Vol 5「キヤノンEOS10QDの液晶画面にイルミネーターを付ける」


以前、ミノルタXEbのフィルムカウンターにバックライトをつけて暗所でも見えるようにしたという記事を書きました。夜景で使うときにフィルムカウンターが見えないのを何とかしたいと。
その後、EOS10QDでも夜景を撮影するようになり、ここで似たような問題が起こってきたと言うわけです。
EOS10QDの液晶画面は単なるフィルムカウンターではありません。露出補正もここに表示されます(まだファインダー内に表示されるようにはなっていません)。

と言うわけで、このカメラにもLEDを組み込んでみました。
点灯スイッチはレンズ着脱ボタン兼用としました。押しただけではレンズは外れないですから問題ありません。

トップカバーと液晶ユニットの間の非常に狭いところにLEDを取り付けますので通常の3mm球はおろか点発光型でも大きすぎて入りません。そこで、チップ型LEDを用いています。
鉛筆の芯と比べるといかにチップLEDが小さいかわかりますね。半田付けはかなりのスキルを要します。(最初は直列に複数のLEDを繋げようとしましたが極めて高度な技術が要るのと1灯でも十分な明るさだったので1灯にしました)
これを適当な赤リード線(+4Vくらい?)から引き回して、レンズの着脱ボタン(GND)に繋げています。4Vでは電圧が高すぎますので(LEDが発熱・変色する)50オームほどの抵抗をかませます。

どちらも実際よりやや明るく写っていますが実際の明るさでも暗くは感じません。
EOS-1NのEL照明のように均一ではありませんが見えはさほど違いませんね。
これは大成功です。




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最終更新:2008年06月13日 03:13