【Wol】光の戦士にハァハァするスレ3…ジェクト×wol


 叩きつけるようにしてジェクトの腰骨がその白い肌に衝突すると、その熱と波が繋がっている場所から押し寄せたように、
小さくウォーリアオブライトは呻いた。
ぐったりと胸を床につけて臥せ、ただ尻だけをジェクトの手で引き起こされた形のまま高く上げられて。
もう一度突いた時に反射的に喉から零れた声をすくい上げるように、手を伸ばしたジェクトはウォーリアオブライトの顔に触れた。
「声、ガマンしてんのか?」
噛み締めた唇を親指で押し、それから少し体を離すと細い腰を掴んで持ち上げながら一気にぐるりと反転させる。
その動きでジェクトの雄に胎内を強く抉られ、青年は強く目を閉じながら喉を逸らした。
「は……、っ」
呼吸程に唇を割った微かな喘ぎと共に、血の気が浮かび上がるように滑らかな頬に赤みがさす。
ぐ、と再び強く性器をねじ込む動きにつれて、繋がっている場所からとろりと情交の証が白くとろりと溢れ落ちる。
ニヤリと笑ってジェクトは目を閉じたウォーリアオブライトの頬をぎゅうと指でつまんだ。
「ちゃんとイイ顔できんじゃねえか。……あんまり氷みたいな顔してっから、実はてめえもイミテーションなのかと思ったぜ?」
「離、せ!」
眉を寄せた青年がジェクトの腕を手の甲で払い、逆の手で一気に喉を掴もうと狙う。
「おおっと」
もう動けずに大人しくしていたのかと思えば、攻撃の隙を窺っていたに過ぎなかったようだ。
ジェクトは大仰にのけぞって見せると、空を切ったその手首を掴んで床に押し付ける。すぐ側に落ちているジェクトの剣の柄に
向けて伸ばされた手も同様に捕まえ、先に押さえていた手首と纏めてやった。
「残念だったなあ。俺様にヤられて弱ってなかったら、状況ひっくり返せただろうがな」
セックスは意外と気力体力無くすんだぜ?と笑って見せれば、無理やり体を繋げられたままのウォーリアオブライトがまだ戦意を
失わない目をする。武器防具を奪われ、信じられない程深く身体を貫かれ、それでも気高いその目。
「眩しいねぇ。流石だ、って言ってやるよ。……上等だ」
言って、ギリギリまで引き抜いた雄をまた強く埋め込む。
だが、今度はウォーリアオブライトも僅かに胸を震わせただけで、残りの全てを唇を噛んで耐えた。
「楽しめよ。感じてんだろ?……どっちでも、手加減する気はねぇがな」
笑うジェクトをウォーリアオブライトは見上げて、小さく「感じ……?」と言葉の意味を辿るように呟いた。
「おいおいおい、マジかよ」
両の手首を床に縫い止めたままで器用に肩をすくめてみせながら、ジェクトは今度はゆっくりと身体を動かしてみせる。
「ぅ……ぐ、っ」
ぐ、と後孔の中の一点を突けば、腰が引けたようにウォーリアオブライトの腹が震えた。
「さっきから教えてやってんだろ?その感じだよ。……追って見ろ」
「……断……る」
「まあ良いけどよ。どっちでも、なぁ!」
急激に、そして断続的に狭い孔を幾度と無く突き上げられ、屈曲させられたウォーリアオブライトの足が震えて床を蹴る。
それでも限界まで声を押さえてみせた彼の姿に、ジェクトはひゅうと口笛を吹いて賛辞の代わりにした。
 両足に痙攣の余韻を残し、手首に指の跡を鮮やかに刻んだままで、けれども青年はその目に絶望も恐れも見せてはいない。
まだ呼吸も荒く、情交の名残に上気した胸から首にかけての甘やかな肌の色を露にしていながらも、全身をどちらのものかも
解らない白濁に汚しながらも、その顔は既に冷静さを取り戻しはじめていた。
どうやらまだ動く事は出来ないらしいその顔を指の背で撫で上げると、ウォーリアオブライトは不愉快そうに目を細める。
だがその表情の変化は、この至近距離でよく気をつけていれば解るという程のものでしかない。
「お前、ほんとに人間か?まだガキなんだから、もっと思ってる事顔に出しても、いいんじゃねぇのか」
「子供ではない。それに……今考えるべき事など、秩序を守る術以外には、無い」
もう震えてもいないその声。苦痛と快楽を堪える為に瞳を見開いていたあの顔も、もう遠い。
確かに涙を零しそうな目をしていたのに、それさえも鮮やかにぬぐい去った氷の瞳がジェクトを見上げる。
「てめぇなんざ、俺様にしてみりゃあまだまだガキだっつってんだよ」
「私は戦士だ、子供ではない。もしそうだとしたら……お前は子供にこのような事をするのか」
強い視線が繋がったままの下腹部を見るので、ジェクトは思わず後頭部をガシガシと掻いた。
「いや、これは……お前が誘うような顔するからよぉ……、じゃ、ねぇ!」
言って、ジェクトは頭を横に強く振ってから己の性器をずるりと抜く。
一気に零れ落ちるぬるついた大量の精液とともに、その瞬間だけウォーリアオブライトの冷静そうな表情の中には、
先刻までの熱の名残が緩やかに見て取れた。
「あるんだろうが。お前の中には、ご大層な秩序の旗印以外のもんも、よ」
コスモスの名の下に、彼が果てなき戦いに挑んでいる姿を遠目に見て来た。まだ若いのであろう青年の顔はいつ見ても
冷静そのもので、己が敵の身である事を差し引いても微かな笑顔さえも見た事は無かった。
だから両の頬をつまんで、軽く上に引き上げてやる。
「嘘でもいい、これからもあいつらのリーダーやってきたいって思ってんなら笑顔の練習でもしてみやがれ」
「……この手を、離せ」
頬を捕らえられてくぐもった声が、初めて困ったような色を纏いつかせていた。
敵対している筈の男の奇妙な行動への不審。それはそうだろうと、ジェクトでさえも思うこと。
「なあ。秩序の奴等の中で、俺のガキに気ぃ使ってんだか何だか知らねぇが、俺様に最初から本気で殺しに掛かって来たのは
お前だけだったんだよ」
「世界の為、私は立ち止まるわけにはいかない」
ゆっくりと下ろした手で、頬を摘んだジェクトの手を軽く払ったウォーリアオブライトは真っ直ぐな目をして言う。
それは彼にとって当然の事であるのだと。
「お前ならそうだろうよ。……愉しかったぜ?戦いも、セックスもな」
「それらは楽しむような類いのものでは無いだろう」
また僅かに顔をしかめるその様が可愛いとでも笑ったら、もっと嫌な顔をするのかもしれない。
――ま、それは次の機会で良いか。表情隠されても、つまんねぇしな。

「なぁ」
わざとらしく真っ直ぐに目を見てやれば、挑むような目がジェクトの中の闇を突き抜けて命の中心を見晴るかすように見返してくる。
「またやろうぜ」
戦いも、セックスも、どっちもな?
お前は一体何を言っているのだと言わんばかりのその顔が、良いと思った。




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年11月15日 00:35