概要
あらすじ
伝説の仕立て屋の弟子である仕立て職人の織部悠が、イタリア・ナポリを舞台に活躍する漫画です。
感想
仕立て職人である主人公が、客からの無理難題に神業や知識で応えるというのが基本ストーリーで、
よく言えば王道、悪く言ってしまえばワンパターンですが、その都度見られる技術や知識などが変わるため
読んでいて飽きません。
初めの頃はきちんと(っていう表現もちょっと変ですが)人物を書いていましたが、
だんだんとデフォルメが増えたりして簡略化されていきます。
主人公が完璧超人です。毎回無理難題をふっかけられますが、なんだかんだで解決して見事に客を満足させます。
個人的に主人公無双な展開が大好きなので(見せ方にもよりますが)、読んでいて痛快です。
客が貴族やマフィアのボスだったりととんでもない人たちばかりなので、キャラクターの個性に事欠きません。
それになんだかんだで主人公の周りには美しい女性が集っており、彼女らもいい性格しています。
絵のところでも挙げましたデフォルメが活きていると思います。
きちんとするときはきちんと描き、緩めるときにはデフォルメ調と使い分けることで、
メリハリを付けて読むことができます。
スーツのうんちくだけでなく、それに関連するもの多岐にわたるうんちくがのっているため、
お話の面白さの他にもタメになる面白さという要素もあります。
この漫画を読んでからスーツをはじめとする装いについて感心を持ち始めました。
最終更新:2014年02月04日 17:37