#right(){[[前話>Summer Night Illusion]]} 上流の沢に[[ハチ♪]]と[[タマ]]が到着します 少し水がたまった池のようになったところです [[ハチ♪]] 「すまねえ。俺はもう大丈夫だ。少し遅れちまったかな?」 [[タマ]] 「ううん。ちょうどいいぐらいだよ」 [[ハチ♪]] 「ずいぶん羽音が聞こえるな。懐かしい俺っちの巣を思い出すぜ」 [[〃>ハチ♪]] 「あれ?[[タマ]]どうしたんだ?……」 あれ?[[タマ]]の様子が…………… おめでとう![[タマ]]はアメモースに進化した [[タマ]] 「こんばんわ♪この姿では、はじめまして」 [[ハチ♪]] 「お前♀だったのか…」 [[タマ]] 「うふふ。ボク[[ハチ♪]]のこと好きだよ」 [[ハチ♪]] 「てやんでえ。何言いやがる!今日逢ったばっかしじゃねえか」 [[タマ]] 「うふふ。時間なんて関係ないよ」 [[タマ]] 「今宵はボクたちの種族の恋の祭典にようこそおいでくださいました」 [[〃>タマ]] 「それでは、音と!光と!水と!Summer Night Illusionを存分にお楽しみください」 [[〃>タマ]] 「シグナルビームーーーー!!!ハイドロポンプーーーーー!!!」 [[タマ]] 「うふふ。さあ踊りましょう!音と光と水の饗宴ですよ。うふふ。ふふふふ」 [[ハチ♪]] 「おい待てよ………てやんでえ!踊ってやるぜ」 [[ハチ♪]]は[[タマ]]と踊ります 羽音と光と水しぶきの中で、何千、何万のアメモースのカップルと妖艶の踊りを舞いつづけます [[ハチ♪]] 「ふう。疲れたぜ!あれっ?[[タマ]]はどこだ?」 [[タマ]] 「うふふ。ここにいるよ」 [[ハチ♪]] 「おお、そこか。あれっ?お前それ?」 [[タマ]] 「うふふ」 [[ハチ♪]] 「タマゴかよ!てやんでえ!最近の若いもんはよ」 [[タマ]] 「ふふふ」 [[ハチ♪]] 「しかし少し羽音も小さくなってきたような…アメモース減ってないか?…」 [[〃>ハチ♪]] 「えっ?どうした[[タマ]]!しっかりしろ!」 [[タマ]] 「ふふふ。そろそろ時間がきたようだね」 [[ハチ♪]] 「時間って何だよ!しっかりしろよ!おい!」 [[タマ]] 「ボクは役割を終えたんだよ…」 [[ハチ♪]] 「役割って何だよ!」 [[タマ]] 「うふふ。摂理だよ」 [[ハチ♪]] 「摂理って何だよ!わけのわかんねえこというなよ!この子どうすんだよ!」 [[タマ]] 「その子は一人でも大きくなれるよ…」 [[ハチ♪]] 「てやんでえ!しっかりしてくれよ…」 [[タマ]] 「ふふふ…ありがとう…楽しかったよ…」 [[ハチ♪]] 「こんなの短すぎじゃねえか……」 [[タマ]] 「……短すぎって?……」 [[ハチ♪]] 「…短すぎじゃねえか…こんなのって……」 [[タマ]] 「……摂理だよ………」 [[ハチ♪]] 「…摂理じゃねえよ……俺は[[タマ]]ともっと一緒にいたいんだよ………」 [[タマ]] 「……それは……ボクも……同じ…だな……………」 [[〃>タマ]] 「…………………………………」 [[ハチ♪]] 「てやんでえ!てやんでえ!!てやんでええええ!!!!!」 <<[[つづく>へラクロスの救助隊]]>> #right(){[[次話>煉獄の番犬]]} //