局所麻酔薬

局所麻酔薬のうち、エステラーゼで分解されるのは、「エステル型」である。
エステル型には、コカイン、アミノ安息香酸エチル(表面麻酔のみ適応)、プロカイン(表面麻酔以外適応)、テトラカイン(すべての適応方法が可能)がある。
リドカインは「アミド型」であるので、エステラーゼで分解されず、またすべての適用方法が可能である。なお、リドカインは頻拍性上室性不整脈にも効果があるとされる。


<国試の正文・誤文>
(1)プロカイン塩酸塩は組織浸透性が低いので、表面麻酔には不適当である。(○)
(2)プロカインはリドカインと比較し作用時間が長い(×)(作用時間はリドカイン>プロカイン:プロカインはエステラーゼで急速に分解されるため)

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最終更新:2011年08月08日 00:04