ゼロの使い魔とは、原作:ヤマグチ ノボル・絵:兎塚 エイジのライトノベルをアニメ化した作品である。
他にネットラジオ・漫画・ゲーム化がある。略称して『ゼロ魔』とも呼ばれている。
原作のライトノベルは、メディアファクトリー・MF文庫Jレーベルから。
本編は20巻(原作者死去のため、物語は未完結)、外伝は5巻刊行
原作者であるヤマグチ ノボルは、がんによる闘病生活を続けていたが2013年4月4日に死去(41歳没)。
…合掌
アニメ化は2006年7月から始まり、最新作の第4期が2012年1月より放送予定である。
アニメーション製作はJ.C.STAFFが担当。アニメ版については下の一覧表参照。
【TVアニメ一覧表】
シリーズ数 |
タイトル |
放送期間 |
放送局 |
第1期 |
ゼロの使い魔 |
2006年7月~9月 |
チバテレ・他U局 |
第2期 |
ゼロの使い魔 双月の騎士 |
2007年7月~9月 |
チバテレ・他U局 |
第3期 |
ゼロの使い魔 三美姫の輪舞 |
2008年7月~9月 |
チバテレ・他U局 |
第4期 |
ゼロの使い魔 FINAL |
2012年1月~3月 |
チバテレ・他U局 |
※チバテレ→旧名・チバテレビ(千葉テレビ)、2008年で改名。
ちなみにCSでは第4期を除きキッズステーションが初であり、ほぼ一、二週遅れで放送している。
このアニメは
お下がりものだったのである。ただし第4期のみAT-Xは製作委員会に参加している。
しかも2010年5月の『今月の新番組情報』では、当時唯一の最新作で、
テレビ東京より28日遅れで放送した「メタルファイト ベイブレード爆」がキッズステーションで放送済かつ、3年10ヶ月遅れのゼロ魔の下になっている。
シリーズ数 |
キッズステーション |
⇒ |
AT-X |
第1期 |
2006年7月7日 |
⇒ |
2010年5月6日 |
第2期 |
2007年7月13日 |
⇒ |
2010年8月5日 |
第3期 |
2008年7月17日 |
⇒ |
2010年10月28日 |
第4期 |
- |
- |
2012年1月7日 |
第4期はチバテレ、TVKより一日早い放送。
AT-Xでの放送は全シリーズ通して、通常枠で週1話・通常枠で週2話・ベルト枠ですでに3度放送されているが、
来る2011年の大晦日の日には、第1期~第3期全てを一挙放送。
【ゼロの使い魔シリーズ一挙放送】
放送時間は下記の一覧表参照。釘宮 理恵、日野 聡の二大声優をゲストにミニトークを、
合計39回放送。
タイトル |
放送日時時間 |
ゼロの使い魔(全13話) |
12月31日・07:30~10:30 |
ゼロの使い魔 双月の騎士(全12話) |
12月31日・13:00~18:00 |
ゼロの使い魔 三美姫の輪舞(全13話) |
12月31日・18:00~23:30 |
- アニメ本編の後にミニコーナーがあり、ガシャポンを使って出てきたカプセルの内容でフリートークを展開。
- それぞれのシリーズ中はCMは一切流れない。
アニメ本編第1話→(トーク→アニメ本編を繰り返し)トーク→アニメ本編最終回
- 大晦日なだけあって『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで・絶対に笑ってはいけない空港24時』など、特番等がぶつかってしまい、実況板が何度か落ちてしまった。
【放送リスト】
回数 |
放送枠 |
第1期 |
第2期 |
第3期 |
1回 |
通常枠・1話ずつ |
2010年5月6日 |
2010年8月5日 |
2010年10月28日 |
2回 |
通常枠・2話ずつ |
2011年1月31日 |
2011年3月21日 |
2011年5月2日 |
3回 |
ベルト枠 |
2011年4月7日 |
2011年7月14日 |
2011年10月7日 |
4回 |
一挙放送(※再放送なしの1回) |
2011年12月31日 |
回数 |
放送枠 |
第4期 |
1回 |
通常枠・1話ずつ |
2012年1月7日 |
2回 |
4回枠 |
2012年6月19日 |
果たして5回目はあるのだろうか…?
《主な登場人物》※一部ネタバレあり(それでも見たい方はクリックされたし)
【トリステイン魔法学院の人々】
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(声・
釘宮 理恵)
- この物語のヒロインであり、ツンデレである。授業で召還した平賀 才人を「バカ犬」と呼ぶが、密かに好意を抱いていた。声がシャナに似ているのは、同じ声優が担当しているためである。
『うるさいうるさいうるさい!』
実は…
『虚無』の魔法使いであり、第2期あたりでデレ始めるらしい。
平賀 才人(声・日野 聡)
- ルイズに召還されて使い魔になってしまった17歳の普通の高校生。何かとルイズにお仕置きされてしまう女好きのへタレだが、実は武器の使い手である。ちなみに『灼眼のシャナ』の坂井 悠二の声も同じ声優が担当している。
キュルケ(声・井上 奈々子)
- ルイズの同級生で、お色気担当のナイスバディな巨乳女。使い魔は火竜(サラマンダー)。何かとルイズに突っかかってきたり、才人に誘いをかけたりする。フルネームは『キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー』。
タバサ=シャルロット・エレーヌ・オルレアン(声・いのくち ゆか)
- ルイズの同級生で、眼鏡っ子でいつも本を見ている
森田さんは無口な長門 有希少女。使い魔は風韻竜(ドラゴン)である。第1期の第6話では、かなりマジな一面を見せている。ちなみに幼い頃は明るい性格で眼鏡っ子ではなかった(第8話の回想シーンから)。豹変した母親に苦悩したり、悪夢でうなされる事もしばしば。余談だが「まほらば~Heartful days」で空木 桜の声を担当した頃は、『猪口 有佳』と平仮名でなく漢字である。井口
ギーシュ・ド・グラモン(声・櫻井 孝宏)
- ルイズの同級生で、バラがトレードマークの女たらしのスケコマシ。使い魔は巨大モグラ・ヴェルダンデ。アニメ版ではかなり人気のあるキャラクターだったらしい。ちなみに第1期の最終回では、ある意味貢献した活躍をみせている。
モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ(声・高橋 美佳子)
- ルイズの同級生でギージュと一緒にいることが多い
負け組。使い魔はカエルのロビン。香水の錬金が得意で、また惚れ薬も練成したりもしてる。その惚れ薬でルイズがとんでもない事に…。
惚れ薬を飲んでしまったルイズは…
一気にデレた。(ただし元に戻ると、一気に激怒モードに。)
シエスタ(声・堀江 由衣)
- 機用で手際がいい17歳(井上 喜久子ではない)の
会長はメイド様。才人に好意を寄せている。第1期のOPでは、セーラー服姿の汗たらりのシエスタが見れる。実は例のアネ
オスマン(声・青野 武、第4期のみ島田 敏)
- トリステイン魔法学院の学院長で、セクハラ爺さんだが高名なメイジである。ただしアニメ版ではメイジとして活躍の場が少ない。年齢は100~300歳らしい。ハツカネズミを使い魔にしており、これを使ってロングビルの股座に潜入させ、パンツの色を物色したりしている。なお第4期の代役の理由は、2010年に脳梗塞で入院したためである。病状は快方に向かっていたが、2012年4月9日永眠、享年75歳。
ロングビル(声・木村 亜希子)
- トリステイン魔法学院の秘書で、オスマンにセクハラされまくりの23歳。「ミス・ロングビル」と呼ばれている、気品あるお姉さん風の女性。
だが、実は…
女盗賊フーケで、口調は少し荒々しい。第1期の第6話で魔法の杖(バズーカ砲)を奪うため、その正体を才人たちに明かした。第7話以降は眼鏡をかけている。また彼女の家柄やフルネームを知っていたのは、後でも触れるがワルドだけのようだった。…にも関わらずOPでは最終回まで、ロングビルが除外されず普通に登場している。蛇足として、レギュラーキャラが物語の中盤あたりで、実は敵だったという展開は『アスラクライン2』『Weiß kreuz Gluhen』『宇宙大帝ゴッドシグマ』などでも使われている。
ジャン・コルベール(声・鈴木 琢磨)
- トリステイン魔法学院の教師で、ほぼハゲ頭。『炎蛇』の二つ名を持つが、科学的な研究も行っている。
『ハゲキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!』『俺たちのハゲ』
ちなみにキャラクターソングも出ている。
【貴族連合レコン・キスタの関連人物】
フーケ=マチルダ・オブ・サウスゴータ(声・木村 亜希子)
- 第1期の第5話から登場した女盗賊で、土ゴーレムを生み出す「土くれのフーケ」。 OP、第5話はフードで素顔を隠している。第6話で才人にあっけなく倒された後にトリステイン王国の独房に拘束されるが、 ある男の協力で脱獄、貴族連合レコン・キスタの一員となり、ルイズ達の前に立ちはだかる。キュルケに「年増」呼ばわれされ「私はまだ23よ!」とムキになる一面もある。アニメ版の第2期以降には登場していないため、第1期の最終回で敗退したその後の消息は不明である。
蛇足だが、
原作ではトリステイン魔法学院の秘書になった経緯が描かれているが、アニメ版では一切触れられていない。独房から脱獄したのに、誰も突っ込みがなかったのも謎である『\アッカリーン/』。オスマンから受けたセクハラ…。
謎の男(声・?)
- 仮面をつけた正体不明の謎男。『同志を迎えに来た』と言い、土くれのフーケの脱獄を助けた張本人でもある。フーケと共にルイズ達の行動を監視したり、キュルケ達の前に立ちはだかり襲撃する。
その正体は…?
後でも触れるが、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルドである。
オリヴァー・クロムウェル(声・斉藤 次郎)
- 貴族連合レコン・キスタの総司令官で年齢は30代の半ばのいかにも悪人ズラな司教。 第1期の敵の黒幕的存在でトリステイン王国の侵略を企む。ただし平民出身のため、魔法は使えない。 その代用として「アンドバリの指輪」を使用して、クロムウェルを慕う国民や同じ貴族連合の兵士などの前で「虚無」を演じていた。 この指輪の魔力でキュルケ達を動けなくしたり、ルイズを操ったりしている。
その後…
第1期の最終回では、フーケが敗北して逃走、ワルドが虚無の魔法で消え去り、トリステイン王国侵略に送り込んだ兵士たちも倒され、完全に不利と感じて逃亡しようとするところをキュルケたちと鉢合せになり、アンドバリの指輪で彼女たちの動きを封じるも、たまたま通りかかったギーシュの加勢であえなく敗北し、トリステイン王国の独房送りとなった。なおクロムウェルは第2期にも登場しているが、アンドバリの指輪を奪い返したシェフィールドに暗殺される。
【第2期以降からの登場人物】
ティファニア・ウエストウッド(声・能登 麻美子)
- ウエストウッド村の出身のハーフエルフで巨乳キャラ。愛称は「テファ」。
実は…
戦闘で死亡した才人を蘇生したのは彼女である。
イルククゥ(声・井口 裕香)
- タバサの使い魔である風韻竜=シルフィードの人間した姿。実はメスだった事が判明された。キュルケ、ティファニアにも劣らぬ巨乳で、変身後は全裸である。
ジョセフ1世(声・小杉 十郎太)
- ガリア王国の国王で、虚無の魔法を使えるのだが、世間の間では「無能王」と呼ばれている。普段は一人チェス、人形を使った戦争ごっこなどをして遊んでいる。
実は…
貴族連合レコン・キスタと、総司令官であるクロムウェルを裏で操り、アルビオン・トリステイン・ゲルマニアの国々を翻弄するなど、裏で悪行を企てている鬼謀な王だった。またシェフィールドを使い魔にして才人たちを何度も襲撃している。第4期でも登場しており、ルイズたちとの死闘の末、シェフィールドと共に火石の爆発で死亡した。
シェフィールド(声・勝生 真沙子)
その正体は…
その正体はジョセフ1世の使い魔で、魔道具を操る『神の頭脳・ミョズニトニルン』。才人たちの前に立ちはだかる。第4期でも登場しており、ジョセフ1世と同じ理由で死亡した。
【その他・ゲスト等+α】
デルフリンガー(声・後藤 哲夫)
- 才人の武器。片刃の長剣で意思を持つ魔剣「インテリジェンスソード」。タメ口口調だが、頼りになる相棒的存在である。
スカロン(声・後藤 哲夫)
- 第1期の第7話に登場した「魅惑の妖精」亭の店長。ゴリマッチョなボディにオネエ言葉を使う。
『ウホッ!いい男』
娘に看板娘のジェンカ(声・樋口 あかり)がいる。ルイズは、この酒場でアルバイトをするハメとなった。
- トリステイン王国の王女で、ルイズが慕ってる。別名『ロイヤルビッチ』。アルビオン王国のウェールズ王子(声・山中 真尋)を愛していたが…。
オルレアン公夫人(アニメ版では『タバサの母』『タバサ母』)(声・土井 美加)
- アニメ第1期の第8話に登場。まるでゾンビのような醜いおぞましい姿で、人形を我が子にように可愛がっているというその狂気さは、視聴者にトラウマを与えかねない
キ◯◯イBBA。実の娘であるタバサには全く眼中になく、彼女にひどい罵声を浴びせたり、下手すればタバサ自身が死亡しかねない危険な任務をやらせたしたりしている。なお回想シーンに登場したオルレアン公夫人は、別人のような美しさである。『ママン、綺麗だよ』。オルレアン公夫人は第4期にも登場している。
なぜこうなった?…
第1期の第8話の回想から。「心を狂わせる水魔法」の入った毒入りの飲み物をタバサに飲ませようと企む貴族の男に気づいたオルレアン公夫人が、無理矢理タバサから取り上げて自分で飲んでしまったため。「投げ捨てればいいいんでね?」と突っ込まないように…。毒入りの飲み物を飲んだオルレアン公夫人は、毒の効果で狂気化してしまい、今の状況になってしまったのである。なお、タバサを狙った貴族はいうまでなく断罪されている。オルレアン家の執事であるペルスラン(声・田原 アルノ)は、今もその事を悔やんでいる。キュルケはタバサの家庭事情をこの時、知る事となった。
ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド (声・26歳・志村 知幸、青年時代・鈴木 達央)
- ルイズが「理想の王子さま」と慕っていたグリフォン隊・隊長のイケメン髭男爵。二つ名は「閃光」。ルイズに婚約を申し込むため、現れるが…。
実は…
実は貴族連合レコン・キスタの一員で、ウェールズ王子をルイズたちの目の前で殺害した悪い奴《ワルド=悪(わる)奴(ど)》だった。いわゆる腹黒ある。裏でクロムウェルがアンドバリの指輪を使ってルイズを操り、本人の意思とは関係なしで無理矢理結婚しようとしているところから、ワルドにとってルイズは利用するだけの存在でしかないと思われる。最終回では、ゼロ戦に乗った才人とルイズに戦いを挑み、ルイズの虚無の魔法で消し飛ばされる。その後の生死は不明である。なお、フーケの脱獄の手助けをしたのもワルドである。
新井 里美
- こちらは登場人物でなく、声優の新井 里美の事を示している。実は様々な使い魔役を演じている。
(演じた使い魔)
フレイム(キュルケの使い魔・サラマンダー)
シルフィード(タバサの使い魔・風韻竜=ドラゴン)
ヴェルダンデ(ギーシュの使い魔・巨大モグラ)
ロビン(モンモランシーの使い魔・カエル)
モートソグニル(オスマンの使い魔・ハツカネズミ)
『ババアキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!、黒子キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 』
1人何役という大役はのちの「キルミーベイベー」の『エトセトラガール』に発展する。
最終更新:2013年04月11日 20:13