OPA2604AP / Texas Instruments
FET入力・低歪デュアルOPAMP
2009年製
タイプ |
BiFET |
電源電圧 |
±4.5~24V |
GBW |
20MHz |
スルーレート |
25V/us |
Vn |
10nV@1kHz / 26nV@10Hz / Corner:200Hz |
開ループ利得 |
96db |
消費電流 |
10.5mA |
出力電流 |
35mA |
オーディオ向け |
○ |
ボルテージフォロア |
○ |
オリジナルベンダー |
Burr-Brown |
現行品/廃止品 |
現行品 |
型番・記号の意味:
OPA - バーブラウンのオペアンプ製品の接頭記号
2604 - 品番(先頭の2は2回路を表す)
A - 改良型
P - PDIPパッケージ
バーブラウンのJFET入力の高速オペアンプです。
やや古い製品で、数値性能は新型のオペアンプにはかないませんが、独特の音質から高級オーディオ用オペアンプとして人気があります。
高速・広帯域ながら優れた安定性を持っており、比較的単純な回路でも動作できます。
1回路版はOPA604です。
音はやや低音が強いようです。飛び込んでくるような量感とスピード感があります。
解像感はさすがのものです。かつ尖った疲れるような音を出さないところもよくできています。このあたりが高級品の風格たるものでしょうか。
OPA2134
と比べると音の響きがよく、濃厚な感じです。個性が強く、忠実さより「直感的にいい感じの音」を出すことに秀でている製品だと思います。
消費電流が10.5mAと大きく、電源電圧が±4.5Vからなのでバッテリーで動作させるのが難しいです。(ただし消費電流10.5mAは±15V時の値なので、低電圧時はこれより低くなります。)
600Ω負荷OKと書かれていますが、5532のようなドライブ能力を期待してはいけません。
テキサスインスツルメンツのOPAMP
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最終更新:2012年11月18日 04:53