[[【Wol】光の戦士にハァハァするスレ1…フリオニール×wol]]




……ズッ

秩序の聖域、鎮座する玉座に手をかけ体重を乗せ移動させる。
そこに隠された階段を下って行くと、もうとっくに見慣れた銀製の扉。
持っている鍵で錠を外し、取っ手に指をかけると冷えた感触に背筋が震えた。


「ただいま」

「あぁ、また食べてない。
ただでさえ筋肉が落ちてしまってたんだから少しでも体力をつけてくれ。
あなたの体調が悪くなってしまったら俺は正気でいられない。」

「フリオ……ニール……」

「ほら、水だけでもしっかり飲んで。あなたの好きな檸檬水だから」

「フリオニール、聞いてくれ…」

「日に当たらないからかあなたは相変わらず肌が白い。雪みたいだよ。」

「フリニール……頼む、私の言葉を聞いてくれ……」

「髪も声も指も爪先も相変わらず綺麗だ。……でも、一番綺麗なのは、あなたのその魂だ。」

綺麗だ。本当に綺麗だ。
こんなに綺麗だったら、きっと誰かに取られてしまう。

「あなたは俺だけの綺麗な人。誰にも触らせないし誰の目にも止まらせない。誰にも殺させない。」

「フリ…ぉ…」

ああ、何故あなたは泣き顔さえも綺麗なんだろう?
流れる涙さえも、世界中のどんな宝石よりも輝いて見える。


「愛してるよ、ウォル 」


大切な、大切な、俺のウォル


二度と俺以外を見ませんように。


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ギシギシと揺れる、簡易ベッド

自然光の入らない部屋の中、置かれたカンテラひとつが橙の光を行き渡らせていた。
不衛生さを全く感じさせない部屋の中は埃が見当たらない。
いっそ不自然とも言えるほど清潔なシーツの上、パサパサと長い髪を散らすのは銀白の髪の青年

俯いた顔。快感に眉根を寄せ、指先は白くなる程にシーツを握りしめていた。

「あっ、あっ、ぁっ、ぁっ!」
「気持ちいい?ウォル」

高く上げさせた白い尻に何度も腰を打ち付ける青年。
シーツに顔を埋めるウォーリアオブライトの髪に指を通し、優しく撫でて。

「ウォルの中、熱くてぎゅうぎゅう締め付けてきて、俺も気持ちいいよ。」
「ちが、ぁ…ぅっ…あぁ!」
「声も出るようになってきたし偉いな。」

フリオニールはウォーリアオブライトの女の様な細腰を掴み、勢いを付けてピストンを再開した。

「ひ、!ぅっ、や、あ!あっ、あっ!」

激しく腰を揺さ振られ、振動と同時にポタポタと唾液がこぼれる。
ウォーリアオブライトは赤く熟れた唇を閉じることも出来ず、シーツにだらしのない染みを拡げ続けている。

口を開かないようにと自分の腕を噛んで傷つけていたのは何時の話だったか、ウォーリアオブライトはとうに忘れてしまった。
そうやって腕を傷つければ、青年は自分の腕をナイフで斬りつける。
ここから逃げようとすれば、青年は自分の足を刺し貫く。
思い当たる対抗策がつき、力付くで抗った時は青年は自分のナイフを取り出して
「それじゃあ殺してくれ」と穏やかに微笑んだ。
実際その頃には、筋力の落ちてしまったウォーリアオブライトがフリオニールを力ずくでどうにか出来る
という話ではなかったのだが、青年は本気だったし、ウォーリアオブライトはそれに誘われるように
フリオニールの首を掴んでぎゅうと力を込めた。
しかし結局のところ彼には青年を殺す事は出来なかった。
何かに脅えるように目を見開き、身を震わせ、ゆっくりと手を離した後叫び声をあげて泣いた。
泣いて、泣いて、そうして泣き慣れていない身体は過呼吸引き起こして、その後は青年が適切に処置を行った。

仲間である青年の命と、自分の成さねばならない使命
目の前に居る青年と、今は亡きコスモスから託された想い。
二つを天秤にかけなければならないこの異常な事態はウォーリアオブライトの精神を圧し折るには十分であった。

「ウォル…」
「あぅ、あっ、ひ…!!」

貪られ続けた身体がとうとう力尽きてぺたりとシーツに落ちる。
ずるりと抜けたフリオニールの性器に先走りが絡みつくが、それは未だウォーリアオブライトのアナルから糸を引き
闇の中でぬらぬらと光を返していた。

「ちゃんと腰立てて?」

髪を撫でられ、触れてくる熱い指が今すぐにでも自分の体を欲しているのが解る。
ウォーリアオブライトが呼吸を整えながらうっすらと瞳を開けば、その先に映ったのは慈愛で満たされた青年の瞳。

「ウォル?」

「…フリオニール……君は…」

「…君は……仲間を、皆を騙し続けることなど出来ない。君はそんな酷薄な人間ではない……」

見上げてくる弱弱しい瞳すら、自分の劣情を掻き立てるには十分すぎるものだと理解していないあたりウォーリアオブライトは浅はかだ。
この情愛が爪先ほども彼に伝わっていないのだなぁとフリオニールはぼんやりと思う。

「まだ俺のことをそんな風に思っていてくれるんだ。嬉しいよウォル 」

「…ちがう、君は……」

「あぁでも、別に彼らはどうでもいいんだ。違うんだ。本質はそうじゃない。本質は……」

「フリオニール……」

「……そう。もっと俺の名前、呼んで……」

ウォーリアオブライトの耳元で囁かれた声は歓喜のあまり震えている。
熱を孕んだ舌をそのまま耳に這わせ、小さな穴に唾液でたっぷりと濡れたまま出入りさせる。
粘着質な音を立てながら抜き差しを繰り返しているとウォーリアオブライトはつぼみが段々とほころんで
花を咲かせていくような、そんな変化を見せる。その様がフリオニールには堪らなく愛おしい。
何度も何度も丹念に時間をかけてねぶってやれば、耐え切れないと言った具合に目を蕩けさせ
ひくひくと身体を震わせながら甘い声をあげる。

「ぁ、っはぅ、ぅ…」
「こんな事にまで感じるようになったなんて可愛いよ、ウォル」
「ふり、ぉ……しゃべらなぃ…れ…」
「あなたは淫乱だからここをずぽずぽされただけでイッちゃいそうだ……でも、」

ウォーリアオブライトが自力で腰を上げられないでいると
後ろからフリオニールに抱きかかえられ、そのまま腰を下ろしている彼にもたれかかる様な形で抱き起こされた。

「……ん!?うぅ、!ぅ」
「イクなら一緒が良い」

胡坐をかいた足の上に腰を下ろされ、重力に従い、深く深く繋がる。
先ほどの余韻でほぐれているウォーリアオブライトの中はずぷずぷと音を立てながら一気にフリオニールの物を食んだ。
思考がそれに追いつく前に、後ろから腰を抱き上げられ、一気に深く突き立てられる。

「ひっぃ、っ、ぅ!ふ、ふかい…!」
「大丈夫だよウォル、脅えなくても大丈夫……」

フリオニールはそのまま動きを止めず、ウォーリアオブライトの背に額を乗せ、体の欲するままに腰を揺らした。
ガクガクと揺れる度、水音がじゅぷじゅぷとウォーリアオブライトのアナルから響き渡る。
肉のぶつかり合う音と液体の跳ねる音が部屋に響いては落ちていく。

「んっ、んっ!あっ!あぁーっ!フリオ… !」

ウォーリアオブライトの体は揺らされているため、フリオニールの添えられただけの片手に何度も上下に性器を擦りつける様な形になる。
もう満足に言葉も発せないほどに喉を反らせて快感に喘いだ。唾液が伝い、瞳も虚ろに宙をさ迷う。


「…ウォル、」

背中にかかる上がった息を感じ、ウォーリアオブライトは涙を零す。
揺らされてそれは粒となり、自身の太股にポタリと零れ落ちた。
フリオニールは快感に眉根を寄せながらウォーリアオブライトの体を貪り続ける。

「……はっ…イク…!」
「んあぁ…!や、あっ…!やぁぁあ!!」

ラストスパートをかけウォーリアオブライトの身を激しく揺さぶると、きゅうと一際きつい締め付けが起きる。
訪れた絶頂にフリオニールも熱を中へと放つ。

「ぁー……ぁぅ、っぁー…」
「っ、ウォル…、きつい……」

ウォーリアオブライトの身体は情事の後、強張ったままの時間が長く中々弛緩していかない。
腹圧を無意識に掛けているようで、何時だってフリオニールの物を離さずに銜え込んでしまう。
それでもゆっくりと自身を引き抜いていけば、やはりというか、いたずらに刺激されてしまうせいで一度や二度の情交では熱が収まらない。

「何時まで経っても直らないな。」

フリオニールは優しく微笑むと、ウォーリアオブライトの身体を仰向けにして大きく両足を割り広げて抱え上げる。
未だ痙攣しているアナルへ自身の性器をぴたりと押し当てるればウォーリアオブライトはもう何も言わず
ただ静かに濡れた瞳でそれを見守っていた。

諦め、に似た感情なのかもしれない。

「……ふ、ぅ、ぅぁ…ぁー」

何の抵抗も無く、押し入ってくる性器。
体内の精液をこぷりと溢れさせ、ずぶずぶと、奥へ。
熱の塊は遠慮もせず中を擦る。ビクビクと腰が揺れ、息は荒いまま。
ウォーリアオブライトは、もう、言葉も無い。
だらだらと口端から零れる唾液を拭う事も出来ず、強く揺さぶれば、美しい顔を歪ませながら喉を反らせてただ喘ぐ。

「あなたのこんな姿、皆が見たらどう思うかなぁ、ねぇウォル?
あなたをおこがましく見守っているスコールやあなたに馴れ馴れしく接するオニオンナイトや
あなたに不必要なほどじゃれてくるバッツやティーダや、あなたと対等な関係で居ようとするセシルや……」

「あなたを殺そうとしたガーランド」

フリオニールはクッと笑いながら何度も白い尻に腰を打ちつけた。
打ち付けられすぎて、その白い肌は赤くなってしまっている。
フリオニールは片足を立て、ウォーリアオブライトの腰を掴み直し、さらにそのスピードを上げた。
やがて訪れた絶頂。
熱を全て放った後それでもゆるゆると中への出入りを繰り返していると
とうとうウォーリアオブライトはピクリと一瞬震えた後意識を手放した。
フリオニールはくたりと倒れた愛しい人を腕の中に抱き、柔らかな髪にそっと口付けた。

唇、鎖骨、項、背中、手のひら、内腿、足先へと……

散らされた赤い所有印は、その姿を消す前にまた、青年によって何度もその身に還り咲くのだった。





最低限の補足を。

フリオがトチ狂ってしまった原因

  • wolさんが誰も見ようとしていない
  • 戦い命のwolさんに、想いを告げないことに決めていたフリオだったが……
  • 皆が飯を食べてる間に一人水を汲みに行ったwolさんを心配でこっそり追いかけていたら
wolさんとガーさんの密会現場を目撃(特に何をしてたわけでもなく)
  • 今まで見たことが無い、笑顔でいるwolさんを見てしまい、フリオの中のwolさん像がぶち壊される。
  • やがて、裏切られたという思いが強くって、純朴フリオ終了のお知らせ
  • wolさんに対する想いを恨みに変えたくない為、ガーランドに殺されそうになっていた、と本気で脳内変換
です。

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最終更新:2009年04月30日 05:25