ダントロレン

ダントロレンは骨格筋の興奮収縮連関を抑制する。骨格筋に存在するリアノジン受容体を遮断して筋小胞体からのCa2+遊離を抑制することで、筋弛緩作用を発現する。従って筋の活動電位の発生は抑制しない(脱分極は抑制しない)。
なお、ツボクラリン、パンクロニウム、ベクロニウムはNM受容体においてアセチルコリンと拮抗する競合型筋弛緩薬である。


<国試の正文・誤文>
(1)ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物は、競合拮抗型筋弛緩薬であり、又、ヒスタミン遊離作用も有する。(○)
(2)ダントロレンナトリウム水和物は、骨格筋を脱分極させることにより、筋小胞体からのカルシウム放出を抑制する。(×)

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最終更新:2011年08月08日 00:05