><a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1753.html"><font color="#666666">第二話</font></a></li>
</ul>
</div>
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<div class="main">
<div>新世紀メランコリオン<br />
20XX年、西ノ宮<br />
夏のある晴れた日の事、突如として現れた巨大な怪物、通称「ノイヂ」<br />
ノイヂは西ノ宮を初めとした兵庫県内に壊滅的被害を与えた。<br />
国家の特殊機関「ナガル」は、数人の少年少女と決戦兵器に未来を託した。</div>
<br />
<div>第一話:巨人</div>
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<div>西ノ宮地下、ナガル情報統合室</div>
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<div>無機質な電子音とキーボードをタイプする音が響く。<br />
なんのへんてつも無い、ここしばらく続いた平和な日常。<br />
眠りこける者もいれば、世間話に花を咲かす者もいる。<br />
だがしかし、つかの間の平和は少女の一言によって破られた。<br />
「・・・動く。」<br />
空気は一瞬氷付き、次の瞬間にはそれぞれが仕事に入る。<br />
「ノイヂ、仮死状態から回復。再び動き出します!」<br />
「周期には余裕があるだろう?」<br />
「だが室長の言う事だ!」<br />
「パターン白、総員第3戦闘配備、メランコリオン出撃準備!」<br />
このノイヂは、活動と仮死状態を2週間の周期で繰り返しており、<br />
仮死状態の間は厚い膜を張っていて、何の攻撃も通さない。<br />
倒すチャンスは活動中の2週間、仮死状態の内に準備をするというつもりだったが、<br />
今回に限り仮死状態が1週間だったのである。<br />
「早いお目覚めね、今度こそ倒して</div>
<br />
<div>赤いパイロットスーツを着て、満面の笑みを浮かべる少女、凉宮ハルヒ。<br />
「起きて来た事を後悔させてあげるわ!」<br />
そう言って何かのハッチを開けて操縦席に乗り込む。<br />
大人1人がようやく入れる様な小さな操縦席だが、小柄なハルヒには問題無い。<br />
ハルヒはキーを差し込み、PWと指紋を認証させて、メランコリオン零号機を起動させた。<br />
人体意思疎通型機動決戦兵器メランコリオン、何種類かある内の零号機は人型である。<br />
それ故、汎用性もあり、戦闘能力も高い。<br />
反面、人型であるがために操縦が難しいのである。<br />
メランコリオンの特徴は、人体の意思イメージが機体に伝わる事である。<br />
つまり細かい動きはパイロットがイメージするだけで動くのだ。<br />
無論大まかな動きは四肢のレバー、ペダルなどで動かさなければならない。<br />
このシステムの考案者は、現ナガル情報統合室室中の長門有希だ。<br />
そしてメランコリオン開発の資金提供者が鶴屋財閥だ。<br />
そしてナガルとは、対ノイヂの為の最も有力な 企 業 なのだ。</div>
<br />
<div>ハルヒ「メランコリオン零号機、射出よぉい!」<br />
長門「射出リフト上昇、地表到達まで21秒」</div>
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<div>甲子園球場のグラウンドが二つに割れて、赤い巨人がせりあがる<br />
零号機は、ハルヒのパイロットスーツとお揃いの真っ赤な色をしていた。<br />
体長は15mくらいで、一段と光るモノアイがノイヂを視認する<br />
蜘蛛の形をしたノイヂだ。対高は零号機より割とでかい。やたらでかい牙がある<br />
ハルヒ「ノイヂ視認、2時の方角230m、銃撃で先制するわ」<br />
零号機の太もも辺りが割れて、拳銃が出てくる。<br />
バァン、バァンと劣化ウラン弾を打ち出す音が辺りに響く。<br />
しかしノイヂに当たる事は無く、弾は道路にめりこんだ。<br />
ハルヒ「あぁもう、だから射撃は嫌いなの!」<br />
ガチャンと左のフットペダルを踏み入れて、<br />
腰に常備している零号機のメイン装備トンファーを装備する。<br />
ハルヒ「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!」<br />
跳躍、距離よりも高さを優先したものだ。<br />
落ちる勢いを右のトンファーに乗せて、渾身の一撃を叩き込む。<br />
どりゅっという気味の悪い音がして、ノイヂの頭部が歪む。<br />
『キシャアアアアアア!!!』<br />
ノイヂはダメージを受けたにも関わらず、零号機に足を絡み付けた。<br />
ハルヒ「ちょっ、何この変態、離れない!」苦戦しているところに、ファランクスミサイルが飛んできた。</div>
<br />
<div>ボボボボとミサイルが炸裂して、ノイヂの足が2本もげた。<br />
ミサイルの主の上空を舞う巨大な怪鳥に向かい叫んだ。<br />
ハルヒ「キョン!」<br />
怪鳥は、メランコリオン初号機だった。<br />
さしずめ零号機の支援用と言った役割だ。<br />
キョン「こんな奴に苦戦してるのかよ、落ちたな。」<br />
ハルヒ「うっさいわね!この蜘蛛やっつけるわよ」<br />
キョン「へいへい」<br />
ハルヒは足が2本もげたノイヂを、掌底の要領でかちあげた。<br />
浮かんだノイヂに向かい、初号機のミサイルが命中する。<br />
これにはノイヂもたまらず。瀕死のダメージだ。<br />
ハルヒ「私の拳が真っ赤に燃える!<br />
お前を倒せと輝き叫ぶ!」<br />
キョン「はいはいわかったわかった。」<br />
急降下した初号機の足爪が、ノイヂを掴んで瀬戸内海へと放り投げる。キョン「パラノイドサーカス!!!!!」<br />
機銃、ミサイル問わず残弾をノイヂに向かい撃ち尽くす。<br />
海面で大爆発が起こり、ノイヂは粉々に砕け散った。<br />
ハルヒ「こらぁ!一番いいところ取るな!死ねバカキョン!」<br />
キョン「死ねはないだろう、第一俺が助けなかったら負けてたろ?」<br />
ひゅるりと翻り六甲山の発射台へ帰る。<br />
ハルヒ「死ね!バカキョン!」<br />
長門「ユニーク」<br />
第一話、\(^o^)/</div>
<br />
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<li><a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1753.html"><font color="#666666">第二話</font></a></li>
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