エルの楽園[→ side:A →]
誰かの呼ぶ声が聞こえた 少女はそれで目を覚ます
心地よい風に抱かれて 澄んだ空へと舞い上がる
誰かがね…泣いているの…
それは気の所為かしら?(そうよ気のせいよね)
もう…そういうことじゃないわ(じゃあ風の所為かしら?)
楽園で泣くはずないわ(そうよ泣くはずないわ)
だって楽園なんだもの(楽園なんだもの)
何処かでね…泣いているの…
悲しみも苦しみも?(そうよここには無いから)
幸せ満ち溢れる世界?(そうそれが楽園)
楽園で泣くはずないわ(そうよ泣かないでね)
だって楽園なんだもの(楽園だからこそ)
本当はね…知っているの…
(誰かがね…泣いているの…)
第四の地平線 その楽園の正体は…
空は荒れ 木々は枯れて 花は崩れ朽ち果て
腐敗した大地が 闇の底へと堕ちてゆく…
エルは生まれ エルは痛み エルは望みの果て
安らぎの眠りを求め 笑顔で堕ちてゆく…
"
Ark"
箱舟に托された願いたちは…
"
Baroque"
歪んだ恋心のままに求め合い…
"
Yield"
理想の収穫を待ち望みながらも…
"
Sacrifice"
多大な犠牲を盲目のうちに払い続け…
"
StarDust"
ついには星屑にも手を伸ばすだろう…
挟み込まれた四つの《楽園》(EL)に惑わされずに
垂直に堕ちれば其処は《奈落》(ABYSS)
何処から来て 何処へ逝くの 全ては誰の幻想(ゆめ)?
差し出された手に 気付かないままに堕ちてゆく…
エルは倦まれ エルは悼み エルは望みの涯(はて)
安らぎの眠りを求め 笑顔で堕ちてゆく…
──退廃(Decadence)へと至る幻想
背徳を紡ぎ続ける恋物語(Romance)
痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ
幾度となく開かれる扉 第四の地平線──
その楽園の名は『ELYSION』またの名を『ABYSS』──
最終更新:2012年10月06日 21:38