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笑顔とお宝 - (2010/11/28 (日) 22:37:55) の1つ前との変更点

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*笑顔とお宝 木々が生い茂り、葉と葉の折り重なった隙間から漏れる降り注ぐ陽光、 その木漏れ日に照らされている男―――五代雄介は先ほどのこのくだらぬゲーム開始時の惨劇を思い出し、大ショッカーへの怒りを募らせる。 自分の世界の未確認生物と同じように、人々の命を簡単に踏みにじり、笑顔を奪っていく。 五代雄介にはそれが許せなかった。 あそこで殺された者の事など、五代には知る由もないが、その者の笑顔は未来永劫失われてしまった。 そんな事になってしまったことを阻止できなかったことを悔やみ、同時にもう二度とそんなことを起こさせぬよう決意するのだった。 クウガとして、この殺し合いに招かれてしまった人々を守ると。そのために大ショッカーを倒すと。 「そういえば、名簿が入ってるって言っていたっけ……確認してみよう」 デイバッグを取り出し、しゃがみこんで中身をあさり、名簿らしき物を手に取る。 他にも色々入っていたが、今はとにかく名簿だけを取った。 そして名簿を見て驚愕する。 「そんな! 一条さんまでこの場に……!」 五代の知り合いの刑事、一条薫。自分の理解者であり、友である男。 その男もこの殺し合いの場に居るというのだ。 「他には……知っている人は、一条さんだけみたいだ……」 あらかた名簿に載っている名前を見たが、知っている名前は一条薫だけだった。 他に知り合いが呼ばれてなくて幸いというべきなのか……。 「なら、とりあえず一条さんと合流しなきゃ。一緒に協力しないと」 行動方針を決め、デイバッグを持ち、立ち上がる。 「そこの君、ちょっと待ちたまえ」 不意に後ろから声をかけられる。 後ろを振り向くと、そこにはいつの間にやら自分より若干年下であろう青年が立っていた。 ちょっと遠目の位置に居るのが気になるが。 「……誰ですか?」 「や、突然引き止めてすまないね。僕は海東大樹。歩いて居たら君を見かけたんでね。  ちょっと情報がほしくて声をかけたのさ」 「あ、どうも。俺は五代雄介って言います。情報、ですか。あの大ショッカーとか言う奴等の?」 「いや、この殺し合いをどう考えてるとかね。ちょっと教えてほしい。よければだけどね」 海東大樹と名乗った青年はそういった。 殺し合いをどう考えているか……。 「当然こんなことをやらせるのは間違っていますし、止めなきゃならない。  人を殺すことなんて絶対に間違ってます」 強い意志を持って、五代はそういった。 「なるほどね。確かにそうだ。でもこの殺し合いに勝たなければ君の世界は消滅してしまうんだよ?  ここに居るものだけでなく、君の世界に居るであろう友人、家族、親しい者……全員が」 「でも……そのために他の人達を犠牲にするのは間違ってるから……俺は少しでも多くの人々の笑顔を守りたいんです。  だからこの殺し合いを仕組んだ奴等を倒します!」 「へぇ、大ショッカーを倒すか。面白いことを言うのだね君は。  奴等がどれだけの力を持っているのかもわからないのに?」 「それは……確かにそうです。でも……それでも! 俺はこの殺し合いを止めて見せます!」 問いかけるような口調で海東は言う。しかし五代はなおも強い意思で言う。 その強くてまっすぐな意志に、海東はクウガに変身する小野寺ユウスケを思い出す。 彼も、人々の笑顔を守りたいとか言っていたっけ……。 「そうか。そこまで言うからには君には何か力があるんだよね? たとえば仮面ライダーだったりとか」 「仮面ライダー……って言うのは良くわかりませんが……うーん……」 そういって五代は少し考え込む。自分がクウガだということを言っていいのか。 まぁ別にいいかと楽天的に思い、五代は言う。 「俺はクウガになれます。あの最初のスクリーンに流れてた映像に少し出てました」 「……なんだって? クウガ? それは本当かい?」 「ええ、まぁ……信じてもらえないと思いますけど」 少しおどけながら五代は言う。大して、海東は表面上隠しては居るが驚いていた。 この男がクウガ……もし本当なら違う世界のクウガと言う事か? ということはクウガの世界は二つあったのか……?これは面白い。 「海東さんはその仮面ライダーなんですか?」 「どうかな。それで……クウガ、君は人々の笑顔を守るといったね。それが君のお宝なのかい?」 「お宝……まぁそうですね。守りたい、大切なものですから」 「そうか。僕も僕のお宝は守りたい。そこでだ、僕と協力しないか。互いのお宝を守るために」 「いいですよ」 親指を上げてサムズアップ。五代は海東の提案を快く受け入れる。 その笑顔とサムズアップは、どこか人を安心させるものがあった。 「ありがとう。それで、君はこれからどうするつもりだったんだい?」 「知り合いが一人居るのでその人と合流したいと考えていました。  何処にいるのかは解らないですけど……」 「ならその人を探そうじゃないか。味方は多いほうが良いからね」 「そうですね。そういえば海東さんは何をやっている人なんですか?」 「僕かい? 僕はトレジャーハンターをやっているんだ」 「へぇ~いいですね! 俺は冒険家なんですよ。世界を見たり回ったりして」 「なるほどね」 「あ、海東さんのお宝って何なんですか?」 「さてね」 【1日目 昼】 【A-8 森林】 【五代雄介@仮面ライダークウガ】 【時間軸】第46話終了後 【状態】健康 【装備】アマダム@仮面ライダークウガ 【道具】支給品一式、不明支給品×1~3 【思考・状況】 基本行動方針 0:人々の笑顔を守る。 1:海東さんと共に行動 2:一条さんと合流したい 3:仮面ライダーとは何だろう? 【備考】 ※支給品はまだ確認していません 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】健康 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、不明支給品×1~3(確認済み) 【思考・状況】 基本行動方針 0:お宝を守る。 1:五代雄介と共に行動 2:五代雄介の知り合いと合流 3:知らない世界はまだあるようだ 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 【共通備考】 ※これから二人が何処に向かうのかは次の書き手さんにお任せします。 |011:[[その力、誰の為に]]|投下順|013:[[運命の適合者]]| |011:[[その力、誰の為に]]|時系列順|013:[[運命の適合者]]| |GAME START|[[五代雄介]]|| |GAME START|[[海東大樹]]||
*笑顔とお宝 ◆BaIp17LTls 木々が生い茂り、葉と葉の折り重なった隙間から漏れる降り注ぐ陽光、 その木漏れ日に照らされている男―――五代雄介は先ほどのこのくだらぬゲーム開始時の惨劇を思い出し、大ショッカーへの怒りを募らせる。 自分の世界の未確認生物と同じように、人々の命を簡単に踏みにじり、笑顔を奪っていく。 五代雄介にはそれが許せなかった。 あそこで殺された者の事など、五代には知る由もないが、その者の笑顔は未来永劫失われてしまった。 そんな事になってしまったことを阻止できなかったことを悔やみ、同時にもう二度とそんなことを起こさせぬよう決意するのだった。 クウガとして、この殺し合いに招かれてしまった人々を守ると。そのために大ショッカーを倒すと。 「そういえば、名簿が入ってるって言っていたっけ……確認してみよう」 デイバッグを取り出し、しゃがみこんで中身をあさり、名簿らしき物を手に取る。 他にも色々入っていたが、今はとにかく名簿だけを取った。 そして名簿を見て驚愕する。 「そんな! 一条さんまでこの場に……!」 五代の知り合いの刑事、一条薫。自分の理解者であり、友である男。 その男もこの殺し合いの場に居るというのだ。 「他には……知っている人は、一条さんだけみたいだ……」 あらかた名簿に載っている名前を見たが、知っている名前は一条薫だけだった。 他に知り合いが呼ばれてなくて幸いというべきなのか……。 「なら、とりあえず一条さんと合流しなきゃ。一緒に協力しないと」 行動方針を決め、デイバッグを持ち、立ち上がる。 「そこの君、ちょっと待ちたまえ」 不意に後ろから声をかけられる。 後ろを振り向くと、そこにはいつの間にやら自分より若干年下であろう青年が立っていた。 ちょっと遠目の位置に居るのが気になるが。 「……誰ですか?」 「や、突然引き止めてすまないね。僕は海東大樹。歩いて居たら君を見かけたんでね。  ちょっと情報がほしくて声をかけたのさ」 「あ、どうも。俺は五代雄介って言います。情報、ですか。あの大ショッカーとか言う奴等の?」 「いや、この殺し合いをどう考えてるとかね。ちょっと教えてほしい。よければだけどね」 海東大樹と名乗った青年はそういった。 殺し合いをどう考えているか……。 「当然こんなことをやらせるのは間違っていますし、止めなきゃならない。  人を殺すことなんて絶対に間違ってます」 強い意志を持って、五代はそういった。 「なるほどね。確かにそうだ。でもこの殺し合いに勝たなければ君の世界は消滅してしまうんだよ?  ここに居るものだけでなく、君の世界に居るであろう友人、家族、親しい者……全員が」 「でも……そのために他の人達を犠牲にするのは間違ってるから……俺は少しでも多くの人々の笑顔を守りたいんです。  だからこの殺し合いを仕組んだ奴等を倒します!」 「へぇ、大ショッカーを倒すか。面白いことを言うのだね君は。  奴等がどれだけの力を持っているのかもわからないのに?」 「それは……確かにそうです。でも……それでも! 俺はこの殺し合いを止めて見せます!」 問いかけるような口調で海東は言う。しかし五代はなおも強い意思で言う。 その強くてまっすぐな意志に、海東はクウガに変身する小野寺ユウスケを思い出す。 彼も、人々の笑顔を守りたいとか言っていたっけ……。 「そうか。そこまで言うからには君には何か力があるんだよね? たとえば仮面ライダーだったりとか」 「仮面ライダー……って言うのは良くわかりませんが……うーん……」 そういって五代は少し考え込む。自分がクウガだということを言っていいのか。 まぁ別にいいかと楽天的に思い、五代は言う。 「俺はクウガになれます。あの最初のスクリーンに流れてた映像に少し出てました」 「……なんだって? クウガ? それは本当かい?」 「ええ、まぁ……信じてもらえないと思いますけど」 少しおどけながら五代は言う。大して、海東は表面上隠しては居るが驚いていた。 この男がクウガ……もし本当なら違う世界のクウガと言う事か? ということはクウガの世界は二つあったのか……?これは面白い。 「海東さんはその仮面ライダーなんですか?」 「どうかな。それで……クウガ、君は人々の笑顔を守るといったね。それが君のお宝なのかい?」 「お宝……まぁそうですね。守りたい、大切なものですから」 「そうか。僕も僕のお宝は守りたい。そこでだ、僕と協力しないか。互いのお宝を守るために」 「いいですよ」 親指を上げてサムズアップ。五代は海東の提案を快く受け入れる。 その笑顔とサムズアップは、どこか人を安心させるものがあった。 「ありがとう。それで、君はこれからどうするつもりだったんだい?」 「知り合いが一人居るのでその人と合流したいと考えていました。  何処にいるのかは解らないですけど……」 「ならその人を探そうじゃないか。味方は多いほうが良いからね」 「そうですね。そういえば海東さんは何をやっている人なんですか?」 「僕かい? 僕はトレジャーハンターをやっているんだ」 「へぇ~いいですね! 俺は冒険家なんですよ。世界を見たり回ったりして」 「なるほどね」 「あ、海東さんのお宝って何なんですか?」 「さてね」 【1日目 昼】 【A-8 森林】 【五代雄介@仮面ライダークウガ】 【時間軸】第46話終了後 【状態】健康 【装備】アマダム@仮面ライダークウガ 【道具】支給品一式、不明支給品×1~3 【思考・状況】 基本行動方針 0:人々の笑顔を守る。 1:海東さんと共に行動 2:一条さんと合流したい 3:仮面ライダーとは何だろう? 【備考】 ※支給品はまだ確認していません 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】健康 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド 【道具】支給品一式、不明支給品×1~3(確認済み) 【思考・状況】 基本行動方針 0:お宝を守る。 1:五代雄介と共に行動 2:五代雄介の知り合いと合流 3:知らない世界はまだあるようだ 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 【共通備考】 ※これから二人が何処に向かうのかは次の書き手さんにお任せします。 |011:[[その力、誰の為に]]|投下順|013:[[運命の適合者]]| |011:[[その力、誰の為に]]|時系列順|013:[[運命の適合者]]| |GAME START|[[五代雄介]]|| |GAME START|[[海東大樹]]||

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