TLE2082CP / Texas Instruments

Excalibur™ 高速JFET入力OPAMP

1992年製
タイプ BiFET
電源電圧 ±2.25V~19V
GBW 10MHz
スルーレート 45V/us
Vn 13nV@1kHz / 28.5nV@10Hz / Corner:150Hz
開ループ利得 91db
消費電流 2.9mA
出力電流 45mA
オーディオ向け -
ボルテージフォロア
オリジナルベンダー Texas Instruments
現行品/廃止品 現行品

型番・記号の意味:
TL - テキサスインスツルメンツ社の製品接頭記号
E - Excaliburシリーズ
2082 - 品番(下1桁が回路数を表す)
C - 商用温度範囲(摂氏0~70度)
P - PDIPパッケージ

TLE2082はTIの誇るExcaliburプロセスで作られたJFET入力のオペアンプでTL082の上位版です。 TL072 に対するTL082同様、TLE2072が低雑音版でTLE2082が非低雑音版ですが、実際にはどちらでも使用上問題ありません。1回路版はTLE2081です。

GBWやゲインは並ですが、SRがかなり高い上出力インピーダンスが大きい(80Ω)ため発振しやすい品種です。
手元にあるものは天面が光沢のある初期生産分です。
型番が似ている NJM2082 とは関係ありません。NJM2082はTL082の改良品ですがTLE2082は設計上はTL082との関連はありません。

低音の響きがかなりあります。ノリよくエネルギッシュな音作りが特徴と言えます。
この品種はスペック上は比較的低電圧でも動作するように書いてありますが実際はそれなりの電圧を与えないとすぐに出力がクリップしてしまいます。また計測したところ出力オフセット電圧が LF353 を上回りました(LF353が30mV、TLE2082が38mV)。JFET入力にしては入力バイアス電流がかなり大きいことが関係していると思われます(この点に関してはTL072と比べて大きく劣る)。


テキサスインスツルメンツのOPAMP



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最終更新:2012年11月18日 04:46