ひまわり


咲いた 咲いた 笑顔の花が
笑った 笑った 太陽の花が


胸まである 草を分け歩いていく
あの頃の僕らは 無邪気な笑顔を持ってた

空は青く 雲も白く大きいけれど
胸まであった草たちの 姿はもうない

ただ一つ僕らが植えた 真夏の花の種は
今では大きく太陽に 向かって咲き続けている

咲いた 咲いた 笑顔の花が
笑った 笑った 太陽の花が


変わっていく 町並みとはうらはらに
変わらないでいる 花咲く姿は

涙に似た 種を持つその花の
名前を呼んでやった 「ひまわり」と

一つ一つ願いを込めて 植えた花の種は
願いを空へと届けるように 大きく咲き続けている

咲いた 咲いた 笑顔の花が
笑った 笑った 太陽の花が

ひまわり 咲いた 大きな花が
みんなも笑って 楽しくなれるから



最終更新:2009年01月19日 23:42