●分析化学●
電気泳動法におけるイオンの電気泳動速度は、電圧の平方根に比例する。(×)
電気泳動の速度には負荷電荷(E)E=1V/cmの時の電気泳動速度vを用いる。
v=(qE)/(6πηr)
q:電荷数
E:負荷電圧
η:溶媒粘度
r:粒子半径
の関係がある。よって電気泳動速度は電圧と比例関係にある。
<国試の正文・誤文>
電気泳動に関して正誤を判定せよ。
(1)イオンの移動速度はイオンの電荷に影響されない。(×)(上記の式の関係より明らか)
(2)イオンの移動速度はイオンの大きさに左右されない(×)(上記の式の関係より明らか)
(3)pH2.0の泳動液を用いてろ紙電気泳動を行うと、アラニンは負極方向に泳動される。(○)(アラニンは両性イオンでありpH2.0では正(+)に帯電するので、負極に泳動される)
最終更新:2011年08月08日 00:32