【Wol】光の戦士にハァハァするスレ3…ジェクト×wol 


 無機質にも見えていた顔から、僅かでも感情の欠片を暴くのは楽しい。
初めて捕らえて組み敷いた時とは違って何をされるか知っているからか、コトに至る前に一層激しい抵抗を受けはしたが、 それもまたジェクトにとっては愉しい事だった。
下腹を両手で押し返そうとする力任せの抵抗に向けて視線を向け、身を屈めてから耳元に囁いてやる。
「いい加減諦めろや。もう入っちまってるんだしよ」
柔らかく解けた孔に性器を押し当て、先だけ軽く抜き差しを繰り返してやるとウォーリアオブライトは奥歯を噛み締めたようだ。
「……っ!」
体の内側から生まれる熱を拒否しようとするかのように浮かび上がった表情が良かったから、今日は入れるまでに指と ポーションをたっぷり使って、自分の自制心に感心する位後孔を慣らしてやった。
指を抜くと絡みつこうとする粘膜がたてた水音までもが甘くなったのを見極めてから、こうしてやっと亀頭の先だけを突っ込んで。
「体みたいに素直になれないもんかね。中ぁ、ヒクついてんぜ?」
だから奥まで欲しいと言えと要求すれば、ウォーリアオブライトはザナルカンドの高い空のような色の瞳に怒りとも 戦意ともとれる強い光をさっと溢れさせた。
「何故……、私がそのような!」
「そうかい。まだ素直にはなれねぇ、ってか。いいぜ?どっちでも手加減とかできねぇからよ」
不敵に笑い、押し返そうとする両腕を掴んで肘から手首を獣のように舐めてやれば組み敷かれた体が驚愕したように 一瞬もがくのをやめる。
ひたすらに強気に出るかと思えば、唐突に生娘のような奇妙な一面を見せるその様が面白かった。

 だからそのまま肘を掴んで体を持ち上げ、座ったジェクトと向き合う形で抱きかかえるように腿の上に引き上げて、顔を見ながら殊更にゆっくりと体を落としてやる。
「な、っ……っ!、う、あ!!」
床に着いた脚で抗おうとする僅かな抵抗に反して、解かされた後孔にズブズブと太い雄が飲み込まれていく。
ジェクトの目のすぐ前で、微かに開いた唇の隙間から呼吸を熱く潤しながら。
「ほら、その顔だ」
全て飲み込んだ瞬間薄紅を差したように上気したその頬は、普段のウォーリアオブライトの冷たささえ感じさせる表情を確実に消し去っている。
己の内側から暴き出されて行く未知の感覚に、怯えとも羞恥ともつかない揺らぎを初めて滲ませて青年は小さく首を振った。
「否定の言葉なんざ聞きたくねえよ。アンアン喘ぐか、素直にもっと寄越せっつうか……どっちかにしな」
口にされかけた拒否の言葉を聞く気など微塵も無く、ジェクトはウォーリアオブライトの体を優しく持ち上げ、そのまま力任せに落とした。
「っ……!、う」
「惜しいなあ?」
甘くはないが喘ぎになりかけた呼吸を捕まえるように、その白い首を獣のように甘噛みする。
噛みながら後孔の奥深くを抉るように強く幾度も突いてやれば、粘膜の筒がビクリと快楽の予兆にジェクトを締め付ける。
「……くっ……あ、っ」
もう少しだ、そう直感したジェクトは首を噛む力を少し強めながら、手首を纏めた手を片方放してウォーリアオブライトの性器をやんわりと刺激してやった。
「なッ、やめ、……は、っ、ん…、ん、うっ」
眉を寄せた苦痛の表情とは対照的に、零れた喘ぎは抑えられた密やかさでありながらどうしようもなく扇情的だ。
加えて、ジェクトの雄を飲み込んだ後孔がその声以上に快楽を求めて甘く締め上げ、熱くひくついている。
「その調子だ……ちゃんと感じて、全部受け止めやがれ」
「あ……、あ、あっ!」
純粋な甘い声。
攻めるものの腰の奥を直撃するようなその喘ぎが、堰を切ったように溢れて止まらなくなる。
それでも抗おうとするように閉じようとした太腿が、かえってジェクトに絡みつくように跳ね上がった。
「はっ、あ…、っあ……!んッ…」
青年が達した瞬間に強く震えたその内壁の心地よさに、ジェクトもまた遠慮なく深い場所に放つ。
もはや震えるばかりの手首を掴んでいた手を放して背中に回させると、すがりつくと言うには弱い力がジェクトの背の古傷の上をなぞった。
 抱き締めて頭をわしわしと撫でてやったのは、あまりの事に放心したようにジェクトの肩に頭を乗せて動けずにいるウォーリアオブライトが幼く見えたからかもしれない。
「良かったぜ?」
お定まりの言葉だが、そこに嘘偽りは少しも無かった。
こんな言葉で喜ぶ相手ではないと解っていればこそ、真実は伝えてやりたくなるものだ。
頭を撫でる手を払おうとするかのようにぴくりと指先を動かしたウォーリアオブライトは、結局動けずに目を閉じてしまった。
「ジェクト……一体この行為は、何なのだ」
喘ぎに嗄らされた声が耳元で響き、ジェクトの雄を反射的にまた持ち上げかける。
そのまま第2セットに移行しなかったのは、その言葉の内容故だ。
「はあ?」
「……戦いではなく、拷問でもないようだ。これは……お前の世界の儀式か何かなのか?」
未だに力の入らないらしい顔を僅かにあげ、ウォーリアオブライトはそう問うた。
「ああん?お前、まさかセックス知らねえとかそう言う」
「せっくす……、ああ」
そう言えば前にも言っていたなと呟いた声は、解っている感が1パーセントも感じられない。
――なんだこの状況。ジェクト様に対して逆羞恥プレイかよ。
そう思いつつ口に出さなかったのは、一応の優しさと言えるものか。
「どうも妙な反応見せやがると思ったら、どんだけ世間知らずなガキだ、お前は」
何とも言えない決まり悪さにわざと顔をしかめると、ウォーリアオブライトは微かに息を吐いた。
「前に。……お前が私にしたことを、試してみたが何も感じなかった。だから儀式のようなものなのかと思っていたのだが」
お前のその様子では違うようだな、と呟いた口振りは生真面目極まりない秩序のリーダーのものではあるが。
「いやお前今なんつった」
――自分で試してみたってナニをだよ!
色々と艶やかな独り遊びを想像して、ジェクトは頭を抱えそうになった。
「……きっと、皆が知っている事だったのだろうな」
問いには明快に答えずに、ふ、と小さく息を吐いた青年は、崩れそうになる体を起こして立ち上がろうとする。
脚の間を白濁がねっとりと伝っているのに、もうその表情には快楽に酔う甘さも、一瞬見えた気がする憂いも、既に見えなかった。
しかしその膝に明らかに力が入っていないのを見て、ジェクトは苦笑して腕を引っ張り、抱きかかえ直してやった。
「あぶねぇよ。しばらく、そのまま座ってやがれ」
思わずまたその頭を撫でてしまったのは、何故なのだろうか。
ジェクトに敵意が無いからか、純粋に今は朦朧としているのか、ウォーリアオブライトは特に抵抗らしい抵抗を見せない。
諦めている訳でもないのだろうが、その目はもう次の戦いでも見据えているのだろう。
――こいつは、死ぬまでこんなツラして生きてくのかよ。

 そう思ったら腹が立ち、思わずその頭のてっぺんを平手でぱしりと打っていた。
「!っ、何を!!」
微かに見開いた目。
年相応というには、まだまだ甘いのだろうがジェクトはそれを許容してやる。
「ちっと休憩したら、もう1回ヤらせろ。……そしたら、お前の仲間も知らんようなコトまで優しく教えてやらない事もねぇ」
言えば、ようやく固い表情に僅かな朱が蘇った。




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最終更新:2009年11月15日 00:45