古泉「たたたた、大変だ!」
いきなり慌ててスイマセン!
僕の名前は古泉一樹。何処にでも居るしがない高校生エスパーです。
とつぜんですが、聞いてください。
僕は何時ものようにハッテンしてました。
悲しいですが、擬似キョンタンでハッテンしてました。
ねりからしをまぶした、大根です。
それを僕の秘めどころにぶち込んでハッテンしてました。
古泉「ンヴォヴォヴォヴォ! アナッポォ! サイコォ!」
でした。天上の幸福が禍福でした。感激でした。
……途中までは。
悲劇は突然やってきたのです。
あろうことか、
古泉「アナル痙攣とは……! 世も末じゃあ!」
ビリリリ! とアナルと括約筋に走った電流!
それはトキメキ……愛の始まり、ではありませんよ!
古泉「世も末じゃあ! アナル痙攣じゃあ! たたりじゃあ!」
抜けません!
いえ、抜きましたが!
違います!
大根が抜けないんです!
こういうときはSOS団の皆さんに助けていただくしかありません!
というわけで、僕は大根がフォーリン、ラヴ、イン、ザ、アナル! したまま部室に駆け込みました!
古泉「助けてください! 大根がからしで抜けなくて、痙攣がアナルの世紀末です!」
あまりの混乱に支離滅裂な台詞を叫んでしまった所為でしょう。
部室に居たみなさんは、固まってしまいました。
宮城県民を見るような目で僕を見ています。
古泉「アナル痙攣で大根がぬけません!」
半裸の下半身を指差します。
間違えました。
チンコを指差してしまいました。
古泉「失礼。大根というよりは、さやいんげんでした」
後ろを振り向きます。
大根を振り回しました。ケツごと。腰をくねらして。
古泉「アッアッアッー! 激しい! ひさかたぶりの、世紀末!」
うかつでした!
深く挿入したままこねられると、快感です!
抜きました!
抜けてませんが!
抜けてしまいました!
古泉「これは失敬!」
何をやっているんでしょう僕は!
慌てすぎです。まずは落ちつきましょう。
古泉「落ち着きたまえ! あらぶるアナルの神よ!」
気合をいれます。
全神経をアナルに集中して、気をアナルに集めます。
セイ!
ハッ!
ブリッ!
古泉「ぬおおおおおおおおおおおおっ!」
たたたた、大変だ!
再び慌ててスイマセン!
落ち着こうとアナルに気合をいれたら、ウンコが出てしまいました。
いえ、栓がしっかりしているので出てはいませんが。
とにかくウンコです。
からしでなくて、付け味噌大根になってしまいました!
古泉「ビールのお供なぞクソ食らえだ!」
ブヒッ!
上手い事言いましたよ、僕。
今上手い事言いましたよ!
聞いてくれましたか!?
古泉「もういっぱつクソ食らえだ!」
ブリッ!
って、違う!
アナルがウンコで大根抜けないんです!
ウンコの勢いでもしや……だなんて、ただのペガサス幻想でした!
古泉「おい大根! 僕のケツの中で小便をしろ!」
ああああああ!
違う違う!
何を言っているんだ、僕は!
落ち着けよ落ち着け、クールになれ、ヒートガイ古泉!
とにかく全神経をアナルに集中です。
オーラパワーを括約筋に溜め込むのです。
……そして、一気に解き放つのです!
セイ!
アッー!
ブリッ!
古泉「ウンコオオオオオオオオオ!」
また出てしまいました。
昨日食べた使用済み擬似キョンタンの所為でしょうか!
分かりません!
とにかく僕は落ち着きません!
だから分からなかったのです!
長門さんの股間から、トーテムポールが生えていたことに!
古泉「うほっ……良い民芸品」
長門「なかなかお目が高い。オメガは高い。ブヒッ!」
古泉「ぷくくくっ!」
なんて面白いギャ、ブリッ!
アッー!
またウンコオオオオオオオオオオ!
古泉「ナガトオオオオオオオオオ!」
貴方のギャグのせいでまたウンコですよ!
どうしてくれるんですか!
ウンコしすぎてデトックス要らずですよ!
ていうか抜いてください!
大根抜いてください!
当初の目的忘れてました!
長門「うほっ! ……良い有機栽培」
古泉「そりゃあ僕は有機生命体ですから」
長門「ぷくくっ!」
ブリッ!
長門「ウンコオオオオオオオオ!」
あああああ!
ダメだダメだ!
宇宙の長門型長門ロボットは役に立ちません!
こういうとき頼りになるのはやっぱり、未来のオーバーテクノロジーを持った朝比奈さんです。
助けてください! 朝比奈さん!
僕は大根、長門さんはトーテムポールでアナルが痙攣ウンコウンコです!
って、アッー!
みくる「やってらんねぇよ、ったく、あー? ウンコウンコうるせぇんだよカスが」
みくる「大根如きでゴタゴタ抜かすかハナッタレが。こちとらフィストが朝飯前だ」
やさぐれモードじゃないですか!?
こうなるとダメです。彼女は二、三人半殺しにしないと元に戻りません!
みくる「かぁーっ! 未来アヘン最高!」
朝比奈さんもダメとなると……くううううう!
やっぱりあの二人に頼るしかありません!
キョンタン。
涼宮ハルヒ。
わが高が他高に誇る二大巨根に!
長門「セインート、セイーヤー!」
みくる「プロトカルチャーっ!?」
たたたたた、助けてください!
僕の大根のせいで、部活が崩壊の危機です!
僕は懇願しました。
……しかし。
とにかく僕は慌てていました!
だからそれにも気がつかなかったのです!
二人の……異様な姿にも!
ハルヒ「膣痙攣とは言い訳で、このまま妊娠するのです」
キョン「抜けません」
古泉「ナンテコッタイ/(^o^)\」
部室内でヘテロハッテンですか!
不純です!
僕はあふるる涙を堪えませんでした!
古泉「……神は、死んだのですね」
神人「呼んだ?」
古泉「エエエエエエエエエ!?」
略
そうして、僕は神人と幸せに暮らしました。
僕のアナルに突き刺さったまま生涯抜けることのなかった大根は、
後にこう呼ばれることになるのです。
――根性大根、と。
古泉「みんな! 野菜を粗末にするなよ!」
アナルを出よう! 完
最終更新:2020年06月10日 14:12