地球(ドラゴンボール)
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更新日:2023/06/23 Fri 23:41:39
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概要
作中で主な舞台となる場所。この世の宇宙において、北エリアの銀河の辺境の地にある銀河星雲、太陽系に浮かぶ第3惑星の美しい星。第7宇宙の端っこに位置している。
破壊神ビルスの付き人の
天使ウイスからは「4032の緑の877惑星」と呼ばれている。
公転周期は1年(365日)、自転周期は1日。
ただ一つの衛星「
月」を持つが、作中では大猿化を防ぐために二度も破壊されている。
主人公の惑星ベジータで生まれたサイヤ人
孫悟空(カカロット)は、赤ん坊の時に地球上の生物を滅ぼすために送り込まれるが、孫悟飯に拾われその後崖から転落し頭を打ったことでサイヤ人としての凶暴さが消え穏やかな性格となり、そこから年月が流れ
ドラゴンボールを探し求めていた
ブルマとの出会いにより、全宇宙を股にかけるドラゴンボールの物語は始まることになる。
魔人ブウとドラゴンボールGTの
ベビーにより
消滅させられるが、ポルンガの願いによりいずれも
復活している。
種族
人間型地球人
最もポピュラーな種族。地球人の大部分がこの種族で、現実世界の人間とほぼ同じ姿をしている。
特別な能力を持つ者はほとんどいないが、中には武術に長けた者や超能力を持つ者、天才的な頭脳をもつ者もいる。
なお
天津飯は後に三つ目人という宇宙人の末裔であったことが判明している。
動物型地球人
見た目は動物だが、直立二足歩行を行い、喜怒哀楽といった感情を持ち、言葉を話したりできたりと、人間同様の行動ができる。
ウーロンやプーアル、シュウ、
兎人参化、国王などがこれに当たる。鳥山氏は「動物のキャラクターが多い理由は楽をするため」、「動物好きということもあるが、基本的には人間より安易にバリエーションが増やせるから」と発言している。
しかしサイヤ人編以降は出番が急速に減少していき、いつしか忘れられたものになりつつあったが、ゲーム「カカロット」ではブルマが10歳くらいの頃に「マジカル製薬」が開発した薬「アニマリン」使って獣人になるブームがあり、ブームが廃れた後に薬の効果が切れて人間型に戻った設定が追加されている。
モンスター型地球人
人間型と動物型のどちらにも属さない者。主な例としては、ピラフ大王や占いババの元にいたアックマン、ミイラくん、ドラキュラマン、スケさんがこれにあたる。
数は非常に少なく、地獄出身の者も存在する。
また上述の動物型地球人と同様に『ドラゴンボール大全集』7巻の説明によれば種類の違う者同士の子孫は生まれにくいため、徐々に個体数が減少しているものとされている。
戦闘力
基本的には戦闘力は高くない。重力が主人公の悟空が生まれた惑星ベジータの10分の1しかなく、
スカウターで測られた数値によれば、畑仕事などで体力も相応にあるであろう
農夫でも
5という1桁の数値しか出せていない。
サイヤ人としては最低クラスの戦闘力で生まれたカカロットでも大猿化すれば余裕で制圧可能と判断されるほどだった。
戦闘力を強化する変身などの能力も持たないため、原作終盤にもなると戦闘力のインフレからほとんど戦力にならなくなっていった。
ヤムチャや
クリリン、
天津飯、
餃子、は
北の界王の下で修行した時期があるものの、界王拳を習得できていない。
経済
通貨単位はゼニー。作中世界の共通通貨として認識されている。一部地域でドルや円が使われているところもある模様。
「銀河パトロール ジャコ」では、ゼニー円のレートは1ゼニー=1.5円とされている。
世界一の大企業であるカプセルコーポレーションのホイポイカプセルが世界中に広く普及しており、反重力エンジンを積んだエアカーや飛行機などが一般庶民にもある程度普及している。
そしてついにはタイムマシンの開発にも成功するなど総じて科学技術は現実世界よりも数段は高いと見られている。
環境面も現実の地球よりもある程度良好なようで、
ナッパからは「見たことがないぐらい素晴らしく、高値で売れる星」と称賛されていた。
その一方で都市部と地方の経済格差は非常に大きく、大都市では高層ビルが立ち並び工業など第二次、第三次産業が発達している一方で、地方では農業や放牧、畜産など第一次産業に従事している者も多く、ナムの村のように水道もなく生活用水が不足し飢饉に苦しんでいる地域もある。悟空の家がある地域は学校すら存在しないなど、教育格差もかなり深刻な模様。
政治
地球全土は、小さな国がいくつも合わさってできた一つの連邦制国家として統一されている。
それゆえに非常に広大であるため、大まかに東西南北4つのエリアに区分けされている。
だがレッドリボン軍編にて
ブルー将軍が
アラレちゃんにプロレスごっこで吹っ飛ばされた場所はエジプトのような場所であった。連邦の中にエジプトに当たる国がある可能性が高いか。
政治体制はキングキャッスルに住む犬国王が全権を握る絶対君主制だが、政策は概ね民主的なものとなっていて、立憲君主制に近いものとなっている。
国王が選挙により選ばれるのか、世襲制であるのかは不明だが原作第一話でブルマは「ずっと昔にドラゴンボールを集めた人物は王様になった」と語っているため、世襲制である可能性が高い。
あまりにも広大であるが故にガバナンスが行き届かないのか、都市圏から離れた場所ではピラフ一味、
レッドリボン軍などの犯罪者や集団も度々出現しており、特にレッドリボン軍は世界最悪の軍隊とも呼ばれ、悟空一行が干渉する前は警察でも対処できていなかった。
また未成年のブルマやマイが普通に銃を持っている描写があることから、現実の
アメリカなどと同様に銃社会であることが窺える。
しかし一方で国内で内戦などが発生している場面は見られず、サタンの声一つで地球上のほとんどの人間(果てはギランやアックマンまで)が
元気玉の作成に協力するようになるなど結束力も高い。これはバトル漫画のお約束として度々異星人に侵略や支配をされそうになるため、防衛問題が各国の共通意識としてあり、国という枠組みを越えて地球国として纏まる必要性があったからという説がある。
生物
動物、鳥、魚類などの水中に住む生物、昆虫などといった現実の地球に存在している生物以外にも、
恐竜も絶滅しておらず普通に生息している。
亀仙人のウミガメやプテラノドン、第一話で登場した
巨大魚、海賊洞窟の海底に生息していた巨大ダコなど、言葉を話せる個体もいる。
「
神と神 特別版」や
ドラゴンボール超ではその昔ビルスが昔一度地球に来た時に恐竜が失礼な態度を取ったので絶滅させたことが語られているが、上述のように完全に絶滅させることはできなかった模様。
また、ロボット工学やバイオテクノロジーによって作られた人工生命体も存在し、特に元
レッドリボン軍のマッドサイエンティスト
ドクター・ゲロはその類稀なる天才的な頭脳と極めて優秀な技術でそこらで拉致した不良姉弟を当時の
超サイヤ人をも凌ぐ戦闘力を持つ
人造人間に改造しており、さまざまな戦士の細胞を合わせて作られた
セルは一つの章のラスボスを飾ることとなる。
別宇宙の地球
第7宇宙の対に当たる第6宇宙にも地球は存在しているが、過去に人類がバカな争い(
核戦争か?)で絶滅し、荒廃した星となってしまっていたが、第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合後にビルスが超ドラゴンボールに願ったことにより、第7宇宙とほとんど同じ文化や環境を持つ星として蘇った。
追記・修正お願いします
最終更新:2023年06月23日 23:41