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更新日:2023/04/15 Sat 01:32:10
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~楚の国である商人が盾と矛を売っていた。商人はこれを誉めて」~
~「私の盾はどんな矛でも突くことができないと言った。」~
~また矛も誉めて、曰く「どんな物でも貫くことができると言った。」~
~「それを同時に聞いていた人曰く「その矛で盾を突いたらどうなるの?」~
あることに関して2つのことが同時に成り立たないで対立し辻褄が合わない状態を意味し、古代中国の韓非子による「矛と盾」の故事によってできた言葉。
概要
出典は中国戦国時代に活躍した法家「韓非」(BC280?年〜BC233年)の著書「韓非子」難一篇に出てくる故事に由来する「どんな盾も貫く矛」と「どんな矛も貫けない盾」を売っていた楚の商人の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と素朴な質問をぶつけられ、返答できなかったという話から。
非常に有名であり、小学生がよく習う故事成語の1つで、中学校受験で頻出する故事成語としても知られているなどもはや知らない人はいないかもしれないほどの知名度を誇る。
ただし古い時代の
日本では解釈ミスがあったようで、江戸時代初頭の1603年の「日葡辞書」では「矛盾に及ぶ」の意味が「武器を取って戦う」「激しく敵対する」と記されている。
矛盾の類語には「撞着」があり、この二語を組み合わせた
四字熟語の「矛盾撞着」は矛盾をより強めた表現となっている。
フィクションでも度々ネタにされ、「矛盾」を体現した2種のモンスターやキャラクターもいくつか存在する。
真面目に考えると、もし両種の矛と盾が同一の素材、錆などがない新品の状態であれば、盾が矛の攻撃を防ぐであろう。
戦争の歴史の中で人類は武具を進化させてきたが、防具は武器の攻撃を防ぐという役割を果たすためにそれに特化した作りになっているが、矛のような刀剣類は盾を貫通するようには作られていないのである。
代わりに盾や防具を避けて攻撃できるように矛になる武器側も進化を遂げてきたのである。
矛盾をモチーフにしたキャラクター
ポケットモンスター ダイヤモンド・パールから登場する化石ポケモン。
ラムパルドはダイヤモンド(ブリリアントダイヤモンド)の図鑑説明で「強烈な 頭突きの 攻撃は どんなに 頑丈な ものでも 一撃で 粉砕する 威力」、トリデプスはプラチナで「横一列に 並ぶと どんな ポケモンでも 突破 できない。 そうやって 子供を 守っていた」と記されており、まさしく矛盾を体現している。
ただ実際の対戦ではラムパルドがじしんを持っている場合が多いためだいたいトリデプスが負けてしまう。
またトリデプスはタイプのせいで高い耐久をフルに活かすことが難しく、非常に
マイナーな部類に属する。
同じ化石ポケモンの中でも優秀な特性のよびみずを持ち高速再生技を覚える
ユレイドルの方が「ある意味トリデプスよりも砦」と言われることがあったり...。
そして第8世代以降は両者共々本編ではまったくお呼びがかかっていない
また
ポケットモンスター X・Yから登場する
ギルガルドも剣と盾を同時に持っており矛盾の要素がある。
両者ともOZに身柄を拘束された5人のガンダム開発者が共同開発した試作MS。それぞれ青と赤の機体を持ち、ヴァイエイトは遠距離での砲撃戦に特化した「
最強の矛」、メリクリウスは対照的に近接戦に秀でた武器を持つ、「
最強の盾」のコンセプトの元制作されている。
商人に聞くようなレディ・アンの「両者が戦ったらどうなるのか」という問いに開発者の一人ドクターJは項垂れることなく「パイロットの技量が高い方が勝つ」と回答している。
しかし作中ではOZの捕虜になっていた
ヒイロ・ユイが搭乗したくらいで、ヴァイエイトと敵対する描写は特になかった。
ゼルダの伝説シリーズの作品。
同作品の「時空の章」の「どくろダンジョン」の中ボスとして登場。サイキョウのたてで身を守りつつサイキョウのけんを自立飛行させて攻撃して来る。サイキョウのけんを移動でうまく誘導しムジューンに3回ぶつけることができればサイキョウのたて共々壊れ、そこからは突進で攻撃して来る。
第2話「土塊の魔王」に登場する、土を司る魔王獣。
姿形は
ギンガに登場したスーパーグランドキングによく似ているが、若干青みがかかっており、顔つきも初代
グランドキングに近い姿である。
主な武器は左腕の鉤爪と右腕の大鋏で、全身からエネルギーを放出し、周囲のあらゆるものを吹き飛ばすマガ一閃やそして胸部の発光体から発射するレーザー光線マガ穿孔などが持ち味。だが鏡面で反射されてしまうという意外な弱点がある。
装甲も非常に頑強で、オーブの猛攻を受けてもびくともしなかったが、反射した自身のマガ穿孔では風穴を開けており、SSP曰く最強のレーザー(矛)と最強の装甲(盾)は両立できないと揶揄された。
登場する仮面ライダーの1人。本作における6人目のライダー。『矛盾』という意味の名前を持つ新たなる仮面ライダー。
レベルは初登場の時点で驚異の50であり、ちょっと前に10〜20が出たばかりだと言うのに凄まじいインフレである。
手足の装備は攻撃を与えた相手の防御プログラムを一時的に停止させ、防御力を無視して直接ダメージを与える機能を持つ。その真価は黎斗の変身した仮面ライダーゲンム・ゾンビゲーマーLvXに対して振るわれ、今まで猛威を振るっていたダメージ無効化機能を強制的に無力化し、黎斗を変身解除に追い込んでいる。
ギアを切り替えれば全く戦闘スタイルが全く違う二つの形態に変身可能。
テレビ番組
2010年1月17日から2013年10月20日までフジテレビ系列で放送されていたバラエティー番組。
番組名通りまさに矛盾を体現した番組で、毎回矛盾の由来が述べられていた。
さまざまな対決が繰り広げられ、人気番組であったがネタ切れ感が時代を下るごとに増していき、スナイパーVSラジコンの対戦回において編集で勝敗の捏造を行っていたことが発覚し、
打ち切りとなってしまった。
追記・修正は矛盾を解決してからお願いします。
最終更新:2023年04月15日 01:32