上流の沢にハチ♪タマが到着します
少し水がたまった池のようになったところです

ハチ♪ 「すまねえ。俺はもう大丈夫だ。少し遅れちまったかな?」
タマ 「ううん。ちょうどいいぐらいだよ」
ハチ♪ 「ずいぶん羽音が聞こえるな。懐かしい俺っちの巣を思い出すぜ」
 「あれ?タマどうしたんだ?……」

あれ?タマの様子が……………
おめでとう!タマはアメモースに進化した

タマ 「こんばんわ♪この姿では、はじめまして」
ハチ♪ 「お前♀だったのか…」
タマ 「うふふ。ボクハチ♪のこと好きだよ」
ハチ♪ 「てやんでえ。何言いやがる!今日逢ったばっかしじゃねえか」
タマ 「うふふ。時間なんて関係ないよ」

タマ 「今宵はボクたちの種族の恋の祭典にようこそおいでくださいました」
 「それでは、音と!光と!水と!Summer Night Illusionを存分にお楽しみください」
 「シグナルビームーーーー!!!ハイドロポンプーーーーー!!!」

タマ 「うふふ。さあ踊りましょう!音と光と水の饗宴ですよ。うふふ。ふふふふ」
ハチ♪ 「おい待てよ………てやんでえ!踊ってやるぜ」

ハチ♪タマと踊ります
羽音と赤と青の光と水しぶきが交錯する中で、何千、何万のアメモースのカップルが妖艶に舞い続けます

ハチ♪ 「ふう。疲れたぜ!あれっ?タマはどこだ?」
タマ 「うふふ。ここにいるよ」
ハチ♪ 「おお、そこか。あれっ?お前それ?」
タマ 「うふふ」
ハチ♪ 「タマゴかよ!てやんでえ!最近の若いもんはよ」
タマ 「ふふふ」

ハチ♪ 「しかし少し羽音も小さくなってきたような…アメモース減ってないか?…」
 「えっ?どうしたタマ!しっかりしろ!」
タマ 「ふふふ。そろそろ時間がきたみたい」
ハチ♪ 「時間って何だよ!しっかりしろよ!おい!」
タマ 「ボクは役目を終えたんだよ…」
ハチ♪ 「役目って何だよ!」
タマ 「うふふ。摂理だよ」
ハチ♪ 「摂理って何だよ!わけのわかんねえこというなよ!この子どうすんだよ!」
タマ 「その子は一人でも大きくなれるよ…」
ハチ♪ 「てやんでえ!しっかりしてくれよ…」
タマ 「ふふふ…ありがとう…楽しかったよ…」
ハチ♪ 「こんなの短すぎじゃねえか……」
タマ 「……短すぎって?……」
ハチ♪ 「…短すぎじゃねえか…こんなのって……」
タマ 「……摂理だよ………」
ハチ♪ 「…摂理じゃねえよ……俺はタマともっと一緒にいたいんだよ………」
タマ 「……それは……ボクも……同じ…だな……………」
 「…………………………………」
ハチ♪ 「てやんでえ!てやんでえ!!てやんでええええ!!!!!」

<<つづく>>

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最終更新:2010年07月27日 14:51