喜緑「会長、タバコは少し控えたほうがいいと思います」
会長「な!?どうしてわかったんだ?ファブリーズしたのに・・」
[バリバリバリ]
会長「お、お前は!?」
??「わたしは、コスの天使!!あと月の戦士!!あと、あと・・」
会長「思いつかないならもういい、あまり無理するな喜緑くん」
喜緑「・・・うるさいうるさいうるさい」
喜緑「最近わたしのことデコだのワカメだのいってる人がいるみたいですけど
わたしが本気をだしたらこんな星すぐに潰せるんですよ?一回本気出しましょうか?」
会長「どうした喜緑君、なにかあったのか?」
喜緑「いえ、先日コンサートにいったんですけど、ふざけたガンダムオタクのせいで時間がなくて、
なんのために行ったのかわからないまま帰らされたんです」
会長「それじゃあ俺だけのために歌ってくれるか?」
喜緑「198000円になります」
会長「カードで」
喜緑「ほらほら長門さん、いつまでも本を読んでないでお風呂に入ってください」
長門「・・・うるさい」
喜緑「・・・・はやくしないと夕飯抜きですよ?」
長門「ごめんなさい、今いく」
喜緑「はあ、今日は一本もマッチが売れません、まったく人間のくせにマッチくらい買ってくださいよ
人間の分際で・・・寒い、一本火をつけてみましょう」
[シュ]
会長「やあわたしはマッチの精だよ」
喜緑「あなたの存在は近藤まさひこの所為なんですか?」
会長「いやいや、マッチの精霊ってことだ、君はマッチが売れなくて困ってるな?」
喜緑「いえ別に」
会長「え?だって売れないと生活できないだろう?」
喜緑「いえ、わたしは趣味でマッチを売っているだけですから」
会長「まじで?じゃあわたしはなんのために出てきたんだ」
喜緑「知りません、それにしても精霊ですか・・・珍しいですね、ちょっと解剖させてください」
会長「ち、ちょっと・・・・アッ---!!!」
喜緑「今日は生徒会の親睦会、人間ごときと休日まで一緒にすごすなんて・・・疲れますね」
会長「すまん待ったか?」
喜緑「はい待ちました、会長の分際でわたしを待たせるなんていい度胸ですね」
会長「そ、そこまで言わなくても」
喜緑「ところで他の人はどうしたんですか?」
会長「実は・・・誰もこないんだ」
喜緑「さようなら」
会長「そんなツンツンな喜緑君も・・・いい」
喜緑「あのセガールって言う人の声かっこいいですね」
会長「ふっ、あれは吹き替えといって、本当に喋っているのは大塚明男さんだ」
喜緑「し、知ってましたよそれくらい」
会長「ふふん」
喜緑「今日の議題は会長のめがねのデザインについてです・・・って何で誰もいないんですか?いじめですか?」
[ガラ]
会長「ハッピバースデーえーみりーんハッピバースデーえーみりーんハッピバースデーディアえみりーん
ハッピバースデートゥーユー」
喜緑「会長・・・・」
会長「おめでとう、歳の数だけ包ませました」
喜緑「1,2,3、・・・18本?一応わたし17歳って設定なんですけど」
会長「この一本は来年も一緒に祝おうって意味だ」
喜緑「・・・まあいいですよ、薔薇をくれたお礼です」
会長「なあ喜緑君、明日うち両親が出掛けて誰もいないんだ」
喜緑「え?・・・」
会長「弁当を作ってきてくれないか?」
喜緑「お、お弁当ですか・・・」
会長「おや?何を考えていたのかな?」
喜緑「・・・そんなことを言うと作ってきてあげませんよ」
会長「なにも言っていないが」
喜緑「うぐぅ」
会長「うん、美味い」
喜緑「当たり前です、もし人間ごときがまずいなんて言ったら宇宙空間へ放り出します」
会長「そうか、喜緑君はいいお嫁さんになれそうだな」
喜緑「そ、そんなこと言ったってなにも出ませんよ」
会長「この弁当だけで充分だ」
喜緑(もう、なんでわたしが人間ごときと二人で帰らないといけないんですか)
会長「どうした?」
喜緑(それもこんなひょろメガネと)
会長「わたしの顔になんかついてるかな?」
喜緑「いえ別に」
会長「そうか・・・お?雨だ、傘持ってるか喜緑君」
喜緑「ありますけど」
会長「入れてくれ」
喜緑「・・・仕方ないですね」
会長「助かるよ」
喜緑「ちょっと会長、狭いですよ。これでは濡れてしまいます」
会長「ああすまん」
キョン「なあ、長門腕相撲しないか?」
長門「なぜ?」
キョン「暇だから」
長門「そう」
ガシ]
古泉「ではいきますよ、レディ、GO!」
[ズガン!ボキ!]
キョン「ぎやあああああああああああああああああああああああ」
長門「ふっ、雑魚め」
キョン「痛いよぅ、ぅぅぅ」
[ガチャ]
喜緑「長門さんなにしてるんですか?そんなことをしちゃダメですよ」
長門「・・・うっさいワカメ女」
喜緑「まったく、そういうことを言ったら駄目って何回言ったらわかるんですか?」
キョン「うぅ、喜緑さん、俺の仇を討って・・・」
喜緑「わたしはそんな馬鹿なことするほど子供じゃありませんから」
長門「ふっ、チキンワカメめ」
喜緑「ぷっちーん、いいでしょうわたしの恐ろしさを教えてあげます」 [ガシ]
古泉「では、レディ、GO!」 [ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!」
その日、兵庫を震度8の地震が襲った・・・
喜緑「ねえ長門さん、あなたのキャラソン暗すぎないですか?」
長門「腹黒ワカメに言われたくない」
喜緑「もう、どうしてそんなに機嫌悪いんですか、なにかありました?」
長門「・・・・わたしのプリン食べた」
喜緑「プリン?食べてないですよ」
長門「嘘つくなワカメが」
喜緑「・・・もう一回言ったら許しませんよ?」
長門「わ・か・め・お・ん・な」
喜緑「反省してください」
[チュドーン!!ズガ-ン!!バッコーン!!!]
朝倉(い、言えない、あたしが食べたなんて)
長門「あなた、最近妙に人気が出てきてるみたい」
喜緑「そうなんですか、ところでいつになったら名前で呼んでくれるんですか?」
長門「・・・ワカメ」
喜緑「それじゃ某アニメのパンツ見えてる娘になっちゃいますから、江美里ですよえ・み・り」
長門「喜緑」
喜緑「ま、今日のところはいいとしましょう、夕飯なに食べたいですか?」
長門「カレー」
喜緑「ふふ、長門さんはホントにカレー好きですね、じゃあちょっと待っててください」
[ガチャ]
朝倉「ただいまー」
喜緑「おかえりなさい」
朝倉「あれ?またカレーなの?一昨日もカレーだったじゃない」
喜緑「ふふっいいじゃないですか」
朝倉「ん?なにかいいことでもあったの?」
喜緑「秘密です」
[ガチャ]
喜緑「どうぞ入ってください」
会長「邪魔するぞ」
長門「・・・誰?」
喜緑「な、長門さん!?SOS団はどうしたんですか?」
長門「今日は休み、誰?」
会長「わたしは喜緑くんの友人だ、今日は本を借りるためにきたんだが迷惑かな?」
長門「・・・・迷惑」
喜緑「長門さん!どうしてそんなこと言うんですか?」
長門「・・・だって」
会長「今日のところは退散するとしよう、ではまた」
喜緑「どうもすいません、じゃあ学校で」
[バタン]
喜緑「どうしてあんなことを言ったのか説明してください」
長門「だって・・・」
喜緑「だってじゃわかりません」
長門「・・・江美里がわたしのこと邪魔だと思うんじゃないかと思って」
喜緑「長門さん・・・わたしが長門さんのことを邪魔に思うわけがないでしょう?」
長門「・・・ヒック」
[ギュ]
喜緑「初めて名前で呼んでくれましたね」
長門「・・・大好き」
喜緑「ふふふ、今日はなにが食べたいですか?」
長門「・・・カレー」
喜緑「ふふ、それじゃ美味しいカレー作りますからちょっと待っててくださいね」
長門「手伝う」
喜緑「じゃ、一緒に作りましょっか」
[ガチャ]
朝倉「ただいまー」
喜緑「はいお帰りなさい」
朝倉「またカレーなの?って有希が手伝ってるなんて珍しいわね、なんかあったの?」
長門「ひみつ」
喜緑「秘密です」
朝倉「今から名前であいうえお作文大会するから」
喜緑「するからって・・・まあいいでしょう、長門さんはどうします?」
長門「やる」
朝倉「じゃあわたしから
愛らしくて
才色兼備で
雲さえ散らす
ラブリーガール」
長門「自分大好きか」
朝倉「文句あるの?」
喜緑「ほらほら喧嘩しないでください」
長門「・・・じゃあ次わたし
NASAが
頑張っても
解けない美しさ」
朝倉「ぷっ・・・いいんじゃないですか?」
長門「・・・・・・・・」
喜緑「じゃあ次はわたしですね
気をつけても
身からあふれ出てしまう
どうしようもない
理性と美貌と教養と優しさと美しさと可愛さとちょっとドジっ娘なところとたまにみせる油断した表情と全人類を骨抜きにする微笑み」
喜緑「綺麗で
見惚れてしまう
どこからみても
理知的なわたし」
会長「喜緑君?今は会議中なんだがいきなりなんだ」
喜緑「すいません、て二人しかいないじゃないですか」
会長「それはそうだがさっきのはなんだ?ずいぶんと自分を褒め称えていたようだが」
喜緑「この前自分の名前であいうえお作文っていうのをやったんですけど、その時にちょっと失敗しちゃいまして、
新しいのを考えてたんです」
会長「ほう、今のは成功だったのかね」
喜緑「うーん、今のじゃわたしの魅力がうまく伝わらないと思うんですよね」
会長「・・・そうか」
喜緑「そうだ、会長のやつも考えてあげましょうか?」
会長「遠慮しておく」
喜緑「借りたら借りっぱなし
一回じゃ覚えない
知的ぶった
様子の
海がめ」
会長「勝手に考えてくれるな・・・って海がめ?」
喜緑「途中で考えるの面倒になっちゃいました」
会長(勝手にやっといてそれはないぜだろう)
喜緑「貝かな?
いや
蝶かな?
ヨーダかもしれない
海がめ」
会長「またあいうえお作文か・・・ってまったく意味がわからないんだが」
喜緑「人間ごときには無理です」
会長「え?」
喜緑「なにも言ってませんよ?でも会長って考えづらいですよね、ホント。空気を読んで欲しいです」
会長「いやわたしにもちゃんと名前はあるぞ、よく聞きたまえわたしの名前は」
喜緑「なんか今日は飽きちゃったんで帰ります、それじゃまた明日」
会長(・・・あんなキャラだったか?最近違う気がする)
喜緑「今日の議題は会長のあいうえお作文についてです」
会長「言いたいことが二つある」
喜緑「はい会長くん」
会長「会長くん・・・まあいいだろう、まずどうしていつも生徒会室にわたしときみしかいないのか、それとなんだこの議題は」
喜緑「それは会長に人望がないからです、じゃあ他になにか議題あるんですか?」
会長「・・・今さらっとひどいこと言った?聞き違いか?」
喜緑「聞き違いじゃありません、他に質問は?」
会長「・・・ありません」
喜緑「それじゃあなにか意見はありますか?」
会長「まず会長で考えないでわたしの本名で考えたらいいんじゃないか?」
喜緑「却下、他には?」
会長「・・・それじゃあ喜緑君はどう思ってるんだ?」
喜緑「そうですねえ・・・どうでもいいです」
会長「・・・じゃあなんで議題にしたんだ?」
喜緑「暇だったからです、あ、もうこんな時間ですか、いい暇つぶしになりましたね。それではまた明日」
会長(どこまで自分勝手なんだ・・・そんなところも可愛いが)
喜緑「昨日うちで考えてきたんですけど、最後の『う』が厄介なんですよね」
会長「そうか」
喜緑「ちゃんと聞いてますか?人の話を聞けないとろくな大人になりませんよ?」
会長(きみだけには言われたくないがな)
喜緑「で、いくつか候補を考えてきたんです『海がめ』『牛』『ウミウシ』『浮き輪』『ウクライナ』どれがいいですか?」
会長「・・・どういう理由でこの5つを選んだんだ?」
喜緑「それは言えません、さあ選んでください」
会長「撰ばないといけないのか?」
喜緑「いけません」
会長「・・・じゃあ浮き輪」
喜緑「賢くて
イケてる
知的な
要注目な
浮き輪」
会長「絶対いま考えただろう。卑怯じゃないか?それにどれ入れてもわたしに関係ないじゃないか」
喜緑「子供みたいなこと言わないでください、それではまた明日」