いとこい

日本の漫才師。「夢路いとし・喜味こいし(いとし・こいし)」として活躍した。
喜味こいしは男前の容姿と独特のガラガラ声で、兄夢路いとしのひょうひょうとして洗練されたボケに鋭く突っ込んでいく様が絶品であった。
基本的にいとしがボケでこいしがツッコミだが、戦後しばらくいとしがツッコミでこいしがボケの時期があり、後年も両者はまれにボケ・ツッコミを入れ替わるという離れ業ができた。
代表作としては「交通巡査」「親子丼」「こいしさんこいしさん」「もしもし鈴木です」「ジンギスカン」などがある。

こいしが序盤に、いとしに対し「なぁなぁ、君んとこの嫁はん元気か?」というネタフリから本編に入るパターンが定番であった。
逆にいとしが「鬼瓦で思い出したが君んとこの嫁はん元気か?」と聞くパターンがある。
こいしの妻はしばしば恐ろしい形相の物に例えられるが、実際は美人である。

ネタの一例(い→いとし、こ→こいし)
い:ボク、こないだ単車買いましてん。
こ:ほうほう。
い:あれは便利なもんですな。
こ:そうやねぇ、なんちゅうても小回りが利く。
い:こないだも御堂筋を甘い~甘い~ゆうて、そら楽やったで。
こ:ちょっと待て、甘い甘いてどんな単車や。
い:ん?甘い~甘い~っちゅうて…あ!スイ~っとスイ~っとやったわ。
こ:あほか!