戦場、レーンを覚えよう
前のページでも紹介した通り、このゲームでは5vs5のチーム戦を行います。そこで、それぞれのプレイヤーが自分の役割を把握し、協力する事が必要不可欠です。
始めたての人、初心者の人は、ルートの分かれ方と推奨される役割をまずは覚えましょう。
戦場とルート分け
まず初めに、実際に戦いの舞台となる戦場の紹介です。
この画像が、戦いの舞台となる戦場の全体図です。
このゲームでは、試合が始まる前に、あらかじめ決められた4つのルートの中からどのルートに向かうかを決め、そのルートに適した式神(キャラクター)を選択することになります。
各ルートの名称は画像にもあるように、
- 上路(通称:Top トップ)
- 中路(通称:Mid ミッド)
- 下路(通称:Bot ボット)
- 野良(通称:Jg ジャングル)
となっています。
ジャングル以外の3箇所のルート(道)については、『レーン』と呼ぶ事が一般的です。(トップレーン、ミッドレーン、ボットレーン)また、そこで戦うプレイヤーの事は、トップレーナー、ミッドレーナーなどのように『レーナー』と呼びます。(ジャングルに行く人はジャングラー。)
各ルートに応じた式神については以下のように推奨されているのが一般的です。
ルート |
人数 |
式神の役割 |
トップ
|
1人 |
『侍』or『守』 |
ミッド
|
1人 |
『巫』 |
ボット
|
2人 |
『射』&『祝』or他 |
ジャングル
|
1人 |
『侍』or『忍』 |
ではなぜこのように配置されるかを確認していきましょう。
トップレーンには侍や守を
基本的にトップでは、相手のトップレーナーと1vs1で戦います。
同じく1人で向かうミッドと違い、トップは味方タワーと敵タワーの間隔が広い為、タワー下へと逃げ込む時間が長くなります。(つまり、敵と戦う時間が長い。敵ジャングラーの襲撃を受ける可能性も高い。)
そこで、1人でも戦うことができ、ある程度生存能力も確保できる侍(通称:ファイター)や守(通称:タンク)が推奨されています。
ミッドレーンには巫を
トップと同様に、相手のミッドレーナーと1vs1で戦います。しかも、トップとは違ってレーンが短い(敵との距離も近い)為、その戦いは苛烈を極めます。
ミッドレーナーはレーンの戦いだけでなく、他のレーンへ向かい支援を行う事も必要となります。
さらに、ミッドレーンの左右には茂み(通称:アンブッシュ)があり、敵のジャングラーが奇襲を仕掛けやすいので、奇襲から脱出する為の行動妨害スキル(通称:CC)が必要です。
他レーンへの支援の為に遠距離に火力を出せる攻撃スキルを、敵の奇襲からの離脱の為にCCを、それぞれ必要とするので、それらを1人で行える巫(通称:メイジ)がミッドレーンに行くことが推奨されています。
(例外として、一部のADC、アサシンがミッドに行くこともあります。が、ここでは基本的な戦略を説明している為、メイジを推奨します。)
ボットレーンには射と祝などを
ボットでは基本的に敵のボットレーナーと2vs2の戦いを繰り広げます。ここで推奨する式神は射(通称:ADC)と、それを支援する祝など(通称:サポート、祝だけでなくADCと共にボットに行き支援を行う式神全般をサポートと呼びます)です。
ここで、『トップやミッドに2人でもいいんじゃないの?なんでボットに2人配置するの?』と思う人もいるでしょう。
もちろん、ボットだけ2人配置される事には理由があります。
まず第一、射手であるADCは、終盤には驚異的な強さを発揮する反面、序盤が非常に弱く不安定です。そこで、弱い序盤をしっかりサポートできる式神と一緒に行動する事で、弱い時間を乗り切る事ができます。
もう一つの理由として、ボット付近の河には、序盤から石蛸が出現します。この石蛸を倒して取得する事ができれば、相手のレーンに大きなダメージを与えることができます。石蛸は、終盤に出現する八岐大蛇ほど強くないですが、やはりそれなりの強さを持っています。序盤ならば尚更です。
そこで、ボットに2人配置する事で石蛸を攻略しやすくする事ができます。
ジャングルには侍や忍を
基本的にジャングラーは、3つのレーンの合間にあるジャングルの中に出現するモンスター(ジャングルモンスター、中立クリープなど、呼び方は様々)を狩ることで成長します。
他のレーンに現れる小さな敵(通称:ミニオン)と違い、ジャングルに現れるモンスターたちはミニオンよりも強力です。(もちろん、やられるほどではありませんが。)
そこで、それらのモンスターを素早く狩ることができる侍(ファイター)や忍(通称:アサシン)を推奨します。
さらに、ジャングラーの大きな役割として、各レーンの支援があります。各レーンの状況を見て支援に行くかを決め、キルを狙える場面ではレーナーとタイミングを合わせて奇襲(通称:ガンク)をかけるのです。そこで、短時間に大ダメージを出しやすいアサシンやファイターが推奨されています。
※ジャングラーには、マップを見る能力、状況を判断して次の行動を選択する能力、一気にキルを狙う行動力が必要です。積極的にゲームを動かしたいという人には向いていますが、その分難易度も高く、経験や知識の差が露骨に出るルートとなります。
その為、私はMOBAを始めたての人にはオススメしません。ある程度ゲームに慣れ、経験を積み、知識も増えた所で挑戦するのがいいかもしれません。
終わりに
以上がそれぞれのルートの役割と人数、推奨する式神です。
このルールは、MOBAをプレイする上では常識となっているので、ぜひ覚えておきましょう。
『常識なんて関係ない!自分の好きなようにプレイしたい!』と思う人がいるかも知れませんが、これは5vs5のチーム戦です。味方との協力ができなければ勝つ事はおろか、楽しくプレイする事もできません。
始めたてや、初心者の段階で早めに理解しておきましょう。
ここで覚えて欲しい事
- 各レーンの呼び方
- ミニオン
- アンブッシュ
- 式神の役割の通称(侍=ファイター、忍=アサシン、など)
後から覚える事になる単語
など
他にも分からない単語などがあれば、
用語解説のページに大体載せているので、そちらから確認をお願いします。
最終更新:2018年06月04日 17:32