登録日:2022/11/30 Wed 20:20:20
更新日:2022/11/30 Wed 20:28:13
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戦闘力たったの5か…ゴミめ…}}
スカウターとは、漫画「
ドラゴンボール」に登場するハイパーテクノロジーメカの通称。
概要
ドラゴンボールのサイヤ人編からフリーザ編(ナメック星編)にかけて活躍したいわば「単眼式ヘッドマウントディスプレイ」の一種。
元々は惑星ベジータの先住民族
ツフル人が開発したものだが、後に
サイヤ人により絶滅させられてサイヤ人に取り込まれ、しばらく後にサイヤ人たちが
フリーザ軍の傘下に入ったことで
ベジータ王を通じてフリーザ軍の主要軍事技術に正式採用された。
機能
代表的なのは戦闘力を計測する機能。検知対象の発する気の波長を検出して数値化する。
あくまでも敵の気をはかるため、銃などの装備品などは含まないとされるが、
悟空と
ピッコロが重い服を脱いだらスカウターの戦闘力が増加した場面がある」という反論があり、どちらなのかは明確に定められていない。
また
グルドのように身体的特徴により装備できない種族もいる。
新型と旧型により測れる戦闘力の上限が違い、ザーボンや
キュイ旧型は約22000、新型は最低でも180000以上まで計ることができる。
スコープの色は
青・
赤・
緑の基本三色。
またおそらく何光年離れていようと通信できる通信機能、対象物の距離や方角を算出する機能、宇宙ポッドを操作するリモコン機能もついた大変な優れもので、
またスカウターを通じて会話を盗聴することもでき、この機能で
フリーザはドラゴンボールの存在を知り、映画
ドラゴンボール超 ブロリーでは自身の悪口を言った部下を処刑している。
なお、耳当て式が一般的となっているが何故か左目ようしか作られておらず、
復活のFでタゴマの両目用のものが出てくるまでは右目につけられるものは無かった。
また高速移動時の風圧や戦闘時の衝撃でもほぼ脱落しないのに着脱は極めて容易という不思議な密着性を誇り、原作者曰く「吸盤のようになっていると思う」とされている。
元々は地球人やサイヤ人の半分程度の身長しかない非力なツフル人が開発した機械であるため「誰もが手軽に使える」をコンセプトとしており、気を探る能力を習得した者でなくとも同等の能力を行使できる点、あらゆる分析情報を数値と文字に置き換えて具体化してくれる点で極めて優れた文明の利器と言えるだろう。
爆発
しかしこれだけ便利な機能が備わった大変優れた機械であるのにも関わらず、戦闘力計測上限にリミッターが備わっておらず、警告音や表示が出ないまま過負荷によって爆発してしまうという危険な欠陥が備わっている。新型でもこの欠陥は無くなっていないため、装備者の目が心配になる。
ただ
ブルマが爆発した時にはよく見るとスコープの部分は割れておらず、「キャッ!!!!」と言いながらもその後はなんともなかったため、爆発はあくまでも演出で大した問題ではないとされているのかもしれない。
『ブロリー』に登場した最新型スカウターでようやくこの欠点が解消され、計測不能の数値を測定しても99999で止まり爆発しないようになった。
故障について
作中で相手が自分よりも戦闘力が高いと、すぐに故障を疑い、一方で相手が自分より数値が低ければすぐにそれを過信して油断してしまい、そのまま真の力を解放した
ベジータや悟空たちにあっさりやられてしまう場面が多く見られた。
気を消す技能を身につけ気を消している状態の者は計測できず、攻撃や防御の一瞬だけ戦闘力を高めた場合スカウターでも拾い切れない。
ギニュー特戦隊のバータの
「変身もしないで戦闘力を変化させる種族は珍しい」という発言からしても、作中に登場する種族には気を操る能力を持つ者は少ないようで、ツフル人たちもそれを知らずに開発し完成させてしまったのかもしれない。
しかし確かに映画ブロリーまでは計測不能になるとすぐに爆発してしまうものの、明確に故障したという描写はなく、要は装備者が自分より強い存在を認めたくないというプライドにより故障を疑われてしまっているのが実情である。
商品化
作中を代表する機械であるため、なりきり玩具が発売されており、ドラゴンボール関連玩具の定番となっている。脱落防止用に黒色のカチューシャがつけられた商品が多く、見た目には片耳式ヘッドセットに近い。
バンダイ広報曰く「スカウターはたちまち売り切れた」と絶大な人気を誇るらしい。
スマホのカメラで顔を読み取った人物の戦闘力を表示するジョークアプリや本気でスカウターの実用化を視野に入れた多目的ウェアラブルディスプレイ『スマートグラス』が研究、試作されている。
追記・修正は新型スカウターを破壊できるほどの戦闘力を出してからお願いします
最終更新:2022年11月30日 20:28