―――どいつもこいつも人倫の道を外れている。
それに気がついたのはだ大分前…この学校に体育教師として就任して間もない頃からだ。
生まれたてのひよっこ同然の教師と言う職の本質に関しては無知極まりない俺は就任式を迎えた。
生徒と仲良くなれるだろうか? 頼られる教師になれるだろうか? そんな風に淡い期待感と不安感を抱きながら体育館のステージに立ったのは今でも鮮明に記憶に深々と刻まれている。
その刻み込まれた、とも言うのも良い思い出ではなく、最悪の思い出だ。
数百人を超える人を見下ろした時、俺が感じたものは全くの異質の感情。
絶望。
期待感などは砂上の楼閣の如く崩れ去った。
失望なんて甘いもんじゃない、この新しい生活を出端から挫かれたのは相当重い。
また立ち直ればいい…そんな理窟では通用しないのだ。
夢見た理想郷を完璧に打ち砕かれた俺の心は決して元には戻らない。
―――なぜ、こいつらはこれほどまでに腐れきっているんだ?
携帯を弄る者、後ろを向いて友人と談笑している者、挙句寝ているもの…。
何故だ?
SHOW LESS ACKNOWLEDGE , SUNNY?
THAT’S WHAT THE GAME COIMED.
DEATH NOTE×HARUHI SUZUMIYA