ニトラゼパム

ニトラゼパム(代表的商品名:ベンザリン)はベンゾジアゼピン系の薬剤であるのでREM睡眠に与える影響が少なく自然な眠りに近い。ベンゾジアゼピン系薬剤は主に視床下部〜大脳辺縁系に作用し催眠効果を発現する。
一方、バルビツレート系の薬剤(代表例:チオペンタールNa、フェノバルビタール等)はREM睡眠を抑制する作用が強い。主として上行性脳幹網様体賦活系を抑制し催眠効果を発現する。


<国試の正文・誤文>
(1)ニトラゼパムは、治療量ではバルビツール酸系薬物に比較してレム睡眠の抑制が弱い。(○)
(2)ペントバルビタールナトリウムは、大脳皮質及び脳幹網様体の抑制作用が強く、レム睡眠を増加させる(×)

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最終更新:2011年08月08日 00:07