ある晴れた春のひと時


生ぬるい風と共にそこまで春がやってくる
見えそうで見えない春の姿が僕の心をせかす

さっきまで寝ていた草花達がゆっくりと目を覚ます
そこまで来た春の足音と一緒にゆっくり起きだす

冬の寂しさはどこへ消えたのか
その答えは春の風の中・・・

あの雲を追いかけて 寂しさのこる冬にさよなら
まだ見ぬ春の姿は 夢溢れた暖かな日


出会い多き春の一時は切ない心を埋めてくれる
冬の間に大きく広がった心のスキマに風が吹く

春に輝く人々の笑顔が
融けゆく雪と交差する

うかれた人々の心と 行き交う気持ちとは裏腹に
ポツリと自分を見つめる 晴れ渡る暖かな日


あの雲を追いかけて 寂しさのこる冬にさよなら
まだ見ぬ春の姿は 夢溢れた暖かな日
夢溢れた暖かな日



最終更新:2009年01月19日 23:38